浜口です。週末ですね。テツの話を。
これは2018年1月、年明けの時の話。当時の私は名古屋に単身赴任中でしてね。東京でお正月を迎え、赴任先の名古屋に戻るところ。まあこういう長めの休暇がとれるタイミングでは、新幹線で一路名古屋などという、ありきたりの戻り方は可能な限りしないんですね。もったいないから。
ということで今回はまずは、中央本線経由で帰ることに。まずは特急「あずさ」で新宿から甲府まで。ここまでは特筆すべき話。目玉は甲府から先なんですね。身延線特急「ワイドビューふじかわ」に乗って、富士山を見ながら静岡に向かう。静岡ではかの「日本平ホテル」に一泊して名古屋へ。こんな帰り方をしてみました。なかなか味わい深かったな。
Wikiによれば、身延線は駿河湾沿岸部から甲府盆地にかけて、富士山と赤石山脈(南アルプス)に挟まれた富士川の流域を走る山岳路線。路線総延長88.4 kmだから、長くはないな。当方これまで、この線を完乗したことはなかった。まあ、甲府から清水・静岡まで、仕事で移動することはまずないからな。楽しみではあるが・・・早速乗って見ることに。
甲府駅にて。身延線特急「ワイドビューふじかわ」に乗りこむ。3両編成。指定席1両と自由席2両。まあこの区間は、車で移動する人が多いのかな。電化はされているが、3両編成の特急はちょっと寂しい感はあるな。
甲府から身延にかけては、おおむね、こんな鄙びた車窓が続く。きれいだけど、比較的単調だな。
身延あたりから、進行方向右側に富士川を望む景色が。但し、架線や草木など遮るものが多く、富士川が綺麗に見える部分は多くない。これは奇跡的に、富士川が綺麗にとれたケース。この写真撮るの、本当に苦労したよな。。
富士宮の手前当たり。富士山が見えてくる。こんな感じ。東海道新幹線よりも至近距離で見えるせいか、迫力あるな。
特急「ワイドビューふじかわ」は、とても特急とは思えないような低速度で、ゆっくりゆっくりと走ってゆく。おそらく当方が経験した特急の中では、最も低速走行なのではないだろうか。でもだからこそ、景色を堪能できるというもの。急ぐ旅ではないし、そもそも路線が短い。う~む。これでいいのだと、思った次第な。
さて
身延線特急「ワイドビューふじかわ」の車窓を楽しむコツを。晴れた日の午前中の列車に、静岡・清水から甲府に向けて、指定席A列を予約するべし。当方はこの逆コースだったので、車窓が見えづらかった。特に富士川に沿ったコースはキツかった。で、富士山が見えるのは、基本的にはD列で、15分程度かな。その時だけは自分で動いて、富士が良く見える座席を探してくだされ。この列車の乗車率は概して低いので、車内での座席移動は問題ないと思う。
静岡駅に到着。今日の宿、日本平ホテルの近くにロープウエイがある。チェックインにはまだ時間があるし、「ロープウエイがあるなら、それには必ず乗るべし。車窓見て後悔するケースは、ほとんどないから」という当方の経験則から、日本平ロープウエイにも乗ってみた。片道10分程度を往復。まあ車窓、きれいだったけどな。乗ってみた価値、大ありだった。
ここが日本平ロープウエイの一番の見せ場かな。駿河湾を望むが、手前、下のほうに白く見えるのは、イチゴのビニールハウス。ここは久能山。もう少し暖かくなると、久能山の石垣イチゴが取れる地域らしい。訪れたときは1月だったので、石垣イチゴを見ることは叶わなかった。但しその分、今日明日と天気は実に良かったため、日本平からの景色は十分堪能できた。
さてこれから、日本平ロープウエイの駅まで送迎にきてもらい、今日の宿、日本平ホテルに向かいます。楽しみだ。次回に続く。