宇和島・八幡浜へ出張②前泊の夕餉に、松山の居酒屋「小判道場」へ。

浜口です。宇和島・八幡浜へ出張①まずは松山全日空ホテルへ前泊 の続きを。

この前泊の日、当方のホテル着は夜7時半ごろ。夕食をと思い、ホテルおススメの居酒屋・割烹を尋ねた。すると一軒は満席、残り2軒はいかにも観光客向けでイマイチ、一軒は発見できずだった。

当方どうしようかなと、ふ~らふらと歩いていると、ちょっと気になる店が。いかにも地元の人ばかり風な居酒屋。かなりディープな感じだが・・・期待できそうと思い、寄ってみたら、これがなかなか良かった。写真を。
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瀬戸前旬料理・小判道場。店構えからしてタダモノではなさそうだが、この「大衆料金・出張員・サラリーマンの店」という表示がなんともいいな。これでいうと当方は、出張員に該当するんだな・・・(笑)

店内は数人でにぎわっている様子。入ってみようかな・・・

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カウンター。予想通り、昭和を感じさせる。というよりなんだか・・・東北のほっこりした居酒屋のイメージ。地元の常連ばかりで固まってるわけじゃない。当方も受け入れてくれた。実際、左にいる男性も神戸からの出張員。松山にはよく来ていて、この店に来るのもこれで10回目ぐらいと。常連さんだな。

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まずはお造りを。3点盛りを頼んだら、サービスしてくれ4点盛りになった。左から紋甲いか、鯛、カンパチ、生のサバ。あとわかめも。すべて瀬戸内、地のものと。さすがに旨し。しかしこれは・・・この写真から伝わるかどうか、切り身がとても大きくて。量はどうみても、二人前以上ある。当方、これでほぼほぼ満腹に。これで1000円は、安い。お得感がある。

このお造りをfacebookで紹介してみたら、さる女性曰く、「大らかな盛り付け方も、『素材で勝負しています!』という意気込みが感じられて好感持てますね。キラキラのお魚、美味しそう〜!」とのコメントをもらった。確かにそんな感じだよな。

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お店の黒板に、ウチワエビの天麩羅と書かれたメニューが。これは実に挑発的。となりの出張族男性に尋ねたら、「これ、イチオシですよ!」と。そうか。食べるしかないな・・・・と、う~む。味は、ほぼほぼ、伊勢エビ。大きな切り身の、あの伊勢エビにも似た弾力ある歯ごたえもたまらない。これはこれは、贅沢だよな・・・・

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これがウチワエビ。写真は当方が以前、長崎出張の際に食べたものだが…これを天麩羅にしてもらったイメージ。生産量が多くないので、四国や九州では流通していても、関東で食べることはなかなかできない。そういえば以前、愛媛県のどこかの市にふるさと納税を行うと、謝礼品が宇和海産のウチワエビだったような気がするな。

これでもう、おなかはいっぱい。ホテルにコンビニで買った赤ワインがあるし、もともと長居するつもりはない。ゆえに小一時間ほどで失礼したが、なんとも、余韻がある店だった。

ちなみにこのお店の主人は86歳。もう56年やってるらしい。地元常連が多いというと、閉鎖的なムードの店が少なくないが、ここは全くそうではない。

季節により、旬の魚は異なる。違う時期、今度松山に来るときには、また再訪しよう。そんな気持ちにさせられる店だった。う~む。人生、悪くないって。

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