マイナス金利に対する、銀行株への誤解?既に日銀に積んである250兆円には、金利が付く。

浜口です。

予想外のタイミングで、日銀によるマイナス金利の話が出てきましたね。

これを受けて市場全体は大きく上がっているものの、銀行株の動きが冴えない。マイナス金利に伴う、業績悪化懸念・・・ほんとうか?どうも、誤解があるような気がしてならないと思われたが・・・実際、当方は今日、何人かにヒアリングしたら、この点が理解できてなかった。ここは重要。解説を。

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詳しくは日銀のホームページをご覧いただきたい。そうすると、こういう写真が含まれた文章が載っているんですね。今回のマイナス金利に関する説明文です。

今回の決定で、民間銀行が日銀に預けている当座預金に対して0.1%のマイナス金利がつくことになる。現在日銀の当座預金は250兆円あるんですけども(この図における基礎残高の部分)、誤解がないように。

この250兆円部分は、マイナス金利にはならないんですよ!!これまでと同じように、0.1%の金利がつく。

マイナス金利になるのは、今後、供給される資金についてなんですね。
でも銀行だって、考えなしじゃない。マイナス金利にしたくないから、国債に資金シフトしたり、J-REITを買ったり、可能ならば貸し出しに回したりして、何とかマイナス金利を避ける努力をするんじゃないか。条件が整えば、外債を買うかもしれない。とにかく、0.1%以上で運用できればいいんだって。

今日の銀行株のザラバの急落は、この辺の誤解があったような気がする。でもだんだんと日銀の声明文が読み込まれていく中で、1部の人は今回のことが銀行株に対しそんなに悪材料ではないと言うことをだんだんと意識。買い戻されてきた。そんな流れだったように思われましたが・・・。

サウジとロシアの譲歩の話は、誤報かも。

浜口です。

昨日買いた、サウジとロシア、原油の供給過剰問題解決へ譲歩の兆しと。ですが、後になって、サウジ側から否定的なコメントが出ていたようです。「火のないところに煙は立たず」とはいえ、現状では正しくないかもしれないとのこと。訂正させていただきます。

実際のところは、ロシアは原油価格を吊り上げたいが、必ずしもそれをサウジが受けたわけではないと言うことのようです。

でもまあ、サウジからこのようなネガティブなコメントがあっても、WTIは1ドル以上上がっている。センチメントが好転したと考えて、良さそうではありますね。

サウジとロシア、原油の供給過剰問題解決へ譲歩の兆しと。

浜口です。

サウジとロシア、供給過剰問題解決へ譲歩の兆し=イラク石油相と。

これ、良い話ですね。今の世界的な下げ相場、これがきっかけで大きな転換点を迎える。そんな話に発展するかもしれない。

う~む。当方、手元にあるキャッシュで株をすべて投入、フルインベストに戻そうかな。そんな気持ちにもなりましたが・・・・

まあ、ゆっくりと市場を見ながら、頃合いを見て、乗せるタイミングを考えようかな。どうなるか・・・・

サウジアラビアの国営石油が上場を検討?

浜口です。

1月17日付の日経ヴェリタスによれば、世界最大の石油会社でサウジアラビア国営のサウジアラムコが新規公開に向けて動き出したとの事。企業価値は数兆ドルとの見方があり、実現すればアップルを上回る、世界最大の上場企業となる可能性があると。アラムコは1月8日に上場検討を認める声明を出し、同社本体の株式の一部や下流部門の子会社株の上場を選択肢としてあげたとのこと。

足元の原油安から、サウジは財政難になっている、それを補うための措置なんでしょうが・・・これが株式市場に与えるインパクトはどうなんだろうか。

日経ヴェリタスによれば、上場市場は、サウジの株式市場のようですね。でもサウジの株式市場ってそんなに流動性あるんだろうか?

上場は段階的に行う様子だけれども、今回の日本郵政のごとく、うまくいくんだろうか?そう期待したいが・・・

足元の原油市場のみならず、株式市場でも供給過剰状態になってしまう。そんな懸念も頭をもたげるが・・・さてさて、どう着地するのかな。

1勝1敗でも儲かる株式投資

浜口です。

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少し前に、以前このブログにも参加されていた角山智さんの写真の著書を読みましたが、良著だなと思いましたね。

特に最後の章、「株式投資の奥義は勝ち逃げにあり」は、参考になりました。「20年にわたる筆者の実体験をもとに」との副題通り、1999年のITバブルでは勝ち逃げできず、 2006年の新興市場暴落は乗り切ったものの、リーマンショックで株の配当生活の夢は打ち砕かれた。そんな中、さまざまに学んだ教訓をリアルに描かれています。

普段から当方がつくづく考えていた「勝ち逃げが理想」というテーマを、当方に代わって、角山さんが踏み込んで考えてくれてる・・・そんな気持ちになりましたね。

この部分に限らず、この本は全体として、話の展開が実にリアル。ご自身の経験や運用成績をそのまま掲載されてるようで、ゆえに説得力がある。本だなと思いましたね。

しかし・・・足元の相場を見るにつけても、勝ち逃げが大事・・・身につまされる言葉ではありますね。

弱気相場が収束しないが…

浜口です。弱気相場が収束しませんね。

先週末のニューヨーク株式市場が安くて、 CMEの日経平均先物も安い。しかもニューヨークは明日、株式市場がお休みですから、買いから入っている方にとっては、日本株は月火と、悶々としたマーケットになりそうですね。この状況を既にに織り込んで、CME日経平均の先物16,750円と言う値段が付いてるんだろうな。

まぁここまでは、いかんともしがたい。そこから先に何が待っているのかを見極めたい。そんなところかなぁ。

今年 1年の中でも、今週1週間は重要なポイントになりそうな気がする。あくまで「気がする」という話ですが・・・相場も自分も世の中も、しっかりと見つめていきたいな。

あれ?当方、至極当たり前のことを書いてるだけかな?

とりとめがなくなりました。この辺で。

経済週刊誌3誌とも、今週号は日本株の特集!

浜口です。

これは驚いた。昼休みに近くの書店に行ってみたら、主力経済週刊誌の今週号は、3誌とも、日本株の特集ですね。

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これをどう受け止めるべきなのか。個人には日本株への投資マインド、資金とも、まだまだ残っている。で足元の急落は絶好の買い場。あるいは少なくとも、株を買う特集を組む価値がある局面。3誌はそう判断しているということかな。

まあ、キャッシュがある人にとっては、日本株はバーゲンハンティングの時期と映るでしょうからね。私もそう思いますが…さてさてどうなるか…

岡山の笠岡に出張。500系こだま・瀬戸内海の小島・カブトガニ

浜口です。少し前に、出張で瀬戸内を何か所か回ってきました。その中で、感慨深かった写真をいくつか。

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500系!姿が良いな。これで、大阪から岡山まで。この写真をfacebookにアップしたら、「格好良いですね〜。いまでは『こだま』でも、500系は永遠に『のぞみ』の風格です」との声が。う~む。実に同感・・・その通りだよな。

ちなみにWikiに書かれている、500系の要旨を。

新幹線車両500系は、JR西日本が新幹線の航空機に対する競争力強化の一環として、より一層の高速化を目指して開発された。車体強度・台車強度・力行性能などすべて500系は320km/h対応として設計され、1996年1月から1998年12月にかけ、合計144両が製造された。当初は山陽新幹線区間限定で「のぞみ」運用として運転を開始、その後東海道新幹線で運転を開始。後続系列である700系の最高速度が285km/hと低く抑えられたこともあり、「のぞみ」の中でも特に高速性を重視した運用に充当された・・・とある。
この説明からもわかるように、500系、新幹線史上最速なんだろうな。「のぞみ」の中でも飛び切り美しいこの車両、今は現役を引退、山陽新幹線のこだま運用に。それにしても3年弱とは・・・500系は結構短命に終わってしまったんだな。美人薄命という言葉が、頭をよぎる。

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500系の指定席。室内はこんな感じ。カーペットこそ敷かれてないが、「ひかりレールスター」のように左右2席ずつの配置。新幹線グリーン車に近いムードに改造されている。素晴らしいな。
車両が丸みを帯びているので、天井にかけて窮屈感があり不評。こんな声も一部からあったというが・・これはこれで、良い味が出ていると思うけどな。

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この日は当方、岡山と福山の間にある笠岡というところへ。ここからは瀬戸内海の小島、五つの島行の船が出ているらしい。

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船の時刻表。味があるよな。

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笠岡はカブトガニ繁殖地でもあるらしい。カブトガニ、天然記念物であるし、日本では食用にはなっていないが・・・この写真、facebookにアップしたら、タイやマレーシアでは、普通の食材らしい。そんな話で盛り上がった。

さる女性曰く。昔、マレーシアの東海岸、カブトガニが有名な浜を散歩していたところ、両手にカブトガニをぶら下げて歩く男性に会ったので、どうするんですか?と尋ねたら、食べるのだ!と。
彼曰く、甲羅をフライパン代わりにして、そのまま炒めるんだと。マレーシアでは、普通に食べられる食材らしい。ただしカブトガニの味は、一般的には「美味しくない」という意見が多いようですが・・・と。

なるほどな・・・カブトガニ、東南アジア生まれは食べられてしまう。一方で日本で生まれたら、天然記念物扱い。生まれた国によって、随分と待遇が違うな。

取り留めがなくなりました。この辺で。

「アノマリーに頼った投資が振るわない」というが・・・

浜口です。

なんと・・・当方が先ほど、東証一部の騰落レシオは62.9まで下落。で書いたものとほぼ同じ内容が、今日の日経朝刊に載っているんですね。これには驚かされたが・・・それではもう一つ、違った観点のデータを。

先日の日経新聞に、「最近はアノマリーに頼った投資が振るわない」という記事がありました。足元ではその通りなのかもしれませんが・・・と、それはさておき、その記事の中にはタイトルに反して、アノマリーに関しなかなかに有益と思われたグラフが掲載されていました。それを紹介させてもらいます。

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出所:日本経済新聞

上は日経平均の月間騰落率、下はNYダウの月間騰落率。いずれも戦後からこれまでの数字ですね。このような形でアノマリーを考える場合、月間騰落「回数」を見ることが多いんでしょうが、ここでは「率」を使っている点がややユニーク。どちらも似たような結果になるとは思いますけどね。

まあこれは、まずは個人的な備忘録。それをみなさんへの情報共有も兼ね、ここにアップさせてもらったと解釈してください。

先日のモーニングサテライト、いちよし証券の方のコメントの中で、日経平均はここ数年、1月安である一方、2月・3月にかけて高い。そんな傾向が続いていると紹介されてましたよね。そういう展開になればいいが・・・まあ、外部環境次第だな。

取り留めがなくなりました。この辺で。

東証一部の騰落レシオは62.9まで下落。

浜口です。

日本株、相変わらずコツンときた感じはないですね。ただし、「120以上で買われ過ぎ、80以下で売られ過ぎ」と言われる1月8日の東証一部25日移動平均ベースの騰落レシオは62.9まで下落。とのこと。このリンク先の緑のグラフ、もしくはその下の実際の計算数値を参考にしてください。

シカゴ日経225先物が17250円まで下落と。週明けはまた波乱のスタートなんだろうが・・・こんなあたりを見ると、相場は悪材料を相当程度織り込み、どこで底を打ってもおかしくないようにも思えるが・・・まあ、外部環境次第ではありますね。無理せず、ボチボチ行くことにします。