浜口です。夏の読書に、おすすめの一冊。怒らないこと―役立つ初期仏教法話〈1〉 (サンガ新書)。内容は、タイトルから推定できますよね。これは、おススメです。
この本、facebookで、「人生を変える一冊に、なるかもよ。大げさでなくな。」と紹介したところ、反響はかなり、ありましたよ。「怒りを抑える」ということで悩んでる人、結構、多いみたいです。当方?この本の影響を既に強く受けており、大概のことでは、怒らなくなった。自分ではそんなつもりなんですが。。。どんなもんでしょうかね?(笑)。
当方、この本の要点を書き出し、何度も読み返してます。内容は、下記の通り。長文、失礼。
・ この世の中にある、ものを作り上げる想像の源泉は、愛情。破壊していくのは、怒り。
・ 怒るか否かは、個人の人格の問題。
・ 相手が間違っているなら、二度と間違わないようにしましょうと、ニコニコ顔で言えばよい。なぜ、怒るのか?
・ 私は間違いだらけ。完全ではない。「自分が正しいという考え方は、非合理で非真実で嘘で、ありえない。このありえないことを徹底的に信じている自分ほどの大ばか者は、この世にはいない。」とはっきり理解したら、もう怒らなくなってしまう。
・ 世界は、あなたの都合など、知ったことではない。だから、「うまく行ってほしい」という態度は、完全に、無知なのである。「自分は完全ではないし、相手にも決し て、完全な結果を求めない」という思考が、この世の中で我々が、落ち着いて生きていられる秘訣である。
・ 「一応精一杯やりますけど、結果は、わかりません」という、知識的で、高度な生き方が良い。
・ 「自分は完全だ」と思う無知な人は、自分の思い通りに事が運ばないからと始終怒って、そのたびに、ひどい目にあっています。
・ いじめられたことを、生涯覚えておく。怒りが発生。でもそれで苦しむのは、かつて被害を受けた、自分自身。いじめた側が苦しむわけではない。「覚えておくのなら、 勝手にどうぞ。けれど、あなたは不幸になりますよ」
・ 負けて悔しいというが。。競争するのだから、勝ち負けがあって、当然。そのまま、受け入れればよい。
・ 嫌なことを覚えておいて、また思い出して。。。そういう、ろくでもない概念をまた、延々と回転させる。暗い人々は大体、こういうことをしている。
・ 良いことや役に立つことは、さっさと忘れてしまう。一方で気に障ったことだけを、徹底的に覚えている。
・ ののしられた・いじめられた・負かされた、全部、くだらない。このくだらない妄想概念を反芻して膨らませて不幸の塊になるのは、最悪。たとえわずかでも、このような 妄想概念を作らないこと。それが怒らない秘訣。
・ 他の人をバカにすると、結局、バカを見るのは、その本人。人間関係がうまくいかなくなるから。
・ 私は部長だ。私は東大だ。「私何々だから」と思うところから、不幸が始まる。エゴの強い人の周囲は、敵ばかり。
・ 正しい怒りは、存在しない。我々は自分に甘えないで、怒りが生まれないよう、性格を調整するべき。
・ どこまでも、赦してあげてください。「人が何をしようとも、どうなろうとも、私はその人を赦します。その人を拒絶せず、愛情を持ちます。」と全てを赦す気持ちになれ たら、その人の心は、幸福と愛情だけでいっぱいになってしまうのです。
・ 怒りが気がつかないうちに、体を壊す。病気がすぐ治る人、いつまでも治らない人。
・ 政治・王・独裁者。智慧のある人は、そんなものには、手を出さない。昔から現代まで、世の中を支配しようとする人は、けっして知識人でも天才でもなく、あまり、心のよくない人。
・ 怒りというものは、まず、自分自身を殺してしまう。怒りは、死ぬぐらいの猛毒。悪人に対しても、怒ってはいけない。
・ 怒る人は、本当に恥ずかしいほど、頭が悪い。いままでの生活を振り返れば、頭が本当に冴えて、しっかりと物事を把握して行動していたときは、怒っていなかったはず。
・ 一番強烈な罰、それは無視。
・ 怒りを制御できない人は、人生のハンドルを、ただ触っているだけの人。人々をリードするのは、怒ってない人。怒っている人は、怒ってない人の言うとおりに行動しなくてはならない。いつでも、リーダーになるのは、怒ってない人。
・ 私は、地球のような心を持ちます。人から、鍬みたいなもので少し掘られても、何も動きません。人からどんなことを言われても、私は空のような心でいます。
・ 怒らない方法を探すのではなく、ただ、怒らない。
・ 怒りが生まれたら、「あ、これは怒りだ」と、すぐ、自分を見てください。怒りそのものを観察し、勉強してみてください。怒った瞬間に、「これは怒りだ、怒りだ」と 観てください。
・ 怒ったら、自分は負け犬と、言い聞かせる。「自分の中身のなさを知られたくなくて、みんなに怖い顔を見せて近寄りがたくして、負け犬の遠吠えをしているだけ。虚勢 を張って、恰好をつけているのです。
・ 怒らない人は自信があって落ち着いているから、怒っている人が相手でも、感情のぶつかり合いになりません。負け犬の話が通る道理はないのですが、それが気に入らないから、また怒る。世間が悲惨なのは、当然です。
・ ちょっとの間、放っておいてあげよう。
・ 何があろうとも拒絶せず、状況を受け入れて、楽しむ。心の持ち方次第。状況がどのように変わっても、それを拒絶したり否定したりしない心を育てれば、そこに怒りが生まれる余地はありません。
・ 不遇があっても、自分で自分の人生を破壊する必要はない。自分の明るさだけは消さないように守ると、そういう問題は、すぐ解決する。
・ 負けたくない相手は、他人ではなく、自分。「怒り」は、「負けた」と同じ事。不幸を味わっている。
・ いつもならここで怒りだす瞬間、怒らない様心がける。するとその後の状況が、必ず自分の希望とおりに運ぶ
・ 堂々たる精神は、怒りとは無縁。ゆえにきつく教えるときも、怒ったら自分の負け。
・ とにかく相手の言うことに反論せず、善悪判断しないで、心配する気持ちで説明してあげればよい。
・ 怒りと笑いは両立しない。怒る代わりに笑おうという場合には、無理の代わりに智慧や知識が必要。
・ 何一つも、完全ではない。笑いは強者の証明。怒りは敗北者の烙印。智慧ある人は、笑う道を選ぶ。
・ 怒らないことは、敵が次から次へと、みんな味方になってしまう、奇跡なのです。
・ 平和を語る人が強者。「戦ってやるぞ」という人は、徹底的な弱者。平和に必要なのは、勇気。反対に、戦争は、弱さから生まれる。
・ いつも怒っている人は、ずっと不幸を感じることに。わずかな喜びも感じない、文句だらけの不幸な人生に。怒りの人生に、喜びはない。
・ 内臓の細胞は、怒りによって早く老化してしまって、自分自身が知らないうちに、じわじわと病気になっていく。怒りは人間にとって、猛毒。
・ 何があろうとも拒絶せず、状況を受け入れて、楽しむ。心の持ち方次第で、どうにでもなる。
・ ポイントは、相手の怒りや言うことにとらわれずに、問題だけを取り出して解決すること。「問題はこういうことですね?だったら、こういう答えはいかがですか?」と言う話し方をする。自分の都合、立場、意見は捨ててしまう。そうすれば、受け入れられる。悪いのは、その人ではなく、怒り。
怒らないこと
米国国債が債務不履行と、新聞に書いてある?
浜口です。
「米国の財政は、債務の残高が議会が定める上限(14.3兆ドル)に達している。8月2日までに上限が引き上げられないと、米国債(借金)の返済が滞る債務不履行(デフォルト)になりかねない状態だ。」。。。。朝日新聞に、こんな記事がと。これを大真面目に心配している個人投資家が結構いて、当方に、大丈夫ですか?と聞きに来ている。この朝日新聞の記事を切り抜いて持ってきて、当方に見せるわけなんですね。新聞に、こう書いてありますと。米国国債が、紙クズになるんじゃないかと、本気で心配してるわけなんですね。
う~む。そういう判断をするものかなあ。というか、新聞の書きぶりが、罪なんだろうな。以下当方の、本件に関する、基本観を。
「常識的な判断をしましょうよ。この記事の読み方ですが、『8月2日にかけ(遅れるかもしれませんが)、なんらかの方向性が出てくるので、米国債は、債務不履行(デフォルト)にはならない』と、読むべきではないでしょうか?一時的な混乱は、あるかもしれませんが。」「アメリカ議会、共和党・民主党の面子もあり、加えて下院は野党の共和党が多数を占める、ねじれ議会。なのですったもんだしてるわけですが、着地は見えてる。方法論で議論が対立してるだけ。デフォルト回避を目指す点では、そりゃあ、一致してますって。そのそも何でアメリカの議員が好き好んで、米国債を紙クズにさせる方向に動かないと、いけないんですか?」。
日米とも、株式市場が強いなと。
日米とも、株式市場が強いな。。。。というのが、実感です。今後、日米の景気減速を予測する向きも、少なくないのに。慎重派が多いんでしょうね。
為替に関しては、震災後の急落時を除くと、ドル安円高が、新高値に近い水準。
以前であればこれだと、円高⇒国内輸出企業の業績懸念、ドル独歩安⇒ドル不安懸念。。。から、株式市場は下落しても、おかしくない状況なんですけどね。まあ、相場の地合いが強いと、まずは整理をしておきます。
一ノ関と世界遺産・平泉
浜口です。八戸・一ノ関3部作の最後。今回は一ノ関編。
八戸から一ノ関に移動。八戸と同様、講演会を実施。一ノ関は岩手の内陸部ではあるが、震災の時には、かなり被害を受けた。壊れたり、ガラスが割れたりした建物が多数。大変でした・・・とは、主催者側の地元地銀担当者の弁。写真を。
震災の影響で運休していたJR大船渡線。一ノ関-気仙沼間は、4月1日から再開。しかし。。。気仙沼-盛の区間は、いまだ、メドが立たない。。
しかし一ノ関には、明るいニュースも。今年6月に、平泉が、世界遺産登録された。これで俄然、盛り上がってる。
一ノ関の駅。看板の大きさが、いかに平泉の世界遺産登録が喜ばしいか、象徴している。
一ノ関構内に掲げられてる、垂れ幕。
この垂れ幕を当方、facebookにアップし、「一関なう。良かったな、平泉!!」と。するとある盛岡出身の知り合いの女性、即レスで一言、曰く。「あたしゃ泣きましたよ。」と。
あと
一ノ関駅を歩くと、いろんなところに「がんばれ岩手」の張り紙がしてあることに気がつく。当方、某所の張り紙の横に、落書きがあるのを目撃した。殴り書きで、「平泉万歳!奥州藤原氏万歳!!岩手県万歳!!!」と。。
こ、これは。。。う~む。当方、目頭が熱くなった。一ノ関だけではない。岩手県全体が、平泉世界遺産登録を喜んでいるんだな。これが、震災復興のシンボルになればな。
さて
当方、もともとは岩手県には縁もゆかりもないが、個人的に、岩手県のファンである。仕事でよく行ってるからかな。愛着みたいなものが沸いてきた。訪ずれたのは、盛岡・花巻・水沢・一ノ関。沿岸部は、久慈・宮古・釜石・盛・大船渡。旅行ではこれに加え、雫石・小岩井農場。。。岩手県に関しては、当ブログでも、たくさん、書いてる。下記の通り。震災がらみの記事も含め。
幸せの宿:浄土が浜旅館
地震で、浄土ヶ浜旅館は?
若女将の無事を確認
ああ三陸鉄道!そして浄土ヶ浜旅館よ
宮古のウニ
幸せの盛岡じゃじゃ麺「白龍」
鉛温泉藤三旅館
三陸鉄道の矜持がここに・アサリが安い
一ノ関駅構内にある。乗り換え案内。平泉には東北本線下りを。猊鼻渓には大船渡線下りを。それぞれ、階段を下りてねと。清々しい気持ちになるデザインだな。
これまでの一ノ関。観光といえば、平泉に加え、厳美渓、猊鼻渓といったあたり。これを3本柱と言うことも出来るが、より北に位置する花巻の、宮沢賢治・花巻温泉郷といった観光資源に比べると、いささか線が細い印象。
しかしこれからは、世界遺産登録された平泉を中心に、満を持して巻き返す。町の期待は、高まる。
両者は決して、ライバルということではない。共存す。平泉⇒花巻⇒盛岡(もしくは雫石)の2泊3日旅行、これが増えて欲しい。実は当方、2年前にこの旅行コース、行ってきた。最高だった。おススメです。
岩手県の沿岸部は、いまだ厳しい。しかし徐々に復興へ。内陸部は、プラスアルファで平泉。こんなかたちで盛り上がりが見られたら、嬉しい。岩手県を、応援してる。。。本音を言うと、もう、どんなカタチでも良いので、とにかく一日でも早く、沿岸部の復興を。お祈りしてる。当方は、ウニと経済講演会・・・東北に復興の兆しがで書いたとおり、三陸の生ウニを購入。微力ながら、三陸産を消費。。
最後に
ご参考まで、人口データを。一ノ関は12万人、前日訪ずれた八戸が23万人なので、半分ぐらい。花巻は、10万人。
次回は、相場のことを、書きますね(笑)。
八戸屋台村みろく横丁
青森は八戸で講演会の後、八戸屋台村みろく横丁へ行って来ました。味わい深かったな。
ホテルで、「はちのへ横丁探訪 港町・八戸の人情ブルース」と書かれた、横丁の案内地図をもらった。このタイトルで、横丁のムードがあらかた、イメージできますよね?(笑)
八戸には、名前の付けられている8つの横丁が残っており、居酒屋、飲食店などが、軒を連ねている。どの横丁もどことなく、昭和の匂いが漂う。みろく横丁は、三日町と六日町にまたがる立地であることから、「みろく」と呼ばれている。地元の人が、ほとんど。なかなか、ディープな世界が、展開されてる。写真を。
みろく横丁の入り口。期待させるな。
当方が行ったのは、さくらという、女性だけで切り盛りしてる店。
ウニの刺身。ミョウバン無添加。奥深く、クリーミー。ビールとよく合う。せんべい汁は、薄味の鶏出汁が絶妙。みろく横丁で、一番旨いと。異議なしです(笑)。
メニュー。旨そうなものばかり。
さくらの女性店員さんは、お客さんから一杯ご馳走されるケースも多い。そして飲み物でなくおつまみをご馳走になった場合には、客のとなりに座って、一緒に食べる。聞けば、お店のお開きは午前二時。店員の夕食は、その後と。それまでに大抵、お腹がすいてしまう。それまでにお客さんが、おつまみをごちそうしてくれたら、女性達は座って、それを一緒にいただいて可との、お店のルールらしい。
焼きとん。この女性からの、おススメ。おいしい魚は、食べ飽きてるんだろうな。
値段は、とても安い。観光客が好んで注文しそうなメニュー以外は、東京の、半額ぐらいか?質・量、見合いで。「だから安心すて、女の子に、ごちそうできるんだべ?」と、向かいに座った、おじさん、曰く。一年ぐらい、東京にいたことがあると。見た目が、井上陽水に似ているな。
。。。と、この方。一人で飲んでいたと思うと、しばらくして、連れ合いの女性がやって来た。一杯。そして女性の腰に手を回し、2次会に向かっていった。なかなか、やるな。。。「背中まで45分」という、井上陽水の曲を思い出す。
みろく横丁には、あわせて25もの屋台が、軒を連ねる。複数の屋台をはしごする人もいれば、一箇所に腰を落ち着けて飲んでく人もいる。みんなそれぞれ、自分なりの飲み方をしている。若い人も、年配の人もいる。
5つある横丁あるうち、3つは昭和20年代、2つは昭和30年代に出来たらしい。地理的にも、八戸は港町。魚介の供給が豊富、一方で船乗りさんが、夜の街に繰り出していく。八戸の横丁に、歴史ありということ。テーマパークとは一線を画すな。
八戸のこの横丁、とても懐が深い。包容力がある。そんな気がした。温かみを感じる。好きな街だな、八戸。
八戸で三陸のウニ。東北に復興の兆し、経済講演会も。
浜口です。出張で、東北は八戸・一ノ関と、行ってきた。青森・三沢空港経由で、八戸に。しみじみしましたね。まずは、今年2月にも行った、八戸市営魚菜市場。5ヶ月ぶり。今回もここで、さしみランチを。
ほやが旬。あとはウニ、筋子、かつお、いか。圧倒的なボリューム。もちろん旨し。ほやは、そこそこ大盛で200円!安いな。ほのかに海の香り。オレンジ色。クサ味がまるでない。ほやに限らず、すべてが安い!東京の1/3以下ではないか。
市場の片隅にテーブルコーナーあり。どんぶりご飯・味噌汁が、100円。あとは市場で売ってる魚を勝手に買ってきて、自分で海鮮丼にして食べる。当方は海鮮丼にするのが面倒なんで、刺身定食のかたちで、そのまま食べた次第。しかし平日、昼前の市場は、地元人ばかり、観光客ゼロ。地元の人の言葉は東北弁が強くて、半分ぐらいしかわかりませんでしたね。
市場で、自宅のお土産用に購入した、生うに。八戸市営魚菜市場にて、今年2月に白子の話を聞かせてもらったお店を再訪。覚えていて、くれてました。ここで、購入。
三陸産。6~8月が旬。宮古のウニと同じですね。ミョウバンが入ってない、正真正銘の生うに。だから3日もすれば、溶けてドロドロになってしまうと、脅かされた。オレンジ色が濃いのはバフンウニ、薄いのはムラサキウニだそうな。両者を食べ比べると、味は。。。バフンウニのほうが、より、濃厚なのかな?。。。う~む。とにかく、旨し。これは、贅沢ですって。
このウニは、このお店が仕入れた漁師の、東日本大震災以来初めてのウニ漁で揚がったものらしい。漁場は、宮古の北の海岸と。田老のあたりかな?曰く、採ったウニから砂を取り除く機械があって、これが、震災で壊れてしまった。ここにきてやっと、機械の修理が終了し出荷できる体制が出来てきたので、今年初めてのウニ漁を、行った。
初荷だな。大切なウニ。そ、そうか?このウニはある意味、東北復興の、象徴の一つと?復興の一助になればとの想いも加わり、二パック、購入しました。少々お高かったが。でも当方が購入しないと、ウニ、溶けてしまいますって(笑)。ミョウバンが、入ってないしな。観光客、まだほとんど、いないしな。復興の助けになれば、それでよろしだって。
八戸の、金融街。地元地銀が並ぶ。
ここで当方、投資環境セミナーを実施。岩手の某地元銀行は、定期的にこれを企画してくれてる。今回は、震災後初。「地元もやっと、経済講演会が出来るムードに、なってきました。但し、宮古・釜石・大船渡での実施は、まだ、叶いませんが。。。」と。この3か店とも、当方、行ったことがあるだけに、胸が痛む。
セミナーでは、東日本大震災の経済に与える影響についても,説明した。どこかの辞任を余儀なくされた大臣のようなことのないよう、とにかく、言葉に配慮。但し、気を遣い過ぎてるなと想われると、逆によろしくない。。最大限、気合を入れて、対応。
うまく着地!!「阪神淡路大震災は、被害総額、9.9兆円。東日本大震災は、16兆9000億円と。厳しいと言わざるを得ない。阪神淡路は、復興対策予算は9.1兆円だった。被害総額の90%に相当。今回はどうなるか?」そして、「東日本大震災に伴う東北からの自動車部品の供給一時カットは、4月から6月にかけ、アメリカ経済さえも景気鈍化させるほどの強いインパクトがあった」と説明すると、会場から、「ほおー・・・」と、声があがる。みんな、一生懸命、メモしてる。
「日本経済は、7-9月期から徐々に、回復基調に。東北の生産も、これから上がってきますね!」と。当方、話をしながら、目頭が熱くなってきて冷静さを保つのが、大変でした。でもおかげで、喜んでもらえたな。
とにかく、ウニ漁からも経済講演会からも、東北の復興の息吹きが、感じられました。良かったなあ。
五能線
ちょうど、一年ぐらい前だな。秋田の能代に出張。仕事まで時間があったので、五能線に乗ってきたことを、思い出す。能代から、ウエスパ椿山まで。まさか仕事で、五能線に乗ることが出来るとはな。ビジネスとはいささか、縁遠い線だからなあ。
五能線(ごのうせん)は、秋田県能代市の東能代駅と、青森県南津軽郡田舎館村の川部駅を結ぶ、JRのローカル線。海側(日本海)の車窓が素晴らしいことで、テツの間でも、とても人気がある線。それが、白神山地が世界遺産登録されたこともあり、俄然、人気が高まりつつある。当方にとっては2回目の乗車だったが(初回は20年前)、やはり、車窓は秀逸、無茶苦茶きれいだったな。白神山地も遠くに、見える。
日本海はもちろん、五能線を囲む海・山・空。全てが、最高!太平洋側とは異なる、意外に、ほっこりしたムード。これはもう、「白神山地だけといわず、五能線も含めて、世界遺産登録したら?」と思うほどの、素晴らしさ。
但し、北の日本海側。冬は、牙をむく。暗く悲愴感溢れるムードに変貌、雲は低く垂れ込め、風雪厳しく。五能線も運休、バス代行輸送となることも、しょっちゅうと。。。穏やかな初夏の写真を、何枚か。
五能線の目玉気動車「リゾートしらかみ」、青池編成。これで秋田からウエスパ椿山間、計139分、乗りました。
岩館~大間越の車窓。リゾートしらかみは、海の景色がとりわけきれいなこの区間、スピードを落として走る。
トンネルを出たところで減速が始まるが、これがまるで、「五能線・日本海車窓の旅」の映画の幕が、切って落とされるタイミングの、イメージ。
トンネル越え。。。このとき車内の女性から、「ウワー」「きれい!」と歓声が、一斉に、あがる!!みんな、大喜び!当然、ヤラせ、なし(笑)
そして海が見えなくなると、その後で「ウ・・・・・」「来てよかった・・・・」とのため息が、あたりから。リゾートしらかみの車内で。
当方、こんなの、初めて。それほど、乗客の感動を呼んだということ。五能線の車窓、日本海が。天気が良かったのも、大きかったけどな。
ウエスパ椿山に展示されてる蒸気機関車。8620。昔、五能線を走っていたそうな。
唯一残念だったのは。。。伝説の(?)黄金崎 不老不死温泉まで、たどり着けなかったこと。ウエスパ椿山からバスが出ていたが。
神秘的でしょ?鉄色というべきか、カフェオレ色というべきか、この温泉。ひょうたん型の、湯船も。。。なおリンクHPは、「秘境温泉☆神秘の湯」。こちらでは、「夢にまで見た黄金崎不老不死温泉へ3度目にして入浴を達成しました!」と、紹介している。
まあ、ビジネスがてらの訪問で時間制約があったし、温泉に入った後で講演会を行うというのも、ちょっとなあ。。。再度、訪れる機会、あると期待して。そのときにゆっくり、黄金崎不老ふ死温泉に浸かろう。最大のお楽しみは、残しておこう。それもまた、良しと。人生、悪くない。
世界的に、リスク選好の流れ?
浜口です。
先週一週間を見ますと、株式市場は、総じて、堅調。アメリカ株も、戻り高値更新ですしね。
当方の手持ちで言えば、例えばいすずは、戻り歩調。購入したばかりの銀行株ETFも、まずまず。銀行株は、みずほの3行統合の話以降、パフォーマンスが好調ですね。
あと、インドネシア株投信EIDOは、ついに、新高値になりましたな。
世界的に、リスク回避から、リスク選好の流れ?もうしばらく、いけそうなムードと理解。
日本株についても、日本株、上昇への転換点を迎えつつある?の線で、当面、良いかと。
さて
角山さんの、日本株をすべて手放すことにしたの内容、思わず、ニヤっとしながら、拝見しました(笑)ご指摘のとおりと、当方、理解してます(笑)。
ギリシャ問題、大丈夫か?
浜口です。株式市場、良い感じになってきましたね。
さて、ギリシャ問題、相変わらず、くすぶってます。大丈夫か?聞かれることが、相変わらず多い。以下、ギリシャのデフォルト懸念に関し、当方が考えるところを。
1. ギリシャの債務不履行問題、大丈夫か?
ギリシャ国債2年債利回りが30%近くまで急上昇している状況を鑑みれば、足元の資金繰りはクリヤーしたものの、今後2~3年程度を見た場合、デフォルトの可能性は否定できないと考えるのが、妥当でしょう。
2. ギリシャの損を、誰が引き受けるのか?
ギリシャが自助努力で再生できず債務不履行が発生した場合、欧州安定化メカニズム・IMFが、その損を引き受けることになるでしょう。
欧州安定化メカニズムに資金を出しているのは、1にドイツ、2にフランスです。一方でIMFの主要国の出資比率は、米国が18%で1位。日本は6.3%で2位。以下、独が約6%、英仏が約5%と続きます。つまり欧州、特にドイツを中心に、世界が広く浅く、面倒を見ることになります。
足元では、ギリシャ国債のロールオーバー(償還・借り換え)は、主に欧州安定化メカニズム・IMFが面倒を見ている状況であり、リスクは徐々に、民間金融機関から公的部門に移管中。ゆえに、ギリシャの債務不履行がもしあっても、それが欧州の銀行の信用危機に発展する可能性は、低いものになりつつあります。
ギリシャの債務不履行が先送りされればされるほど、リスクが公的部門に移っていくことで、市場が混乱する可能性は、低下していくと思われます。