今日の日経ヴェリタスは見所満載ですね。
写真は同紙の中にある、2020年までのカレンダー。備忘録として、ここにアップさしていただきます。自分なりに重要と思われるところにマーカーを引いていますが、さてさてどんな未来が待っているのか。今のところは楽しみだけどな。どうなるかなあ。
-低位バリュー銘柄分散投資の日記
浜口です。
今年1年を総括するにはまだ早いんでしょうが、結果的に今年は、日米のリスク資産の多くは、2月11日もしくは12日にボトムを付け、反転している点で共通しているように思われます。
インデックスで見れば、2月11日がボトムだったのはNYダウ、米国リート、米国HY社債、12日がボトムだったのは日経平均。水準は14,952円。但し日経平均はBrexit懸念から、6月24日にも2月12日と同じ14,952円をつけており、その後上昇に転じて、現在に至る。
この背景として最も影響したのは、原油相場でしょう。WTIは2月11日にかけ暴落、1バレル26.21をつけた。このことが世界のリスク資産の大幅下落をもたらした。が、その後原油価格は反転上昇、現在は、45バレル前後に戻り、つれて日米のリスク資産市場も連動し、回復基調へ。
今年はこれまで、原油価格に振り回された一年と言えるんでしょうね。そして、ここにきてのトランプラリー。市場、世界はどう変わるのかな。楽しみではあるが…
浜口です。バルチック海運指数が急騰してますね。
ちなみに、ここ元の安値は今年の2月12日の291だから、昨日11月17日1,231は、安値から4倍になったことを意味する。
トランプ氏、経済成長「年4%可能」 減税・規制緩和でとの報道もあるし。このバルチック海運指数は、アメリカを中心とした世界景気の回復を先行して織り込んでいるんだろうか。まあ「年4%可能」は、マユツバではあるが・・
そしてこの状況は・・・日本郵船・商船三井・川崎汽船がコンテナ部門を・・・でも書いてますが、リストラの渦中にある海運株にどのような影響をもたらすのか?まあ、ネガティブでは、ないですよね。
なんだか…楽しみなことが多くなってきたなぁ。
浜口です。
今、日経提供の番組で、ソニーフィナンシャルホールディングスの金融市場調査部長 チーフアナリスト尾河さんがコメントしている。彼女によると、アメリカでは大統領就任後100日はハネムーン期間と呼ばれ、メディアは新政権への批判を控える。お手並み拝見の期間になるとのこと。この期間は波乱は起きづらく、市場はリスクオンで推移するのではないかと。当方もこの意見、違和感ありませんね。
新大統領のハネムーン期間か。なんだか久々に聞く言葉だなぁ。
大統領の就任演説は来年の1月20日。その後100日
というと、 5月ごろと言うことになる。年前半高のアノマリーと概ね重なるが、そう理解して良いのだろうか?
まぁいずれにせよ、楽しみな話ではありますね。どうなるか。
浜口です。日本株、まさにトランプ劇場の様相を呈してますね。
写真は11月14日付三菱UFJモルガンスタンレー証券藤戸ストラテジストのレポートから。トランプ氏が大統領に選ばれた日、11月9日のSP500の上昇率上位業種を。NY株式は、トランプ氏の政策を見事に反映してる。この日に上昇率が高かった銘柄が、今後も上昇し続けるシナリオ。これは十分、考えられると思うんですよね。
以上の中で医薬品バイオ株は良くわからないが…銀行株は面白いんじゃないかな。写真にある通り、ドット・フランク法、いわゆるボルカー・ルールの廃止もしくは緩和、あと、長期金利の上昇傾向ですね。これが米銀株の好材料。あと、日本の銀行株は、アメリカの銀行株と連動性が高いということ。
銀行株、相場になるのか?でも書いてますが、これは1615銀行株ETFの日足。相場付きが変わってきた。上離れてきてますよね。メガバンクについては、まだまだバリエーションも安い。配当利回りとかPBRとかから見て。どこまで上値があるか。ちょっと注目してます。
日本株相場、明日以降も楽しみ。どうなるか。
浜口です。
昨日書きましたトランプ大統領受けての日本株、Brexitのときの展開に酷似?のなかで言及した「ヘッジを試みようとした人」たちとの多くは、コンピュータだったと言う説がありますね。
昨日は現物株は薄商い。先物は大商いだった。ここである人曰く、先物のトレーディング室が特段賑わっていたわけでもなく、ただ静かに、コンピュータによる売買自動執行が続いていたと。後はここには書けませんが、これ以外にもコンピュータによる売買自動執行説を裏付ける話が聞こえてきている。おそらくは、その通りなんだろな。
一例だが、最近新しい形のバランス型ファンドが流行っている。内外の株や債券やリートに分散投資するが、その比率は市場のトレンドを見ながら、コンピュータが自動的に調整する。
トランプ大統領が決まった後、最初に開く流動性のある市場といえば日本株。これは欧米との時差の関係で、宿命的にそうなる。トランプ大統領の実現で先行き不透明感が広がる中、内外の株式の比率を落としたいと考えたコンピュータが、相対的に流動性が高くかつ他の先進国市場と相関が高い日本株に売りを出した。株価の下落が続く中、順張りのトレンドフォロー型コンピュータ売買がさらに追加の売りを出す。このスパイラルで相場がどんどん下がっていった。こういう理屈ですね。まあ、投信だけじゃあない。外人投資家の売買も、コンピュータ由来のものも少なくなくなかったのではないだろうか。まあ、これは裏は取れてませんが…
日本株市場で概ね株式エクスポージャーの調整が終わった後、アメリカ株式市場ではトランプ氏の演説がなかなか良かったこともあり、弱気相場にはならなかった。というか、もうアメリカ市場でポジション調整をするコンピュータは限定的だった。そんな想定ができると思うんですよね。
まあ・・Brexitのときも今回もそうですが、別に日本固有の要因では全くないのに、イギリスアメリカの要因で、株式エクスポージャーの調整対象にされるのが日本株だとしら、たまったものではないが・・・まぁこういう事はまたこれからもあると考え、逆にこういった状況を収益のチャンスとしてとらえるのもいいかなぁと思いましたね。
まぁ・・・昨日、どのタイミングで日本株売りを行ったのか。それって、ファンドを運用するコンピュータがどこで売りの指示を出すかによるんだろな。これが仮に投信のバランス型ファンドなら、しばらくするといやでも、売買の巧拙がパフォーマンスとして表面化することになる。まあ、競争が厳しい世界ですからね。お気の毒にと言えなくもないな。
以上の仮説が正しいとすれば、少なからぬトレンドフォローのコンピュータが、今日に関しては日本株の高値を買い上がざるを得ない。そんな状態に置かれたんだろな。だとしたら、往復ビンタで・・・なのかな。わからないが。
取り留めがなくなりました。この辺で。当方はコンピュータではなく生身の人間。まあ、粛々と判断して、進んでいくことにします。
浜口です。
トランプ大統領のおかげで日本株は暴落していますが、当方現状、この日本株の動き、Brexitの時と似た展開になるのかなあと言う気も、してるんですよね。
あの時は英国のEU離脱が決まって、初めて開いた大きな株市場が日本だった。日本株は流動性が十分あるマーケット。故にエクイティ関連資産をとにかく減らしたいと考えた向き、立場上へ辞せざるを得ない向きが、日本市場で先物を大量に売りに行った。これにより、日本市場は暴落した。
しかし、ここで売りが一巡した。これを受けてのをアメリカ株は、下落しなかった。市場は冷静さを取り戻した。要は流動性が高い日本市場が、体よく使われただけ。で、日本市場でヘッジを試みた人たちが、結局はその分、くたびれ損になった。こうゆう展開ですよね。今回のトランプ・ショックもこんな展開になるのではないかなぁと、期待しているところです。現にCMEでは現在、日本株は堅調に推移してますよね。イギリス株なんか逆に上昇しているもんな。明日のアメリカ株も、もしかして上昇だったりして。Brexitの時は、確かそうでしたよね。
なお、トランプ大統領になった場合の市場の反応については、市場には意外に悪くない?トランプ氏の政策はで書いた通り。当面は市場は乱高下、心臓に悪い相場が続くかもしれないが、長期的にはむしろ、ヒラリーよりよかったんじゃないか。そんな風に当方は楽観してるんですけどね。どうなるか。
浜口です。
宇和島・八幡浜へ出張②前泊の夕餉に、松山の居酒屋「小判道場」へ。の続きを。
さて・・・当方はいよいよ愛媛は松山から、予讃線で宇和島へ。今日はここで講演会を。天気は良くないが・・・講演会は盛り上がった。しかし・・・いろいろと考えさせられた点もあったな。写真を。
宇和島駅に到着。予讃線の終着駅らしく、JR九州の門司港駅のように頭端式のスタイル。一番左に見えるのは、予土線の窪川行き。真ん中は予讃線の鈍行。右は当方が松山から乗ってきた特急「宇和海」。すべて気動車。いいな。
今日の講演会会場。ホテルクレメント宇和島。このあたり、外を歩いている人は本当に少ない。かなりの過疎地とお見受けしたが(失礼)、50名前後も参加してくれた。この地銀、結構、集客力があるな。
今日の宿、宇和島国際ホテルの部屋を。ホテルに「国際」の二文字があったが、インターナショナルな感じは、全く感じられなかった。しかもホテルは古く、築30~40年以上とお見受けしたが…まあ、いいか。和室のホテルは久しぶり。それなりにリラックスできたな。
ホテルの夕食。まずはお造り。鯛とハマチ。きゅうりの中に入っているのはイカ。旨いんだが…昨日の小判道場のお造りと、素材が重ならなければなあ。まあ今の愛媛の旬は、共通してるということなんだろな・・・。
続いての料理。 左はふか、つまり鮫の湯ざらし、そして鯛の煮物。そしてアワビ。こちらは昨日と、重なってない。さすがに豊後水道に面している地域柄、魚介・魚種が豊富なんだろうな。これは実に旨しだった。アワビ、ありがたみがあったな。。。
料理の最後は、宇和島の地元料理、鯛めしでしめくくる。これは天下一品、さすがに旨かった!よくある鯛めしは鯛をご飯と一緒に炊くが、宇和島のは、海鮮丼のイメージ。生の鯛をそのまま使う。宇和島の鯛めしは漁師料理だからと。宇和島では、どの居酒屋・割烹でも、その店自慢の、秘伝の鯛めしのたれがあるらしい。そうなんだ・・。
さて:
夕方、当方は宇和島の商店街を歩いてみたが、巨大なシャッター通りがあるだけで・・・小さなスナック街は健在なんだが、これがなんとも排他的なムード。おそらく地元の人ばかりなんだろな。当方のような出張者の居場所は、見当たらなかった。宇和島市長さん、ここは再開発、町おこしをしないと・・・いうことで当方は今宵、またもホテルの部屋で一人、ワイン飲み。まあそれはそれで、悪くないが…複雑な想いではあったな。
翌朝。天気は昨日と真逆。ついに晴れた!宇和島のホームには、こんな車両も。これは徳島線の、特急「剣山」の車両と似ているが・・・八幡浜行きの鈍行と。なんと贅沢な車両運用であることか。
当方はこちらの鈍行に乗って、八幡浜に向かう。上の特急車両は、その次の八幡浜行なんだろな。う~む。お先に!
宇和島から八幡浜に向かう途中、車窓からちらっと見えた、これが宇和海!きれいだよな。
八幡浜に到着。一泊して講演会。で、八幡浜港をちょこっと散策。ここは四国の西、長~く伸びる、佐田岬の付け根に位置する。かつては森進一の港町ブルースにも「高知、高松、八幡浜~」と登場する港だが・・・
フェリー乗り場。昭和のムード。寂れた感、実にあるな。でもそれはそれで、たまらない。旅情を感じる。いいな・・・と、ここから大分は臼杵に行けるんだな。豊後水道の旅か。いいな。いつかこのフェリー、乗ってみたいな。
さて:
宇和島・八幡浜は、豊後水道を隔てて、九州の大分と対峙する。その豊後水道で取れるアジやサバは、九州側では関さば、関あじブランドが付き、高値で取引される。一方でこれが愛媛側で取れると、魚の質はあまり変わらないと思うが、それほどのブランド魚にはならない。これは残念な話。観光資源も海の幸もある、四国西側。もう少し本気で開発すれば、海外からの人や団塊の世代の観光客を巻き込み、成長できる素地、十分あると思う。
先ほど述べた、巨大なシャッター通り、小さなスナック街の再建も含め、地元の地域政治・行政は、真剣に考えないと。率直に申し上げるが、当方が日本全国訪ずれた中で、ここまで寂れまくってる観光地の名門、ないって。魚介や海を中心とした観光資源を豊富に持ちながら、この街の寂れようと言ったら・・・本当に残念過ぎる。
たとえば九州は博多に来た中国観光客を、博多から湯布院・別府温泉へ。そのあとは豊後水道を船で渡らせ、最高に旨い豊後水道の海の幸を、この地でふるまう。で、関心ある向きはここから、四万十川を目指してもらう。これで街は一気に活性化するのではないだろうか。どうだろか?こんな案。
さて
苦言を呈して済みませんでした。当方、宇和島・八幡浜、大好きなんです。なんとか活性化してもらいたいな・・・とそれはそれとして、今回はいろいろな点で、本当に貴重な出張だった。愛媛県の西の果て、宇和島・八幡浜なんて、講演会講師で呼ばれでもしなければ、行くチャンスはまずない。企画してくれた地元地銀さん、ありがとうございました。こういうことがあるから・・・人生、悪くないな。
浜口です。宇和島・八幡浜へ出張①まずは松山全日空ホテルへ前泊 の続きを。
この前泊の日、当方のホテル着は夜7時半ごろ。夕食をと思い、ホテルおススメの居酒屋・割烹を尋ねた。すると一軒は満席、残り2軒はいかにも観光客向けでイマイチ、一軒は発見できずだった。
当方どうしようかなと、ふ~らふらと歩いていると、ちょっと気になる店が。いかにも地元の人ばかり風な居酒屋。かなりディープな感じだが・・・期待できそうと思い、寄ってみたら、これがなかなか良かった。写真を。
瀬戸前旬料理・小判道場。店構えからしてタダモノではなさそうだが、この「大衆料金・出張員・サラリーマンの店」という表示がなんともいいな。これでいうと当方は、出張員に該当するんだな・・・(笑)
店内は数人でにぎわっている様子。入ってみようかな・・・
カウンター。予想通り、昭和を感じさせる。というよりなんだか・・・東北のほっこりした居酒屋のイメージ。地元の常連ばかりで固まってるわけじゃない。当方も受け入れてくれた。実際、左にいる男性も神戸からの出張員。松山にはよく来ていて、この店に来るのもこれで10回目ぐらいと。常連さんだな。
まずはお造りを。3点盛りを頼んだら、サービスしてくれ4点盛りになった。左から紋甲いか、鯛、カンパチ、生のサバ。あとわかめも。すべて瀬戸内、地のものと。さすがに旨し。しかしこれは・・・この写真から伝わるかどうか、切り身がとても大きくて。量はどうみても、二人前以上ある。当方、これでほぼほぼ満腹に。これで1000円は、安い。お得感がある。
このお造りをfacebookで紹介してみたら、さる女性曰く、「大らかな盛り付け方も、『素材で勝負しています!』という意気込みが感じられて好感持てますね。キラキラのお魚、美味しそう〜!」とのコメントをもらった。確かにそんな感じだよな。
お店の黒板に、ウチワエビの天麩羅と書かれたメニューが。これは実に挑発的。となりの出張族男性に尋ねたら、「これ、イチオシですよ!」と。そうか。食べるしかないな・・・・と、う~む。味は、ほぼほぼ、伊勢エビ。大きな切り身の、あの伊勢エビにも似た弾力ある歯ごたえもたまらない。これはこれは、贅沢だよな・・・・
これがウチワエビ。写真は当方が以前、長崎出張の際に食べたものだが…これを天麩羅にしてもらったイメージ。生産量が多くないので、四国や九州では流通していても、関東で食べることはなかなかできない。そういえば以前、愛媛県のどこかの市にふるさと納税を行うと、謝礼品が宇和海産のウチワエビだったような気がするな。
これでもう、おなかはいっぱい。ホテルにコンビニで買った赤ワインがあるし、もともと長居するつもりはない。ゆえに小一時間ほどで失礼したが、なんとも、余韻がある店だった。
ちなみにこのお店の主人は86歳。もう56年やってるらしい。地元常連が多いというと、閉鎖的なムードの店が少なくないが、ここは全くそうではない。
季節により、旬の魚は異なる。違う時期、今度松山に来るときには、また再訪しよう。そんな気持ちにさせられる店だった。う~む。人生、悪くないって。
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