日本株株価のオーソドックスな見通し

浜口です。備忘録として。

これは現在、日経モーニングサテライトで、野村證券の若生ストラテジストがコメントをされているフリップ。非常にオーソドックスな分析をされていますね。

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曰く、現在、国内企業の4 〜6月期の決算発表が真っ盛りであるが、業績は上昇傾向はやはり続いている。野村證券のアナリストによる、日経平均のEPSはフィリップ右下にある通り。この状況を鑑みれば、今後の日経平均はPERを何倍で推定するかにもよるが、やはり株価の上昇傾向は続くと見ていいんじゃないかと言う考え方。

相場に対する基本感としては、確かにこれでいいんだろうなぁと思います。これに海外要因等々、センチメントを左右する要因がどうなっていくかがポイントになるように思われますね。

半導体製造装置株に対して強弱感が対立

浜口です。

これを悪趣味と受け取らないでほしい。当方、相場の転換点か否かを占う意味で、本件を貴重と考えるので。
はからずも週初、半導体製造装置株に対して強弱感が対立してますね。写真を。

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まずは7月24日付け三菱UFJモルガンスタンレー証券の藤戸さんのレポート上の記載。これに対して7月23日付け日経ヴェリタスの楽天証券研究所長の窪田さんの意見は逆。

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どうなるか。足元で株式市場はグロース株優位の展開に見えるが、これが半導体製造装置株の動向如何で、バリュー優位になる可能性もある。そういった点も含めて、両氏の見解の相違は興味深い。どうなるか。

日本株が軟調だが…

浜口です。

今日の日本株、前場見てますが。予想以上に軟調な展開。こういうもんかなぁ?

ドル円も110円台と円高。日本株売りとドル売り円買いポジションでヘッジファンドが暗躍してると言う話も聞こえてくるが。

でも、ここもと発表されつつある4 -6月期日本株の決算はまずまず良好と言う話だし。そもそもニューヨーク株式が上昇した場合、日本株売り円買いのポジションは、報われるのだろうか?

また今日のこの状況だと、日銀のETF買いが午後からまず入ることになるよな。

ヘッジファンドのポジションについては、当方に聞こえてくる噂話と当方の妄想によるものであるが…気持ちはわからないでもないが…この仕掛けは、タイミングとしてはちょっと早すぎるような気もするんだけどなぁ。どうだろ?

取り留めがなくなりました。この辺で。

森金融庁長官の存在感とJ-REIT。

浜口です。

この話題、もう少し早いタイミングでアップできれば良かったな。今、話題の本。週刊ダイヤモンド7/22号ですね。

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表紙には、「史上最強の金融庁長官森信親の死角と次の一手を読み解く」とある。次の一手を読み解けるのかは定かではないが・・現状、何が起こってるのかを知るうえで、一読しておくといいでしょうね。確かに氏の方針は、今後の市場に少なからずインパクトを与えそうです。

それにしても・・・当方、運用業界に居ますが、最近、この人の話題を聞かない日はない。物凄い存在感。市場にも影響を与えてますよね。

ほんの一例ですがJ-REIT。下落してますよね。
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この背景には、J-REIT投信の一部の毎月分配型ファンドは、身の丈以上の分配金を出していて森長官の顰蹙を買っていると伝えられていることがある。
以上から、金融機関は今後この手の投信を販売しない・もしくは解約させる意向、そんなJ-REIT投信の解約が個別リートの売りにつながっていて、一部、思惑的な空売りも加わっているんでしょう。

まあ・・J-REIT、ここもと大幅下げの後急反発してますが、押したところを買えればこのETFでも利回りは4%前後はある。為替リスクがない運用対象として、悪くない水準だと思いますけどね。ご参考まで。

要は森金融庁長官の意向もそうだが、氏の考え方に対する過剰反応も、投資チャンスになり得るということでしょうね。

新宮・紀伊勝浦・松阪に出張①紀勢本線、気動車特急「ワイドビュー南紀」に乗って、新宮へ

浜口です。連休ですね。

名古屋から紀勢本線で、新宮・紀伊勝浦・松阪と出張。あくまで、地元地銀の投資環境勉強会だが・・・現実には、かなり濃密な旅になった。楽しかったな。写真を。

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まずは腹ごしらえから。名古屋駅在来線のホームで、きしめんならここが1番うまい!と定評のある立ち食い、「住よし」にて。朝から、かき揚げ卵きしめんをいただく。きしめん。たまらなくうまい!ツユも麺も良いが、注文があってから時間をかけて揚げてくれるかき揚げの旨さが、なんともありがたい。名古屋からの旅で車中で駅弁食べるなら、こちらの方をオススメするな。

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紀勢本線気動車特急「ワイドビュー南紀」で新宮まで。3時間40分の旅。今回は自由席の旅だが、平日のせいかガラガラだったな。

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紀勢本線からの車窓は、名古屋ー松阪の間は、いいな・・・と思えるのごく一部だが、そこから先は車窓、面白くなる。ここは松阪の先、多気あたり。夏の太陽と、刈り取り前の田んぼ。のどかだよな。

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紀勢本線、やっと、海岸沿いに出た!紀伊長島あたりの尾鷲湾!きれいだよな。

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尾鷲のあたり。山が雲をかぶってる。きれいだよな。

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新宮に到着寸前。熊野川の下流。熊野灘に注ぐところ。きれいだよな。この川、熊野古道、那智の大滝から続いてるんだよな。下流ではこんな大河に。青い海に、エメラルドグリーンの大河が注ぐ。きれいだよな。

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この特急、紀伊勝浦行きだが・・・今日の講演会会場のある、新宮駅で下車。新宮駅にて、あらためて紀勢本線気動車特急「ワイドビュー南紀」の全体写真を。名古屋からここまで、お疲れ様でしたと、列車、車掌さんに声をかけたくなる。今日は天気がいいな。

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新宮での仕事が終了。もう一度・・・紀勢本線気動車特急「ワイドビュー南紀」の2つ後の便に飛び乗り、新宮の先の特急終点駅、紀伊勝浦へ。この新宮ー紀伊勝浦の間の車窓、熊野灘が、なんとも素晴らしい。白、コバルトブルー、マリンブルーの3段階ぐらいグラデーション。本当にきれいな車窓だよな。

紀勢本線は、夏が似合うと思う。青空と白い雲と木々の緑と海の青。とてもきれい。山あい、森の緑、田んぼの緑と青空も、よく似合う。夏の一人旅は、とてもじゃないけど暑くて外、出歩けないけど、そんな中、テツはこんなこんなに綺麗な景色の中を、運んでくれる。涼しい車両の中で。

ここで、ノリテツの醍醐味を。旅をしている中で、列車に乗っている時ほど真剣に外を眺めていることはないし、なにより、空を眺め続けていることは少ない。ここは重要なポイントで、列車に乗っているからこそ、車窓に集中する。だから、景色をじっくりと堪能する。そして、地図を見ながら、ここは見逃してはいけないというポイントを探る。これがたまらないんだよな・・・そんな中、特急のアテンダント美女がゆっくりと、「コーヒー、いかがですか~?」などと、お声をかけてくれたりする。いいな・・・次回に続きます。

四季報を斜め読みしているが…

浜口です。

今更ですが…夏の読書。会社四季報夏号を斜め読みしているが…業績見通しの数値や予想コメント、強気というか期待できそうと思わせる銘柄が多いですね。本当に。

特に当方が注視している銘柄には、スランプを脱出して今後増益、増配銘柄が多い。これは…やっぱり株を買いたくなってしまうなぁ。

とりとめがありませんが、そんな印象です。

世界的な金利上昇が、日本株に影を落とし始めた?

浜口です。

金利に負けない株選別 非財務情報で成長探るというが・・・

曰く、「世界的な金利上昇が日本株に影を落とし始めた」「金利上昇と非財務情報を重視する2つの流れが相まって、株式市場では真に強い企業に資金が集まる構図が強まりそうだ」というが・・本当?当方には???と思われたのだが。

欧米中心に景気動向は順調、それに伴い金利が自然と上昇する局面は、全体として株価にもネガティブではない。いわゆる「良い金利上昇」なので、ある程度までは問題なし。当方むしろ、選別的にわずか一掴みの銘柄が買われるというより、そこそこ裾野の広いリスクオンの展開と考えるのだが。そして日本株がもし下がるとすれば、世界的な金利上昇とは別の要因がきっかけになると考えるが・・・どうか?

一方で同じ日の日経、1900兆円が玉突き 「安全資産」バブル崩壊の足音という記事。

「『安全資産』バブル崩壊という未体験ゾーンに投資家は足を踏み入れつつある。」「当面、量的緩和を続けそうな日本を除くと米国債は1600兆円、ドイツ国債は280兆円、合計約1900兆円の発行残高がある。こうした代表的な安全資産の値下がりが、玉突き的な(債券や債券代替銘柄の)バブル崩壊をもたらしかねないと投資家はびくついている」。

こちらは納得。違和感なかったけどな。どうか。

福山・岡山に出張②岡山国際ホテルagain。

浜口です。週末ですね。福山・岡山に出張①瀬戸内料理「たんと」、そして岡山国際ホテルへの続きを。

このホテル、岡山国際ホテル(旧ホテルオークラ岡山)に宿泊。「おもてなし」をしみじみ体験・・・の時に初めて泊まり感動、今回、再訪した次第だったが、やっぱり最高だったなぁ。写真を。

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バーそしてロビー。見ての通りで…本当に素晴らしい佇まい。
「天気が悪い日でも、建物の中で良い時間が過ごせる、楽しめるホテルです」との説明がどこかにあったが…実際その通りだろうなぁ。雨の日にはバーかラウンジで、フルーツをアテに、昼から白ワインでもいただく。そんな過ごし方も悪くなさそうと感じられた。

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夕餉。1人フレンチ。ここのホテルのは美味い。まずは前菜。地野菜のガルグイユとプロシュート 香草の香り。

う〜む。ここに来たのは半年ぶりだが…レストランのスタッフの男性の方、当方を覚えていてくれていてな。曰く;
前回、「当方、今日は美女と一緒ではないので、フレンチのメニュー、どんどんどんどん出してください。そうでないと時間を持て余してしまうので」と冗談交じりで言っていたのを、よ~く覚えてくれていた。今回もそうさせていただいていいですか?…だと(笑)。

半年前に来たこと、そしてその時の発言を覚えてくれていたこと、嬉しいよな。まぁ… ここではワインはグラス1杯で終わらせ、その後は部屋にグラスを持ってきてもらった、コンビニで買ってきたワインを持ち込み1人飲み。そのほうが安上がりだし、たくさん飲めるし、くつろげるからな。
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続いては、本日の季節野菜を使ったクリームスープ。そしてメインはこれ。岡山県産は牛もも肉のグリエ、赤ワインのソース、季節の野菜を添えて。
う〜む。至福。牛肉、柔らかい。脂がそれほど乗ってるわけではないけどな。とても柔らかい。赤ワインによく合う。素晴らしいって…

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このホテルにある、30分の散歩コース。ここが2014年4月に、「岡山の恋人の聖地」と認定されたと。そうなんだ。明日の朝、行ってみようかな。

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翌朝。Lovers Hillの入り口。当方、散歩してみたけど、うっそうとした森の中の小路で、眼下に岡山の街が広がる。気持ちの良い朝を迎えられた。

確かにとてもロマンチックな感じで・・・岡山でプロポーズするのに最も適した場所という振れ込み、実際、その通りなんだろうな。そう感じられた。
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ホテルでビュフェの朝食を。まずはラタトゥイユ、野菜スープ、オムレツなどを。ここは野菜メニューが豊富。日ごろの野菜不足が一気に解消できるな。

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中国語で書かれたバスが、ホテルの端のほうに。中国人観光客が多くてインバウンド消費してくれてるんだろうな。ありがたいことではあるな。

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チェックアウトは11時。バスで岡山駅まで送迎してもらって、そこからは「ひかり」東京行きの自由席で新大阪まで。車両はちょっと古い700系。でも・・・今となってはこの水色を基調としたシート、少し懐かしく感じられるな。

見ての通り、席はガラガラ。 当方は右少し前、3人掛けの席をこちら側に向け占領、広々と座らせてもらった。
念のため車掌さんに許可を乞うと、「どうぞどうぞ。新大阪まではどうせ、乗客はごくわずかですから」と。

新大阪までの山陽新幹線。各駅停車は朝夕は「こだま」だけれども、昼間に関してはこだまの運行はなく、「ひかり」がその役割を果たしているそうな。各駅停車のせいか、「のぞみ」と比べるとゆっくり走る。ゆっくりと時間が流れる。岡山ー新大阪間、のぞみだと 45分、ひかりだと1時間15分。この時間ぐらいだと乗っていても長過ぎない。ちょっとした小旅行の感覚が得られる。

途中、相生や姫路では、数分停車する。ちょこっとホームに降り立ち、深呼吸をしてみる。草の香りが・・・姫路駅からは遠くに、改築なった姫路城を望むことも。かくして1泊2日の福山・岡山出張は終わる。

さて:
当方、実はもうすぐ大阪住まいはお終いに。東京に戻る。なので・・・このあたりでのホテル宿泊はとりあえず、今回が最後かもなと。そんな中で今回のこのホテルは、西日本のホテル宿泊、最後を飾るにふさわしかった。素晴らしかったな。

岡山、そして関西。京都、神戸、なんといっても大阪!!!とても楽しく過ごさせてもらった。思い出もたくさんできた。ありがとな。そうは言っても今後は大阪、たまには出張で来るし、なによりプライベート、お忍びで来させてもらおうかな。でもまあ、ひとまず一区切り。

大阪、これからもよろしくな。う~む。人生、悪くないって。

114円台・・・

浜口です。

米雇用統計、6月は22万2000人増 失業率は4.4% と。増加幅は市場予測(17万人程度)を上回り、4カ月ぶりの高水準。

米国の第一週は、ISM製造業指数と同非製造業指数。そして雇用統計と、重要指標「御3家」が発表される。今回はいずれも良かった。

3指標とも事前の市場予測を上回るのは、比較的珍しい。予想以上に、指標は強い。足元での米国景気鈍化の懸念を、一応は払拭させる形になっている。その結果としてのドル高、114円台との後講釈が可能になっている。そんなところでしょうね。

市場、当面はリスクオンとの理解で良いのかもしれないが・・・なんだかすっきりしないな。株式、吹き値があればキャッシュ化して、年後半、通例、一度はある大幅下げ局面で買い戻したい。当方、そんな願望をもっているんですが・・

どうなるか。

日本株にリターンリバーサルの動き?

浜口です。今日の日経モーニングサテライト大和証券シニアストラテジストの石黒さんが解説されていたフィリップを。

日本株にリターンリバーサルの動き。マーケットの流れが変わり、グロース株優位からバリュー株優位の動きが出て来そうと言うが、どうだろうか?

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一方で、ここもと調整局面を迎えている、テクノロジー関連中心のグロース株の押し目買いに分があると言う見方をする向きも多い。

どうなるか。どちらにべットするのか、あるいはどちらにもしないのか。