政治リスクは長続きせず?

浜口です。日経ヴェリタス編集長の小栗太さんの書き物から。ちょっと注目される内容。これは備忘録入りかな。

政治リスクは長続きせずとの見方もあるようです。曰く「過度の懸念は無用かもしれない。政治リスクは賞味期限が短いからだ。」と。政治リスクは一か月以内に消化されるケースが多いと。

既にマスコミでは、「安倍首相の辞任問題まで発展する可能性も」と書かれまくっている状況下。頭の片隅に留めておきたい考え方ではありますね。

どうなるか。一か月以内に消化されて欲しいが・・・まあ当面は、安全運転の局面だろうが。

外人投資家の4月日本株買いアノマリー。今年は?

浜口です。

今週号のエコノミストに掲載されている、みずほ証券チーフ株式ストラテジスト菊池さんの外人投資家に関するコメントが目を目を引きました。要旨は以下。「」内は菊地さんのコメントで、その後は当方のコメントです。

・「外国人投資家は今年に入り8週連続で売り越し。計7兆円もの巨額の下げ圧力。これはチャイナショック以来の大幅な売り越し」。⇒外人投資家は確か先週も売っているから、九週連続の売り越しかな。8兆円弱の売り越しにまで拡大していると推定されます。

・「一方で外国人投資家は2001年〜2017年の17年連続で、毎年4月に現物取引で日本株を買い越しており、売買動向の季節性が強い。今年1~2月に巨額の日本株を売り越した後だけに、今4月も外国人投資家は18年連続で買い越し可能性は高いだろう。」

この見解については当方、違和感はありません。森友問題はおそらくは3月末にかけ、佳境を迎えるのでしょう。それまでは相当に「心臓に悪い」相場展開になる可能性は、正直言ってあると思う。

しかし相場というものは、いつかは「悪材料出尽くし」になるもの。企業業績がそこそこ好調であることを前提に、菊池さんのいわれるような展開になるかな。現状そう考えるが・・・どうなるか。

但し
繰り返しますが、3月末にかけては波高き相場の可能性が高いので、その点はお互い、注意しましょうね。どうなるか・・・

浜松に小旅行①オークラアクトシティホテル浜松

浜口です。

当方は現在、名古屋在住なんです。ここから浜松までは100kmぐらい。新幹線なら30分、鈍行なら1時間40分程度の距離。先日、小旅行感覚で、オークラアクトシティホテル浜松(ホテルオークラ浜松)に泊まってきました。期待に違わず、素晴らしいホテルでしたね。写真を。

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浜松駅近くにあるアクトシティ。その象徴であるアクトタワー。ここにあるホテルオークラなので、オークラアクトシティホテル浜松とネーミングされている。浜松はヤマハとか河合楽器とか、楽器メーカーが多いお土地柄。このビルもハーモニカを縦にしたデザインなんだそうな。東海道新幹線からも良く見える、新幹線で東京から西へ向かう場合、このビルが見えると「ああ、やっと浜松まで来たんだな」という思いにさせられる、あのビルですね。

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宿泊した部屋。ツインのシングルユース。良い感じだった。ここはホテル開業20周年を期に改装された「コンフォートフロア」にあり、44階まであるホテルの37階に位置している。ホテルのHPによれば「グリーンとベージュを基調としたパークのようなナチュラルな配色に、ゴールドの金物をアクセントとしたエレガントなスキーム。健康的でナチュラルな、男女問わず好まれるカラーコーディネートです」とあるが…まぁそんなところかな。

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「遠州灘を見下ろすことができる展望浴場をはじめ、プールや豪華なラウンジがホテルの29階にあります」という振れ込み。今回はここの利用券がついている宿泊メニューだったので、チェックイン後、まずは展望浴場に。そんなに大きくはなく温泉でもないが、とても気分良い風呂だった。入浴後はバスロープでゆっくりくつろげるRelaxing roomも用意されている。さすがにそのあたりは、ホテルオークラのサービス。レベルの高さを感じたな。

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そのRelaxing roomからの、真下の眺め。浜松駅が近くなので、電車の行き来が良く見える。走ってくる車両が、白いうなぎのように見える。ここからの眺めはテツにおススメ。ここにいると、東海道新幹線が如何に過密ダイヤなのか、よ~くわかる。ほんと電車、ひっきりなしに来てるますからね。で新幹線が通ると、その音がなんともいい感じアクセントになってる。テツの音が遠くに聞こえるスパ、悪くないよな。

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部屋に戻る。バスルームにバスロープとタオルが置いてあった。さすがにホテルオークラ仕様、バスロープの生地が厚いな。

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夕食へ。ホテルお勧めの居酒屋「いっぽ」へ。まずは浜松、遠州灘は舞阪港で水揚げされた鰹の刺身をいただく。切り身が大きい。もちかつおと言うらしいが…確かにモチモチとした食感が、実に旨し。ビールによく合うな。

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連子鯛の塩焼き。やはり地のものと。焼き上がりが香ばしくて、旨しだった。

食事の途中で、浜松在住の知り合いから突然、「facebookを見て浜松に来ていることを知った。一献、傾けないか?」との趣旨の連絡があり、急遽ホテルのバーで飲むことに。ゆえに居酒屋「いっぽ」での食事はここまで。

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部屋に帰ってきた。夜景が綺麗。さらにワインを少し飲み、そのまま夢の中の世界へ。次回に続きます。

ここもとのトランプ大統領の行動。

浜口です。

ここもとのトランプ大統領の行動を見ると。特に以下の3点。いずれも、11月の中間選挙をにらんだ動きという点で共通しているんだろなと思われますね。

①法人税減税
②アルミ・テツの輸入関税増税
③北朝鮮、金正恩氏との会談。

①法人税減税はわかりやすい。支持者・投票者にアピールできる。

②アルミ・テツの輸入関税増税も同様でしょう。やはり支持者・投票者にアピールできる。が、一方で両製品のアメリカの輸入額は全体の2%に過ぎないらしい。メキシコ・アメリカは例外としている。それ以外に除外国が増える可能性も。経済へのインパクトは、実際には限定的なんでしょうね。

北朝鮮、金正恩氏との会談もやはりうまく行けば、支持者・投票者にアピールできる。そう考えて即受けたと考えれば、わかりやすいように思われました。

どうだろうか・・・

三重県は熊野市へ出張・・・紀勢本線と熊野灘・海の幸

浜口です。今週はいろいろあったが・・週末ですね。テツの話を。

紀勢本線経由で三重県の熊野市に行ってきました。日帰りだったけど、なかなか味わい深かったな。写真を。
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名古屋始発、待機中の特急「ワイドビュー南紀」。紀勢本線、気動車特急に乗るの久しぶりだな。旅情満点。海側に席を。これから約3時間かけて、熊野市に向かいます。

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紀勢本線からの車窓。紀伊長島を過ぎたあたりから見えてきた海。熊野灘。ちょっと逆光気味かな。

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こちらは尾鷲湾。ほんとうに綺麗な海と空。感激ものだったな。

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熊野市に到着。遅めのランチを。「むかい」というお店で、刺身定食をいただく。魚は全て地のものと。刺身、左2つはぶり、部位が違うところを二ヶ所、食べてみてくださいと。なるほど・・脂ののり方が違うな。あと白身はイシダイ、赤身はマグロ。マグロは紀伊勝浦で上がった天然ものと。う〜む。さすがに旨い。味が濃くて、食感がコリコリしてるな。

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熊野市駅を降りて5分ぐらい歩くと、またも熊野灘へ。砂浜。視界が180度広がる。遮るものがない。とっても綺麗。高校生カップル二人が砂浜でちょこんと座り、語り合ってた。羨ましいな・・・。

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紀勢本線の踏切から熊野市駅を望む。空の青、山の緑、川に架かる橋を渡り、駅に伸びる鉄路。いい感じだよな。

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この日の仕事、地元地銀向け勉強会が終了。帰路、列車の中で食べるため、乗車直前に鰻屋さんでこしらえてもらった、ひつまぶし弁当。ひつまぶしというが、実際には香ばしく焼けたうな重弁当だった。三重県は日本で最も、鰻を食べる県らしいな。さすがに旨し。このお店はなんと、夕方5時には閉まってしまうらしいが・・・当方が「勉強会、5時15分くらいに終わるんです」と話したら、その時間まで店を開けていてくれ、時間に合わせ出来たてのホカホカ弁当を提供してくれた。ちょっと嬉しかったな。

熊野市を訪れるのは10年ぶり位。天気が良くて、海がきれいだった。自然は変わってないが、街が過疎化してるな。駅前も寂れていた。コンビニが昼間でも開店していない。聞けば2年前に廃業したと。

熊野古道は世界遺産として有名。その入り口として熊野市があると思うが、世界遺産の恩恵はあまり受けていない様子。熊野古道へは和歌山県の方から入るルートが一般的なのかな。

山陰の出雲あたりは、出雲大社を中心に町おこしがうまくいき、人々がどんどん訪れてる。熊野市も熊野古道の入り口として活性化ができればいいんだけどな。この綺麗な海を、なんとかうまく、観光資源に活かせたらな。そんな想いが頭をよぎりましたね。

日本株も二番底確認か?

浜口です。

米国株、ダウ続伸し440ドル高 雇用統計好感、ナスダック6日続伸で最高値と。

今回私は、雇用統計の数値・内容ははっきり言ってどうでも良くて、出てきた数値に対し、米国株式市場が好感するか否かだけを見ていました。

好感しましたね。

日本株もこれで二番底確認となるのか。現状、そうなんだろなと考えるが・・来週以降の相場が楽しみになって来たな。

どうなるか。

林輝太郎先生の教えが響いた…

浜口です。

このブログを見てくれている方の中で、林輝太郎先生のファンはどのくらいいるんだろうか。若い人の中には知らない人も多いんだろうなぁ。当方は林先生に、相場師としての大事なことを色々と教えてもらったんですけどね。一方的ですが、永遠の師と仰いでいるわけです。

相場のことをよくわかっていないと。林先生の本を読んでも、言葉が抽象的過ぎて良くわからないと感じる人も多いと思う。ところがご子息の林知之さんがやっている林投資研究所ホームページに掲載されていたこの本の14ページ以降、林知之氏による、林輝太郎先生へのインタビューが実にリアルで、参考になった。が参考になった。関心がある方は一読をお勧めします。

林先生は、まずは戦後間もなくの混乱下の日本を詳しく書かれている。戦後を22歳で迎えた林先生の、貴重な当時の貴重な体験談からまずは、この本は始まります。以上に加え、当時の兜町、相場師のことなどについても詳しく書かれている。これは一読の価値、大いにあると思いますよ。。。と、そんな中で林先生の相場の手法について。特に響いたのは、以下の言葉かな。

「俺にとって売買とは、まず試し玉を入れ、動きを見ながら本玉を建てていくと言うもの。」

「だから極端に言ってしまえば、損切りは試し玉の段階で行うことで、本玉を建て始めた後は損切りをする必要がないんだ。それに試し玉から本玉と言う進め方をするだけで、『だめだったら撤退』と言う考え方が黙っていても盛り込まれる。」

そうか。本玉での損切りは無い。損切りは試し玉だけというのが林流という事なんだ。なるほどな・・・

日本株の外人投資家の売り越しは最終局面が近い?

浜口です。これも備忘録入りかな。

現在、三菱UFJモルガンスタンレー証券の藤戸さんが日経モーニングサテライトで解説されていますね。需給面からの、今回の日本株下落の背景の説明。
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2015年以降昨年まで、日本株が大幅調整したときは2015年のチャイナショック、2016年の米中景気減速懸念と二回あり、いずれの相場下落も外人投資家による売りが大きく影響した。その二回のケースとも売り越し額は約7兆円だった。今回の2月以降の下落も外人投資家の売りが主因であり、その売り越し額は既に6兆円に達している。

この経験則が今回も当てはまれば、そろそろ外国人の売りは峠を越すのではないか。そして一定の大きな額の株式を売却した後の外国人は、その後はその多くを買い戻し、その過程で相場は戻る。そんな状況が再現されるのではないか。そんな見立ですね。

まあ、その通りかもしれないなと思わせられましたね。どうなるか・・・

 

株、25,000円を目指す…

浜口です。テクニカルの話。備忘録入りかな。

昨日の日経ヴェリタスに、エリオットウェイブ研究で高名な三菱UFJモルガンスタンレー証券の宮田さんのコメントが掲載されてましたね。

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日経平均の20週サイクル論、目崎的な悪材料が満載の株式市場ではあるが、騰落レシオが 70%近いことも含め、悪材料が相当程度織り込まれたと言う見方もできなくはない。頭の片隅に置いておきたい考え方ですね。

日経平均が2月14日安値を大きく割り込まないことが重要なんだろうが。

まぁニューヨーク次第でもあるが。どうなるか…

熊本・大分に旅へ⑥南阿蘇鉄道・高森線と白川水源

浜口です。NY株、ここで底入れ反転すれば二番底。ベストシナリオだが、CMEは怪しい動き。どうなるか・・と、週末ですね。熊本・大分に旅へ⑤ANAクラウンプラザ・熊本ニュースカイの続きを。

熊本の水はとても美味しい。水道水のうまさは富山と並び、日本で一・二を争うと思う。実際、このANAクラウンプラザ熊本ニュースカイホテルの蛇口からの水も十分おいしく飲める。

今日はそんな熊本の泉、阿蘇の麓にある白川水源を目指そうと思う。まずは熊本から豊肥本線の鈍行で立野まで。そこからは旧国鉄高森線、現在は南阿蘇鉄道高森線に乗り換え白川水源駅へ。テツとしては、終点の高森まで完乗したいところだが、今回は時間の余裕なく、途中の白川水源駅までの旅。でもこれが本当に素晴らしかったな。写真を。

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南阿蘇鉄道の白川水源駅。ここは白川水源への訪問を容易にするため、3年前にできたばかりらしい。無人駅。ここから5分程度歩いていくと・・・

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白川水源に到着!ものすごくきれい。大量の水がこんこんと湧き出ている。ここから突然、川が始まるんだな。そんなイメージ。

湧いて出てきたばかりの水であるゆえ、生水で飲むことができる。ミネラルウォーターそのもの。大きなペットボトルをいくつも持って汲みに来る地元の人が何人も。当方もこの状況をあらかじめ想定し、わざわざ空のペットボトルを持っていたので、自分で汲んだ白川水源の水を飲みながら、周辺散策することができた。当方はこういうの、本当に好きなんだよなぁ。

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白川水源の湧水が、川の流れを作る。植物、生き物・・・自然も作る。きれいだよな。富士山の湧水、柿田川を思い出したが・・・でも水量は、こちらのほうが豊かだな。

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白川水源駅から散策がてら、徒歩で隣の阿蘇白川駅へ。駅でコーヒーをいただき、ここから豊肥本線に接続する立野まで戻る。

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南阿蘇鉄道高森線の車両。1両だけ、乗客はわずか。しかし行きは対照的に2両編成でほぼ満員だった。1両には団塊の世代とおぼしき日本人の団体旅行、もう1両には韓国からの旅行者が乗っていたな。

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南阿蘇鉄道高森線は、いろんな景色を見せてくれる。こんなのどかな鉄路風景のところもあれば、立野を出発したばかりは、結構高い位置から、トンネルと橋梁を交互に走り、渓流の車窓を見せてくれたりする。約30キロ前後と短い線だが、風光明媚、非常に変化に満ちた車窓の線だった。

散策しながら訪ずれた阿蘇白川駅では、駅を運営しながら喫茶店もやっている女性がひとり。曰く、ここは旧国鉄高森線だが、30年以上前に廃線に。もともと高森線は、高千穂線とつながり九州中部を横断する予定だった。が、高森から先のトンネル内で大量の湧水が出て工事ができず、結局、宮崎までの開通は叶わなかった。旧国鉄高森線は利用者も少なく、国鉄が民営化するタイミングで早々に廃線、第三セクター移行になった。その湧水が大量に出まくった高森トンネルは、現在は高森町湧水公園として保存されているとのことだった。

中国や韓国からの旅行者は、終点の高森まで行って、バスで阿蘇を回るケースが多い。したがってここ阿蘇白川駅は、列車が来ても2人とか3人ぐらいしか利用しないことも多い。ものすごい過疎地なんですよと。

そうか。確かに周りの山や田んぼや川の景色は、島根県の山奥、木次線をイメージさせる。そんな超過疎状態。でも景色のキレイさと人口密度は反比例するように思う。今回訪れたのは3月でまだ田んぼには何も植わってないが、これが夏とか秋であれば田んぼも山も、一面緑で本当に綺麗なので、その時にまた来てくださいと。実際、そうなんだろうな。いつかまた訪れて、今度は終点の高森まで乗って完乗してみたい。その時はまた、白河水源やこの駅も再訪したい。そんな思いに駆られた。

熊本・大分の旅が終わるが・・不思議と寂しい気持ちにはならなかった。違う季節にまた、ここに来ることにしよう。そう、また来れるって。

熊本空港のラウンジでビールをごキュッといただきながら、今回の旅を振り返ると。そんな想いが頭をよぎった。人生、悪くないな。