浜口です。連休中ですね。
飛騨古川の白壁土蔵街に到着。この街中の川は瀬戸川。結構流れが速い。その中をたくさんの鯉が、流れの上流に向け泳いでいる。趣があるよな。落ち着く。
三嶋和ろうそく店。飛騨古川で240年以上続く「生掛け和ろうそく」の老舗と。上の写真はお店、下の写真の方は店主の7代目順二さん。和ろうそくを作りながら、優しい語り部でもある。話は穏やかで興味深く、佇まいも素敵。当方は実に引き込まれた。この方のように年を重ねたいな・・・
散策しながら、五平餅をいただく。五平餅はWiki曰く「粒が残る程度に半づきにした粳米(うるちまい)飯にタレをつけ、串焼きにしたもの」山椒くるみ味噌味の素朴な味。甘辛でほっこりととても旨し…と、飛騨古川は映画「君の名は。」のロケ地として有名らしいが、このお店もその一つらしい。
今日の宿は飛騨古川から5kmくらい山奥に入った、飛騨古川桃源郷温泉 ホテル季古里(きこり)。
まずは温泉をいただく。当方以外にチェックインしてる人はまだ1人もいない様子。当然お風呂もガラガラ。低張性弱アルカリ性温泉と。つるつる・すべすべ・ぬるっとした泉質。いい感じ。日差しがサンサンとしている中での露天風呂も、悪くないな。
一風呂浴びた後、ホテルの部屋、ベランダでワインを傾ける。気持ちの良い時間を過ごせた。雨上がりの晴れの日だったので、景色が綺麗。空気が澄み渡る。いろんな鳥の声が聞こえる。川の流れも遠くに聞こえる。そんな自然に囲まれた中でのワイン。最高だな。
冬はこの辺は、豪雪地帯らしい。岐阜県なのに・・でもだからこそ、この春の良い感じがあるんだろうな。
夕餉は宿で。飛騨牛のA5ステーキを。これはちょっと焼き過ぎかもしれないが、旨しだったな。
こちらは飛騨牛の鮨。わさびとニンニクの塩梅がいい感じで、旨しだったな。
翌朝の朝食。えてがれいの一夜干しとイカの刺身は日本海の海の幸、朴葉味噌焼きと野菜の炊いたんは、飛騨の幸。場所柄、両方味わえた。味噌焼きがうまくて、ご飯もおかわり。こんなにゆっくり、朝に食事ができたの、久しぶりだな。
翌朝。最寄りの無人駅、飛騨細江までタクシーで乗りつけ、そこから2駅ほど乗って飛騨古川へ。歩いても30分ぐらいでつきそうな距離だが、近くの果樹園にクマが出ることがよくあるらしい。ホテルの人も、私たちも車で通勤してますが、歩いて果樹園の近くには行かないようにしてますと。
そこのリスクは取りたくないので、タクシーを呼んだ。まあ逆に言えば、クマが出るほどの環境ということは、普段済むのは微妙かもしれないが、旅で訪れる場所としては最高だよな。
さてこれから、二日目も飛騨古川を散策します。次回に続く。