浜口です。
この前、広島から新大阪に移動する折、ひかりレールスターに乗ってきました。ひかりレールスターは、JR西日本が山陽新幹線の新大阪駅 – 博多駅間で運行する「ひかり」の一種。700系の改造車両らしいですが、これがなかなか良い。おススメです。まずはひかりレールスターの外観(出所:wikipediaひかりレールスター)とシートの写真を。
ひかりレールスターの普通車指定席は、横2+2配列。まるでグリーン車のよう。JR西日本ではこれを「サルーンシート」と呼んでいる。座席の前後間隔は、他の普通車と同じらしいが。でもこれが、通常の指定席料金だけで乗れるのは、とても魅力的。人気の秘密は、ここですね。
このためか、ひかりレールスターにはグリーン車は連結されていない。まあ、サルーンシートで十分ですね。
座席背もたれ部分の白いカバーにある、ひかりレールスターのロゴ刺繍。良い感じ。
当方が乗ったのは、サイレンスカーという車両。ひかりレールスターの4号車。ご参考まで、座席後ろのトレイの裏側にある、サイレンスカーに関する説明文の写真を。
サイレンスカーはなかなかユニーク。基本、車内アナウンスがない。さすがに終点の新大阪に到着時には唯一、ありましたけどね。それ以外は一切ないんです。仕事・読書・睡眠などに集中したい人向け。車内販売の女性が通るときも、ゆっくりと、しかし何も言わずに通り過ぎる。「一言もお声がけをしてはいけない」ということで、販売員の女性はかえって、かなり緊張していた。結構不思議な空間だった。でもこれでは、途中駅を乗り過ごしてしまう可能性が高いようにも思われるが、どうなんだろ?
でも残念ながら、サイレンスカーは、2011年3月11日をもって廃止になるらしい。乗ってみたい方は、お早めに。やはり、乗り過ごす人が多かったのかな?
これ以外には、8号車はコンパートメント席。座席が、4名一室で仕切られている。そんな車両もある。ひかりレールスター、JR西日本、色々と工夫を凝らしてますね。素晴らしい。