浜口です。長崎・熊本・鹿児島に出張①JR九州のテツと長崎の卓袱料理の続き。
今日の宿は、ソラリア西鉄ホテル鹿児島。鹿児島中央駅の正面にある、西鉄が経営している、綺麗で便利なホテル。おススメですよ。鹿児島宿泊の,有力候補ですな。
ホテルの近くに、屋台村があるらしい。当方早速、散策に。これが実に、良かったな。写真を。
屋台村の入り口。「かごっまふるさと屋台村」というらしい。実に、期待できそう。
いいムードでしょう?この屋台村に来ているのは、鹿児島の地元人が中心。観光客に媚びてないスタイルが、実に好ましい。
屋台村には、いろんなお店がある。しゃぶしゃぶ、焼き鳥、中華、居酒屋、スペインバル。お客さんの多くは、一つの店にいる時間30分ぐらい、で、何件かハシゴするんだそうな。
桜島が噴火すると、風向きによっては灰が降ってくるらしい。この日も噴火していた様子だったが・・・問題なしでしたね。
当方まずは、食べログの屋台村ランキングで最も評価が高かったここ、「しゃぶ市」に。となりの人が食べていたきびなごの刺身が、実に旨そう。当方も注文。最高でした。お酒は当然、薩摩焼酎。屋久島産の三岳を。旨しでしたな。
お店の目玉料理、鹿児島黒豚しゃぶしゃぶ。見てのとおり、しみじみ、旨しでしたな。
鹿児島の人たちは、屋台村にお酒とともに、出会いと会話を求めて来てる。そんな気がする。とにかくみんな、気さくでフレンドリー。老いも若きも初対面も、仲良く話が出来る。そしてみな楽しそう、美味しそうに飲んでる。素晴らしいな・・・
はしごの3件目、屋台村内のスペインバルに。10人も入ると、もう満席。
すると驚いた。「しゃぶ市」で隣り合わせた鹿児島のOLさん3人組と、ここで再会、「ご一緒に・・・この店一押しは、白ワインらしいですよ」と提案。すると、こんなに素敵な笑顔がこぼれてきた。
鹿児島の女性、なんでこんなにフランクというか、気さくなんだろうな。これも屋台村ならでは、なのかな・・・ちょっと人生観、変わるくらいだった…
屋台村では、運営側の鹿児島市職員の方から、焼酎を飲みながら、こんな話も聞いた。曰く:
鹿児島の明治維新ヒーローといえば、西郷隆盛か大久保利通。これは関東から来たあなたも、よくご存知でしょ?
でも・・・断言するが、鹿児島人の共通の考え方は、西郷隆盛は大好き、大久保利通は大嫌い。だって大久保は、鹿児島の英雄西郷どんを、最後は見捨てたんだから。絶対に許せないと・・・。
なのに大久保は官なので、この銅像は鹿児島中央と天文館の間、はるかに立派なところにある。これを見て、大久保利通は西郷隆盛以上のヒーローと誤解している県外からの人が、意外と多い。
とんでもない話。ここのところをよくわかってないと、鹿児島人の気持ちは理解できない。ビジネスは、うまくいきませんよと。
そうなんだ。なるほどな。。。この街は、明治維新・西南戦争を、いまだ引きずってる。でもそういう歴史が、いまだに語り継がれている鹿児島・・・・当方、嫌いじゃない。ちょっと目頭が、熱くなったな。
翌朝。ソラリア西鉄ホテル鹿児島から見える。鹿児島中央駅。九州新幹線が3本、停車しているのが見える。ここは鹿児島・・・旅路の果てか・・・・という歌が、頭をよぎる。
昨日の出来事を、思い出す。屋台村、楽しかったな。とっても。久々に人生、悪くないなと・・・・
さて当方、今日は帰るだけだが・・・またも、ちょっと遠回りをしようかな。肥薩線に乗って、鹿児島空港に向かうことにしよう。次号、乞うご期待。