原油暴落!これは日本株に、思わぬプレゼントか?

浜口です。

原油は・・・これは暴落といっても差し支えないでしょうね。ざっくりと、WTI、長く100ドル以上で推移していたものが、足元でなんと、66ドルと!

理由は中国の景気減速、アメリカのシェール開発加速に加え、OPECの調整がうまくいかない。まぁその辺は専門家の分析にまかせたいですが。。。。OPECの調整がうまくいかないのは、1980年代もそうでしたね。デジャブだな。

日本株には、嬉しい話。黒田日銀のサプライズ追加緩和、消費税増税先送り・解散総選挙。これだけでも素晴らしいのに、ここにきて、原油安という大変なプレゼント!最高ですね。まあ業種によって温度差はありましょうが、全産業を見た場合、概して、ポジティブ。

当方もたまにこのコーナーでコメントしてきた、日本郵船。円安メリット+原油安メリットのダブルバズーカで、さすがに株価、動き出してきた。楽しみになってきたなぁ。どうなるか。

株式投信・個人の売りが膨らむというが・・・

浜口です。

株、個人の売り膨らむ。投信、流出月間最大上回ると。

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当方、思わずニヤッとしたんですが・・・この売却した人たち、特に投信を売却した人たち。ここもとの黒田日銀、安倍首相の行動、それがもたらす相場へのインパクト、きちんと理解して行動してるんだろか。単に大幅高したから、売却してる向きが少なくないのではないか。となると今後は、上昇相場が続くのを見てたまらず、買い戻すことに、なるんだろうなと。

新聞記事には、以下の記載も。「売り越し基調については、自らが感じている国内景気の現状と株価の上昇の勢いに格差を感じている個人が多いことも売りが膨らんだ一因と」

まあその通りなんでしょうね。国内経済の状況、個人は景気が悪いと認識する一方、上場しているような大企業の考えは異なる。というか、逆。

ようやくデフレ脱却、ここからため込んだ手元キャッシュを用いて、ここから経営・投資を積極化したいと考えている企業が多い。

個人の景気に対する皮膚感覚と、企業が考えているところが、異なっているケースが多い。そこのところが理解できていないと、この相場には乗れないでしょうね。当方はそう、感じるけどな。いかがでしょうか。

消費増税先送り・衆議院解散、外人投資家が評価と

浜口です。

11月16日付け日経ヴェリタスの表紙の一部を。消費増税先送り・衆議院解散について、外人投資家が高く評価していると。この写真から文章、一部、読み取れますよね。

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消費税増税が、外人投資家にどう映るか。安倍首相にはそれが、非常に怖かった。

だからでしょう。先々週のいつだったか、日本株の場が立っているときにわざわざ、消費税増税の話がリークされた。おそらくは自民党筋からでしょうね。反応を見たかったんでしょう。するとこの日の後場、この話が伝わって以降、相場は急上昇、日経平均は300円超高で終った。これで安倍首相は、消費増税先送りに自信を持ったんでしょうね。

また今回の日経ヴェリタスには、解散総選挙について、こうも整理されている。

再増税延期なら、社会保障税一体改革をめぐる自民・公明・民主の3党合意の骨格の修正だ
。解散総選挙で信を問う旗印にもなる。11月17日のGDP速報値の発表直後に再増税延期を決め、間髪入れず年末総選挙に打って出る作戦が視野に入った。

まぁ、その通りなんだろうな。違和感ない見解ですね。来週からの相場が楽しみ。一部で過熱感を指摘する向きもあるが・・・まあこれだけ上がったので、さすがに一時的な相場下落は十分あり得ましょうが・・・その程度の話でしょうね。

ただ外人投資家が本件を高く評価しているとは言え、10月以降は既に、外人投資家は空前の買い越しになっているわけで…その点は、頭の片隅に置いておく必要はありましょうね。

キャッシュリッチ企業による自社株買いの期待

浜口です。

今日、2014年11月12日付け、SMBC日興証券発行の日本株ストラテジーレポートを読んだ。この中に、参考になった記事がありました。それは下記。

日銀は追加金融緩和に踏み切り、オープンエンド(期間を限定せず)で金融緩和を実施すると明言したことから、インフレ定着の角度が高まった。

マクロ経済環境がデフレからインフレへと転換することは、キャッシュリッチ企業が余剰資金の有効活用(自社株買い、増配、M&A、設備投資)に乗り出すインセンティブになる。実際、今年の実績で見ても、自社株買いの設定金額や増配発表企業数は着実に増加する形となった。ROE重視の潮流が強まる中では、この傾向がより強固になると見込まれる。

確かにその通りでしょうね。となると今後の日本株の買い主体として期待できるのは、外人投資家、国内投資家、日銀、GPIFなどに加えて、キャッシュリッチ企業の自社株買いも。そんな理解でいいんだろなと思います。

デフレ脱却からインフレへ。これまでのデフレ局面で企業がため込んだキャッシュが、いよいよ出番に。これにより企業活動、いろんなことが活発化へ。様々なことが、好循環につながる。良い話だよなぁ。そんな感を強くした次第です。

とりとめがなくなりました。この辺で。

アメリカ4年に1度の中間選挙後は、株高のアノマリーと…

浜口です。

今日の日経ヴェリタス。大和証券の木内氏のコメント。アメリカ4年に1度の中間選挙後は、株高のアノマリーがあると。これでいくと2015年4月には、NYダウ2万ドルに届くイメージになると。ここに書かれている記事内容について、当方は、違和感はありませんけどね。

まぁ詳しくは日経ヴェリタスをお読みいただきたいが…やはり来年にかけての日本株、楽しみとしか言いようがないなぁ。当方はそう考えますけどね。

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株式投信の解約が急増していると言うが…

浜口です。

昨今の急激な円安株高を受け、投資信託の解約が相次いでいるらしい。ネット銀行ならともかく、通常の銀行で投資信託を売却するためには、窓口まで出向かなければならない。ゆえに銀行の窓口がごった返していると言う話です。

ちょっと失礼な言い方をしますが…銀行で株式投信、特に日本株の投信を買っていると言うのは、まぁ、素人投資家ですよね。

素人投資家が、相場が急騰するのを見て、投資信託を売りに出す。なぜ相場が上昇しているのか、きちんと理解できていない。急騰した相場、売らないまま暴落したら自己否定につながるので、売りに出す。こういうケースが多いですよね。

彼ら彼女らは、一旦、投資信託を手放したら、今度は、手放した故に不安。売却後、さらに相場が上昇したら、本当に売ってしまってよかったのかと。

ポジションを持っていない不安。今度はそんな悩みに直面することになる。その場合どうなるのかというと、結局、高値を買い直すことになる。純粋無垢に。あるいはREITとか、他の似たような投資信託を勧められるままに、買いに行くのかもしれませんが。

その行為が、銀行のビジネスチャンスにつながる。銀行の支店リテール部分は、大喜びですよね。頼みもしないのに、素人の個人投資家の方から、売り買いを申し出てくれる。これで銀行に、手数料が入る。

こういう局面は結局、玉を寝かした方が勝ちなんですよね。ここで売らなくてもいいのにな。でもここで売った人の買い戻しが、将来の相場上昇の原動力になると考えれば、まぁありがたいことではありますが。

とりとめがなくなってきた。この辺で。まぁいずれにせよ今後の展開、どうなるか。楽しみだな。

過熱する国内の不動産市場

浜口です。

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これは昨日の日経新聞に載っていた日経不動産マーケット情報の広告。投資不動産市場はすでに、すごい事になっていることが、この広告から見て取れます。

株式市場はこの状況を、十分織り込んでいると言えるのだろうか。 まあ、三菱地所、三井不動産等の不動産株の株価には織り込まれているんだろうが、それ以外の業種、銘柄についてはどうかと。

不動産市況は、業界関係者にはリアルに状況が分かるんだろうが、この業界から遠い人には、なかなか情報が伝わってこない。というかピンとこない。テレビや普通の新聞等でどんどん報道されてくるまでは。

当方、そんな想いを、あらためて強くしましたが・・・と、株式市場も同じか。市場関係者の情報が、業界外、一般人のたちの常識ではないと・・・。

昨日の日銀ETF買い入れ額は大幅増額されてる…

浜口です。

昨日11月5日の日銀のETF買い入れ額は、380億円程度とのこと。これまでは一日、120億円程度のことが多かった。しかも日本株のこの高値水準を買っている。

追加緩和を早速実行している。しかも株式市場でわかりやすい形で。当方は、日銀の本気度合いを、垣間見た気がするが…どうでしょうか。

GPIFの日本株組み入れ比率、実際の上限は34パーセント?

浜口です。

GPIFの株式の比率が、12パーセントから25パーセントに変更されました。一方で現状の組み入れ比率は17.3パーセント。

注目すべきは、株式の比率25パーセントは、あくまで中心線であること。この25パーセントを中心に、16パーセントから34パーセントのアローワンスが認められているんですね。

いうことは、最大の34パーセントを適用した場合、現状の株式組み入れ比率の、2倍の比率が容認されることになる。現在の残高は22兆円ですから、買おうと思えば、さらに追加的に22兆円、日本株を買うことができることになる。

この点は市場に、どの程度織り込まれているのかな。結構すごいことだとは思うが。

札束が寝ている間に、ポケットの中に勝手にねじ込まれていくかの如く・・・

浜口です。

10月31日金曜日の日本株は日銀の追加緩和、GPIFの株式組み入れ比率の増加等を好感し、大幅上昇。皆さんご存知の通りです。この流れを引き継ぎ、金曜日のNY株式もまた大幅高、それを受けてCMEの日経平均先物は1万7,025円。金曜日の大証終値からさらに、535円値上がり。たった二日間にせよ、もの凄い上昇相場の連鎖。

翌日11月1日は土曜日。当然、場は立っていない。しかし当方、なにげにスマホを手に取り、自分のネット口座を確認してみると…値洗いが大幅に良くなっている!日本株の個別銘柄夜間取引で価格が大幅上昇していて、それを反映してるんですね。頼みもしないのに、勝手に値上がりしてくれてる。こんなイメージ。

この状況で当方、故林輝太郎氏の著作中の言葉が頭をよぎりました。それは:

相場が上がり続けているので、札束が毎日、ポケットの中に勝手にねじ込まれていくかのごとく儲かっていく。これでは思い上がるのも仕方がない。

う~む。思い上がるのも仕方がないと・・・自戒の念もこめてこの言葉、自分の運用に活かさないとな。さはさりながら・・・日本株は当面、上にも下にも荒っぽい相場が続きましょうが、基本、上げ相場の再開と認識。さあ、どうなるか。楽しみだが・・・