熊本・大分に旅へ①豊肥本線と臼杵・五嶋(ごしま)旅館

浜口です。アメリカは減税法案が採決される方向。日本株は先週はパッとしなかったが、今週は楽しみだな。週末ですね。テツの話を。

実はこれ、熊本地震のほぼ一年前、2015年3月頃の話。羽田から熊本へ。そこから大分に豊肥本線・久大本線と往復するテツの旅。遅くなったがそろそろアップを・・と思っていた矢先、地震が。旅程は地震の被害地域に被る。ゆえにブログ更新は被害に遭われた人達の心境を思い逡巡していたが・・そろそろいいかな。このタイミングなら、九州の良さを再評価していただく上でも、微力ながらお役に立てるかな(少なくとも迷惑にならないかな)と思い、アップすることにしました。

今回も前回の新潟シリーズ同様。これまで何度か仕事で訪れたものの、時間的余裕がなくて行きたくても行けない、泊まりたくても泊まれないところがあった。そこを埋めるような旅。行って良かったな。写真を。

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羽田-熊本便、ANAのCAさん。当方は1番前、CAさんとお向かいの席だった。だからこの方と、いろいろな話をさせてもらった。彼女も喜んで対応してくれた。ハートの良いきれいな人だったな。旅の最初からツイてるって。

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熊本空港に到着。空港からの豊肥本線最寄り駅は、熊本ではなく肥後大津という駅。無料シャトルバスがあるので、それに乗って、この駅まで。肥後大津から大分までは、この九州横断特急で。2両編成の気動車特急だが、この日はほぼ満席だった。外見・車内とも、JR九州の世界。乗客の半分は、阿蘇駅で降りていった。阿蘇観光が目的なんだな。

さて当方は大分に到着。ここからは日豊本線に乗り換えて臼杵へ。臼杵には、以前から注目していた宿がある。楽天トラベルで非常に高い評価を得ている、五嶋(ごしま)旅館という、家族経営の小さな旅館だが、おもてなし感が高いところが評価につながっている様子。これは楽しみと宿泊したが、実際、期待以上でしたね。写真を。
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部屋。和室8畳と洋室。いい感じですよね。この写真、facebook経由で、「明治の文豪とかが滞在してそうな感じ」とのコメントをもらった。まあ、そんな感じかな。

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夕食の主なメニューを。まずはお造り。鯛、カンパチ、アジ。どれも地のものと。臼杵といえば、どうしても関アジ・関サバをイメージする。これ関アジですか?と尋ねると、「近いですが違いますね。臼杵の近海でとれたものですね」と。関アジは九州・臼杵と四国・宇和島の間、豊後水道、佐賀関沖で上がったものを指すが、これは臼杵産と。そうなんだ…でもコリコリとした食感、とても美味かった。魚の味が濃い。

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カマスの塩焼き。オレンジ色に熟したカボスでいただく。淡白な味の中にも旨味が。やはりうましだったなぁ。

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サザエのガーリックバター焼き。ガーリックバターが、サザエの旨味を引きたたせる。絶品。ワインが欲しくなるな。

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鶏の天ぷらを抹茶塩で。唐揚げではなく天ぷらであるところが、大分のソウルフード、大分の流儀。やはり旨かったなぁ。

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食事が終わり、こたつでワインを。今日はいい日だったなぁ

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翌朝。旅館の朝餉。手作り感いっぱいで、嬉しかった。臼杵の焼き物カップに淹れてくれた珈琲も、おいしかったな。

五嶋(ごしま)旅館は、部屋は八畳の和室+洋室。トイレは共同。もともとは一軒家だったものを、手を入れて旅館にしたと。なんでこんなにリラックスできるのか。
とのにかく、おもてなし感が一流。寒い3月、部屋に入るとこたつはつけてあるし、エアコンは適温に設置してくれている。お風呂は貸切形式で午後4時から入ることができる。温泉ではないが、大きなお風呂で快適、ビジネスホテルのお風呂が馬鹿らしくなる。

この宿は、とにかくタイミングあるごと、必要最小限だが声をかけてくれる。そのバランスが良い。かゆい所だけ手が届くイメージ。だから一人旅でも、孤独感を感じない。あと、全てが清潔で料理がうまい。 70歳前後の母親と40歳前後の男性の家族経営。ほとんど全ての料理含め、宿の運営は基本、男性一人で行っている。会社勤めとは 1線を画すな。こういう生き方もあるんだなぁ。素敵だと思うな。

以前このブログで書いた、三陸は宮古の浄土ヶ浜旅館と重なるところがある。あちらはハートの良い美女の若女将がいてそれも高評価につながるが、こちらはハートは良いが若旦那対応なので、その点ハンディキャップがあろうが(笑)、それでもとても気持ち良い対応だった。

臼杵、あとこの宿、大分に旅行するときおススメです。大分・別府・湯布院などから足を延ばす価値ありだろな。時間あれば。
次回に続きます。

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