熊本・大分に旅へ①豊肥本線と臼杵・五嶋(ごしま)旅館

浜口です。アメリカは減税法案が採決される方向。日本株は先週はパッとしなかったが、今週は楽しみだな。週末ですね。テツの話を。

実はこれ、熊本地震のほぼ一年前、2015年3月頃の話。羽田から熊本へ。そこから大分に豊肥本線・久大本線と往復するテツの旅。遅くなったがそろそろアップを・・と思っていた矢先、地震が。旅程は地震の被害地域に被る。ゆえにブログ更新は被害に遭われた人達の心境を思い逡巡していたが・・そろそろいいかな。このタイミングなら、九州の良さを再評価していただく上でも、微力ながらお役に立てるかな(少なくとも迷惑にならないかな)と思い、アップすることにしました。

今回も前回の新潟シリーズ同様。これまで何度か仕事で訪れたものの、時間的余裕がなくて行きたくても行けない、泊まりたくても泊まれないところがあった。そこを埋めるような旅。行って良かったな。写真を。

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羽田-熊本便、ANAのCAさん。当方は1番前、CAさんとお向かいの席だった。だからこの方と、いろいろな話をさせてもらった。彼女も喜んで対応してくれた。ハートの良いきれいな人だったな。旅の最初からツイてるって。

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熊本空港に到着。空港からの豊肥本線最寄り駅は、熊本ではなく肥後大津という駅。無料シャトルバスがあるので、それに乗って、この駅まで。肥後大津から大分までは、この九州横断特急で。2両編成の気動車特急だが、この日はほぼ満席だった。外見・車内とも、JR九州の世界。乗客の半分は、阿蘇駅で降りていった。阿蘇観光が目的なんだな。

さて当方は大分に到着。ここからは日豊本線に乗り換えて臼杵へ。臼杵には、以前から注目していた宿がある。楽天トラベルで非常に高い評価を得ている、五嶋(ごしま)旅館という、家族経営の小さな旅館だが、おもてなし感が高いところが評価につながっている様子。これは楽しみと宿泊したが、実際、期待以上でしたね。写真を。
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部屋。和室8畳と洋室。いい感じですよね。この写真、facebook経由で、「明治の文豪とかが滞在してそうな感じ」とのコメントをもらった。まあ、そんな感じかな。

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夕食の主なメニューを。まずはお造り。鯛、カンパチ、アジ。どれも地のものと。臼杵といえば、どうしても関アジ・関サバをイメージする。これ関アジですか?と尋ねると、「近いですが違いますね。臼杵の近海でとれたものですね」と。関アジは九州・臼杵と四国・宇和島の間、豊後水道、佐賀関沖で上がったものを指すが、これは臼杵産と。そうなんだ…でもコリコリとした食感、とても美味かった。魚の味が濃い。

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カマスの塩焼き。オレンジ色に熟したカボスでいただく。淡白な味の中にも旨味が。やはりうましだったなぁ。

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サザエのガーリックバター焼き。ガーリックバターが、サザエの旨味を引きたたせる。絶品。ワインが欲しくなるな。

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鶏の天ぷらを抹茶塩で。唐揚げではなく天ぷらであるところが、大分のソウルフード、大分の流儀。やはり旨かったなぁ。

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食事が終わり、こたつでワインを。今日はいい日だったなぁ

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翌朝。旅館の朝餉。手作り感いっぱいで、嬉しかった。臼杵の焼き物カップに淹れてくれた珈琲も、おいしかったな。

五嶋(ごしま)旅館は、部屋は八畳の和室+洋室。トイレは共同。もともとは一軒家だったものを、手を入れて旅館にしたと。なんでこんなにリラックスできるのか。
とのにかく、おもてなし感が一流。寒い3月、部屋に入るとこたつはつけてあるし、エアコンは適温に設置してくれている。お風呂は貸切形式で午後4時から入ることができる。温泉ではないが、大きなお風呂で快適、ビジネスホテルのお風呂が馬鹿らしくなる。

この宿は、とにかくタイミングあるごと、必要最小限だが声をかけてくれる。そのバランスが良い。かゆい所だけ手が届くイメージ。だから一人旅でも、孤独感を感じない。あと、全てが清潔で料理がうまい。 70歳前後の母親と40歳前後の男性の家族経営。ほとんど全ての料理含め、宿の運営は基本、男性一人で行っている。会社勤めとは 1線を画すな。こういう生き方もあるんだなぁ。素敵だと思うな。

以前このブログで書いた、三陸は宮古の浄土ヶ浜旅館と重なるところがある。あちらはハートの良い美女の若女将がいてそれも高評価につながるが、こちらはハートは良いが若旦那対応なので、その点ハンディキャップがあろうが(笑)、それでもとても気持ち良い対応だった。

臼杵、あとこの宿、大分に旅行するときおススメです。大分・別府・湯布院などから足を延ばす価値ありだろな。時間あれば。
次回に続きます。

新潟へ旅行⑤飯山線を完乗。千曲川がきれい。

浜口です。週末ですね。今週も相場、期待できそうかな。テツの話を。新潟へ旅行④青海川、そしてホテルシーポートで、日本海に落ちる夕日を堪能の続きを。

青海川から信越本線を乗り継ぎ、直江津からは南へ。日本海をどんどん離れ、内陸の山へ。妙高へ。かなり走ると、豊野に到着。ここから飯山線に乗って、千曲川・信濃川の旅に出る。飯山線は、長野県と新潟県を走る典型的なローカル線。沿線駅近にめぼしい金融機関はほとんどなく、ゆえにこれまで出張でこの線に乗るご縁はなかった。だから今回の初乗車・初完乗が楽しみ。まずは以下にこの線に関する、wikiの説明を:

飯山線は、長野県内では千曲川に沿い、新潟県内に入ると千曲川から名を変えた信濃川に沿って、日本有数の豪雪地域を通る。沿線には野沢温泉などの温泉地やスキー場が多い。路線のほとんどが谷沿いの山間部を通るため、主に夏季は大雨による土砂災害、冬季は大雪による雪崩や除雪作業等により、しばしば運休することがある。森宮野原駅は1945年(昭和20年)2月に駅における最高積雪量7m85cmを記録し、それを示す標柱が駅構内に建つ・・・とのこと。

以上からわかるとおり、冬は大変なようだが、そういう路線に限って、風光明媚。当方が旅した秋10月は、たいへん穏やかで綺麗だったな。写真を。

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飯山線豊野駅にて。鈍行だが、車両は飯山線観光列車「おいこっと」用が使われていた。この車両はJR東日本のHPによれば、以下の説明が:
千曲川沿いに里山、田畑、民家などが連なる飯山線。日本人の心の故郷を代表するローカル線として、訪れる人すべてに安らぎと癒しを提供したいと言う思いをイメージにしたコンセプト列車です…とのこと。

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車内はこんなムード。レトロな味わいがあるな。

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のどかな田園風景だよな。

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津南のあたりは、世界有数の豪雪地帯。写真のような、金属製の急角度の屋根が目立つ。屋根は表面がつるつるしており、少々の雪なら滑り落ちていくようにできている。確かにこんな急角度の屋根の家見るのは、初めてだな。

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長野を過ぎてしばらく後、飯山あたりから越後鹿渡あたりまで。1時間40分程度、右側に千曲川を望むことになる。こんな車窓。ちょっと感動的なくらい、綺麗だよな。

長野方面から飯山線に乗るときは、席は右側が良い。千曲川が堪能できるから。今回紹介している写真も、千曲川に関しては全て、右側の車窓で撮ったもの。ちなみに越後鹿渡の先以降は千曲川は左側に移り、森宮野原からは新潟県に入るので名称が信濃川に変わる。

さて:
今回の旅行は奇跡に近いものがあったと思う。二泊三日の旅だったが、どの日もほぼ、快晴だった。これは秋とはいえ、日本海側では本当に珍しいこと。こんなに天気に恵まれた旅のチャンスはなかなかない。なんとも嬉しい限り。

テツの一人旅はいいな。1人ぼっちでも、テツが勝手に、行きたい所に連れて行ってくれるし、きれいな車窓を楽しませてくれる。ローカル線は車両が古いと窓が汚れていて、外が綺麗に見えないこともたまにはある。今回は新型の観光列車「おいこっと」車両だったので問題なかった。もし不幸にも、景色は綺麗だが窓が綺麗でない場合は、窓を開けてしまうか、一番前もしくは一番後ろから車窓を見るしかない。この場合にはもちろん、立ったままでいることになるが・・・。

当方、今回の旅をもって、国内については北海道以外は、日本のめぼしいところ、かなり行き尽くした気がする。でも2度目3度目の旅と言うのも、それはそれでいいもの。 季節や天気によって、その土地の印象は劇的に変わるし、2度目の旅は慣れもあり、要領よく効率よく回ることができる。これからもこんな旅を続けていきたいな。人生、悪くないって。

新潟へ旅行④青海川駅で日本海を・ザ・ホテルシーポートで海に落ちる夕日を。

浜口です。12月相場入り。堅調に行きそうかな。楽しみだ。週末ですね。
新潟へ旅行③割烹・久二、夜の万代橋・ホテル日航新潟での部屋飲みの続きを。

このホテルの朝食は、素晴らしくうまいと言う触れ込み。当方、多いに期待してビュフェ会場に出向いたが、それはそれは、期待を上回る旨さだったな。

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これが食べたかった!南魚沼産コシヒカリ、しかも新米と!う〜む。しみじみ旨い!これは良い一日になりそうだなぁ。

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上はノドグロの一夜干し!日本海と言えばのどぐろ。サイズは小ぶりだが、これが朝から食べ放題と言うのは、期待を上回る豪勢さ。う〜む。脂がよく乗って、旨い!
下のカレーは、ホテル日航新潟オリジナル「新潟雪室熟成豚カレー」として、レトルトものを販売しているらしい。ホテルの威信をかけて作り込んである、いわゆる、「ホテルのカレー」。さすがに半端じゃなく、時間をかけて作り込んだ逸品の味。実に旨しだった。ビュフェのメニュー、いろいろあったが、南魚沼産の新米コシヒカリとよく合うという点では、この2料理がピカイチだったな。

さてこれから、新潟を出発、日本海側を西へ向かう。越後線、信越本線と乗り継ぎ、柏崎の2つ先の青海川へ。

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ついに青海川へ到着!駅の先は日本海。天気も良くて、大感動!潮騒も聞こえる。潮の香りもする。再訪してよかった。

ちなみに青海川駅に関し、wikiの説明は下記。青海川駅(おうみがわえき)は、新潟県柏崎市大字青海川にある、JR東日本信越本線の駅。「日本一海に近いところにある駅」といわれ、プラットホームから見える、日本海に夕陽が沈む光景は、日本一美しいと謳われる。
TBSテレビドラマ『高校教師』や『ストロベリー・オンザ・ショートケーキ』のロケーションにも使用されたのを始め、堀北真希出演のドキュメンタリー『その先の日本を見に。~少女と鉄道・一筆書きの夏~』(フジテレビ)など、様々なジャンルの映像作品に登場している。

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とにかく、日本海がきれい。ちなみに右上の高台があるのが、当方の今日の宿、ザ・ホテルシーポート。

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実に、逆光だが…信越本線の線路、日本海のギリギリの際に位置していることがわかる。

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真正面を撮るとこう。先には韓国があるが…こんなに快晴でも、さすがにそれは見えない地球が丸いんだなぁと感じる瞬間だな。

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下り直江津行き列車がやってきた。乗客1人。降客ゼロ。

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上り長岡行き列車がやってきた。乗客ゼロ人。降客1人。

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去りがたいが・・・青海川駅を後にし、けもの道のような旧坂を息をハアハアさせながら登り、高台の上にある当方の今日の宿、ザ・ホテルシーポートに向かう。その途中の景色。きれいだよな。

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ホテルの部屋。写真の通りだが、なかなかいい感じ。当方がここを訪れるのは今回で2回目。青海川はとても風光明媚だけど、ものすごいど田舎言う印象。列車を降りて、海から上のほうに登ってみたら、こんな所に、とっても素敵なリゾートホテルがあった。早速行ってみた。
前回はコーヒーだけだったので、ここ、いつか泊まってみたいと思っていたが…今回、それが実現したという次第。

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ホテルの部屋から見える、今日の日本海の日没!昨日にも増して、オレンジ色に染まる…これをFacebookにアップしたら、これ、今年イチです‼︎浜口さんの写真の中でも・・・と言うコメントをいただいた。嬉しかったな。実際、本当にきれいだった。

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日没から 15分。ずいぶんと落ち着いてきたなぁ。

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ホテルで早めの夕食を。日本海の海の幸のコースを。悪くないな。ビールがうまい。

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翌朝。残念ながら朝食を取らずにホテルを後にする。今日は飯山線を中心に、 1日中テツに乗りっぱなし。朝食が始まる時間に間に合わなかった。さようならザ・ホテルシーポート。最高だった。また来れるといいな。

それにしても。6年前に偶然見つけてちょこっと立ち寄り、「まさか、こんな場所にリゾートホテルが!いいな。いつか泊まってみたいな。」と感じた。そんなこのホテルに、満を持して再訪、宿泊が実現するなんて。まるで小説の世界のよう。思えば叶うなと感じた次第。人生、悪くないな。

新潟へ旅に③割烹・久二と夜の万代橋、ホテル日航新潟で部屋飲み

浜口です。週末ですね。新潟へ旅に②ホテル日航新潟の続きを

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夕餉。ホテル日航新潟がイチオシと教えてくれた、新潟駅近くの割烹・久二(きゅうじ)に来てみた。まずはお造りを。う〜む。たまらんな…。ビールとよく合う。お造り全体が氷で冷やされており、実に旨し。中でも海老は、南蛮エビ。正確にはホッコクアマエビと言われ、甘さと旨さが格別というが、果たして、その通りだった。お造りのボリュームがかなりあり、これでほとんど、お腹はいっぱいになった。まあ、当方にとってはよくある展開だが…

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お造りのアジは回遊している魚ではなく、新潟に居着いている、脂が乗っている種と。そういうアジが旨いんですと。お造りに加え、骨の部分を唐揚げにして出してくれた。こういうサービスが嬉しいよな。無駄なく食べれるしな。

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「春野菜と海鮮のふわふわ蒸し陶番焼」なる料理。いろんな魚や貝や野菜や木の子を混ぜて、メレンゲでまとめて焼く。火を通すうち、メレンゲは適度に溶けて、おいしい陶番焼になると。なるほどな…と、確かにこりゃ、しみじみ旨しだったな。

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最後はやっぱり、松茸の土瓶蒸し。う〜む。最高。この松茸とだしの風味が、なんとも…秋の味覚の極みとも言えようなあ…たまらん!それしか言葉にできない。それほど、絶妙に旨しだった。

久ニと言う名前を聞くと、なんだか頑固一徹、怖そうなおじさんがやってる店のように聞こえるが、実際にはそんな事は全然なくて、にこやかなちょっと年配の板さんが作ってくれた。聞けば、久ニとはお店の社長さんの名前らしい。

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ホテルまではシャトルバスがあるが・・・腹ごなしと酔い覚ましに、夜の新潟をふ~らふらと歩いてみた。万代橋のあたり。信濃川、水面に映る明かりが綺麗だよな。ちなみに橋の向こうの白い大きなビルは、ホテルオークラ新潟と寿司清で紹介しているホテルオークラ新潟。ここには2007年に泊まっているが、やはり素晴らしかったな。

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ちなみに信濃川、万代橋あたりを昼間に見るとこんな感じ、これはこれで綺麗だよな。やはり、ホテルオークラ新潟が見えるな。

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ホテルに戻り、部屋で1人飲み。部屋の電気、スポットライト以外を全部消したら、こんなムードに。信濃川のまわり、意外にも明かりが結構、たくさんあるんだよな。驚いた。きれいだよな。う〜む。今宵は一日を振り返り、自分と向き合いながらワインを飲むことにしよう。これはこれで、悪くないな。

今日も良い一日だった。天気にも恵まれた。明日は青海川に向かう。人生悪くないって。しみじみ、そう感じられたな。

新潟へ旅に②ホテル日航新潟

浜口です。新潟へ旅に①新潟の寿司の続きを。

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信濃川が日本海にそそぐ、その最も下流あたりに31階建の高層ビルがある。ホテル日航新潟は、そのビルの22階から上に位置している。この高さからの眺望はとてもきれいで、特に晴れたときの信濃川はほんとうに素晴らしい。このビルの展望台に上ったことがあるので、そのことは事前にわかっていた。
このホテル、いつかは泊まってみたいと思っていたが、仕事ついでに泊まるにはロケーションがとても不便ゆえ、これまでご縁がなかった。今回ようやっと、願いが叶った次第。

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ホテルの部屋。アップグレードは叶わず広くは無いが、とてもいいムード。ベージュで統一された部屋は、とにかく明るい。部屋まで案内してくれたホテル・ウーマン曰く、「この時期、新潟がこんなにくっきりと晴れるのは、珍しいことなんです。10月ではありますが日差しが暑い位ですから、冷房を入れておきますね」だと。27階の部屋、下には信濃川が、遠くには日本海、さらに遠くにはほんの少しだが佐渡が見えるな。

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窓の外はこんな景色。信濃川が眼下に見える。ほんとうに綺麗だな・・・

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ホテルでレンタサイクルを借りて、信濃川の周りを散策することに。写真の通り、とってもいいムード。高校生カップルのデートとか、もう少し年配の人の散歩とか。時がゆっくり流れてる。
信濃川は、ただ単に日本一長い川というだけじゃない。地元にとても愛されてる川だと思う。地方の県庁所在地に行くと、たいてい大きな川が流れているものだが、これほどに地元の人が寄ってきて、憩いの場所になっているところは、そうはない。信濃川あっての新潟。そんな想いを強くしたな。

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ホテルの部屋から見える夕日。日本海に落ちていく。きれいだよな。
ホテルのロビーに、今日の日没は夕方5時5分と書かれていた。と言う事で、その20分ぐらい前にはレンタサイクルを返してホテルの部屋に戻り、夕陽をずっと見ていた。信濃川の遥か向こう、日本海がオレンジ色に染まる。ほんとにきれいだったな。

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日が落ちた後1時間ぐらい経つと、信濃川のあたりはもう真っ暗。だが周りにはいろんな灯りがあるんだな。ちょっと感動した。

さてさてこれから、ホテルお勧めの割烹料理店に行って、魚を食べてくることにしますね。次回に続きます。

新潟へ旅に①新潟の寿司と紅葉 

浜口です。3連休ですね。旅の話を。

秋、10月後半。新潟へ旅に出た。新潟にはこれまで何度か仕事で訪れたが、時間的な余裕がなくてその時に行きたくても行けない、泊まりたくても泊まれないところがあった。今回はそこを埋めるような旅。なかなか良かったな。写真を。

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Maxとき317号で新潟へ。2階建て車両、上だけグリーン車なんだな。う〜む。コーヒーを買う時間がなかったが…早く車内販売来ないかな。

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グリーン車の車内。これは上越新幹線ならではの座席。なかなか良い感じ。

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以前の東北・上越新幹線なら、グリーン車にはコーヒーの無料サービスがあった。が、少し前に廃止になったらしい。当方はこれを車内で初めて聞かされた。しかたないんで車内販売で買おうと思っていたら…大宮に着く直前、コーヒー売りのお姉さんが来てくれた。にこやかでいい感じの方だった。なんか、ほっこりした気持ちになってきたな。楽しい旅の予感。

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新潟に到着。今日の昼餉はお寿司。駅ビルに入っている健康寿司・海鮮家にて。これは特上寿司。左上から、大トロ、のどぐろ、甘エビ、ヒラメの縁側、中トロ。下の段は柳がれい、あざり、サーモン、ズワイガニ、生ウニ、いくら。トロ以外は、日本海地のものばかりと。これを新潟コシヒカリの新米でいただく。最高ですって。

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新潟駅万代口を後に、15分ほど歩くと、信濃川に着く。そこを右折して10分ほど歩くと、今日の宿、ホテル日航新潟が見えてきた。この日の新潟は晴れ。空の青が濃い。紅葉もきれいだよな。

さてさてこれからホテルにチェックインすることにします。楽しみだ。次号に続く。

徳島は阿波加茂に出張・・・スーパーで食事。地のもの魚介とビールを。

浜口です。連休ですね。テツの話を。

これはかなり前、2014年の9月頃の話。正直、ここにアップし忘れていた・・セミナーのため、徳島は徳島線、阿波加茂に出張してきた。印象に残ってる。写真を。

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まずは大阪から博多行きのこだまで岡山へ。朝食はサンドイッチ。岡山からは特急「南風」で阿波池田まで。そこから徳島線へ乗り換える。

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阿波池田駅に到着。徳島線の、このたった1両の気動車で阿波加茂までいく。なんとも、かわいい列車だよな。

阿波加茂は特急停車駅でもあるのだが・・・驚いたことに、駅前にはコンビニすらない。当然、飲食店も見当たらない。移動のほとんどは車で、中学生高校生や1部の年配の方だけが電車で移動する。そんな図式なんだろうな。一方でクルマ社会の地域なんで、大きな道まで歩いていけば、ロードサイドショップはそこそこある。

さて
セミナーが終わったけど…さすがにいかにもローカル線の徳島線、1時間、列車が来ないと・・・そうか。時間をつぶす必要があるし、どこかで夕食も食べないと。・・・と思っていたら、セミナーを開催した地元地銀の隣に、大きなスーパーがあるのを発見。行ってみればイートインコーナーがあって、スーパーの食品売り場で買ったものを持ち込んで食べることができるらしい。これはちょっと楽しみになってきたな。

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イートインコーナーにて。まずはビールと刺身を。かつおとハモ。宮城県産と。かつお、四国であれば高知産かなと思ったが、聞けばこの時期の戻りガツオは、宮城県の気仙沼あたりで取れるものの方が脂が乗っていて旨いと。はも、こちらは徳島産。超一級品と。さすがに旨し!だったなぁ。

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続いてはボーゼの寿司。これは徳島ではよく食べられているらしい。エボ鯛を酢に漬け込んだもの。旨しだったな。

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食事が終わり、列車が来て、逆コースを戻る。これは阿波池田から岡山まで乗る、特急「南風」の車内。スーパーでは、赤ワインも買い込んだ。車内で何杯かいただく。悪くないな。

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特急「南風」からの車窓。エボ鯛の産地、瀬戸内海を瀬戸大橋線で渡る。きれいだけど、夕方になり、さすがに暗くなってきたな・・

今回、あらためて感じたこと。地方のスーパーを散策するのって、本当に楽しい。特に海の幸が豊富な県のスーパーは、安くて旨い魚の宝庫。その地域の地のものが多く、その地域がリアルに感じられて、嬉しい。しかもそれがスーパーのイートインで食べれるとなると、この写真にある「はも」もそうだけど、お得感満載で、本当に嬉しい。

地元の旨い魚を実際に自分の目で見て手に取り、その場で割安に食べることができる。しかもローカル線の列車の待ち時間つぶしに使うことができるなんて。こういうのを一石二鳥というんだよな。食費も安く上がった。地元の人の気持ちにも近づけたような気もするしな。人生悪くないって。

新宮・紀伊勝浦・松阪に出張⑥松阪の老舗「鯛屋旅館」で、松阪牛のすき焼きを堪能

浜口です。週末ですね。新宮・紀伊勝浦・松阪に出張⑤熊野古道から那智の滝への続きを。

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紀勢本線、紀伊勝浦ー新宮間から望む海、熊野灘。白、コバルトブルー、マリンブルーの3段階ぐらいグラデーション。本当にきれいな車窓だよな・・・と、これから松阪に向かいます。

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松阪に到着。150年の歴史を持つという松阪の老舗、鯛屋旅館。宿の方は、「昔の旅籠のままでして」というが・・・なんとも風情ある宿だよな。

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今宵の楽しみ、松阪牛!綺麗な肉だよな。夕餉は宿泊している部屋で作ってもらい、いただくことに。楽しみだ・・

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松阪牛のすき焼き。関西風の焼き方。まず肉を焼き、途中で砂糖を加える。しばらくして醤油を入れ、味を整える。

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まずは肉だけをいただくが・・・写真のとおり。たとえようもなく旨し。それしかいえない。肉はもちろん柔らかいが、「焼いている」せいもあり、表面にはややパリっとした食感も残る。それがまた、たまらない・・・

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肉を焼く過程で出てきた旨み満点の肉汁、あと砂糖・醤油を元に、野菜を焼いていく。野菜から出る水も加わり、さらに良い塩梅に・・・たまらない。これを食べ終えると、2ラウンド目というべきか。残った肉を焼いて、また野菜を・・と、繰り返す。満足・・・・

一連のすき焼きは、旅館の割烹美女がつきっきりで対応してくれた。焼きながら色々と親切に説明いただき、会話も楽ませもらいなごむ・・・嬉しかった。これもこの旅館で、松阪牛のすき焼きをいただく魅力の一つなんだろな。既に出来上がっているすき焼き弁当だと、こうはいかないだろうからな。

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すき焼きの余韻が残る中、布団を敷いてもらい、いつでも眠れる状況下で、コンビニで買ってきた赤ワインを部屋飲み。悪くないな…

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古くから、学生の街だった・・・・あべ静江もこの宿、訪れたことあるらしい。そういえば彼女は、三重県出身だったな。

さて
松阪牛のすき焼き、旨かったが・・・それとともに関東と関西のすき焼きの違いを感じさせられた。関東のすき焼きは、「割り下」と言うだしを使う。一方で関西のすき焼きは文字通り、肉を焼くことか始まり、その後で野菜も焼く。すき焼きの給仕をしてくれた女性曰く、「関東のすき焼きは、牛鍋ですよね。お鍋の一種だと思います」と。その言葉が、印象に残った。その通りだよな。

関東風と関西風の違い、これはすき焼き以外に、焼きウナギにも共通するように思われた。関東風のすき焼きは割り下で煮てあるし、ウナギは焼く前に蒸してあるから、とろけるような食感がある点で共通している。この一工夫は、これはこれで素晴らしい。一方で関西風はすき焼きもウナギもダイレクト。いきなり焼きから始めるので、パリッとした焼き味とともに、脂が良くのった、こってり感が強く味わえる点で共通している。

「どちらが優れているのか?」というのはまさに好みの問題であり、優劣つけがたい。ただし当方、根っからの関東人であるため、焼きウナギ・すき焼きとも、関西風に驚きと新鮮味を感じている。で、現状、関西風に軍配をあげたくなる。うどんも同じかな。やはり関西風にハマっている。

でも、日本の食文化の違い、それよりも食文化の豊かさなのかな。関東風と関西風の違いを感じられるって、いいな。そして、そんな違いを感じることに興味が持てる感覚、興味を持てる仕事に付けたことに感謝している。当方も社会人生活が長くなってきたが、これほど様々な地域でいろいろな食に触れることができたのは、まさに現在の仕事のおかげなんだろな。その点は感謝しているし、ツキがあったなと思ってる。

さて
今度松阪を訪れたときは、本当に最上級クラスの松坂級すき焼きをいただいてみようかな。どんな喜びが待っているか、それとも今回と同じような感じか。いずれにせよ、まだまだ、旅の醍醐味は楽しめるな。人生、悪くないって。あらためて、そう感じた次第な。

新宮・紀伊勝浦・松阪に出張⑤熊野古道から那智の滝へ

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新宮・紀伊勝浦・松阪に出張④紀伊勝浦の居酒屋「大漁」

浜口です。

株式市場は冴えない動き。当方はお盆休みでダラダラ。ということでまたも、テツの話を。新宮・紀伊勝浦・松阪に出張③「勝浦温泉・海のホテル一の滝」の続きを。

このホテルには、夕食の用意がない。その代わり、魚が旨くて安いお店を紹介してくれる。当方もそれに従い、この宿が教えてくれたお店、居酒屋「大漁」に行ってみた。お店は質素、いかにも地元の居酒屋。とても良かったな。写真を。

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お造り。ビンチョウマグロと赤イカ・紋甲イカ。切り身が大きい・・わさび醤油か柚子胡椒でと。ビンチョウマグロは地のもの、はえ縄漁法で釣ったものと。もちろん、冷凍していない生マグロ。しみじみ旨し。奥にあるのはマグロの胃袋、生姜醤油でと。ともに旨しだった。ビールとよく合う。。

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サザエの壺焼き。この居酒屋の大将が昼間、近場の海で、自分で潜って採ってきたと。身が大きいでしょう?と。確かに…とっても濃厚な味わい。食べでがあって、当方はこの段階で結構満腹に。う〜む。サザエで満腹とは、贅沢だよな…

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生しらすの天ぷら。薄~く塩味を付けてあるので、そのままいただけと。なるほどな…茹でていない生しらすを使ってるせいか。外はカラッと揚がっているが、中は意外なほどにしっとり・ねっとりとした味わい。う~む。これは茹でしらすとはまるで違う。実に旨し。

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目張りおにぎり!味噌汁はなんとも上品な、魚ダシの白味噌。ゆずごしょう風味がほんのり。たまらんな…

お店の大将曰く。実は夏のこの時期は、魚の種類があんまりないんだと。夏の時期は水温が高くなってくるので、魚の「食い」が悪くなってくる。だから夏はいろいろな種類があまり釣れないんですよね。隣町の尾鷲あたりは底引き網だから、むしろ水温が上がってきて魚の活性が高まってくる夏の方が、いろんな魚種が採れるんでしょうけどねと。そうなんだ。

マグロも1年中水揚げされるが、旬は実は、冬なんですよね。色々なマグロが採れる。夏のこの時期はどうしても、この小さいびんちょうまぐろが中心になるんですよねと、申し訳なさそうに話していたが…なかなかどうして、モチモチとした赤身。なかなかに旨しでしたよ。やっぱりとれたて、冷凍してない鮮度良しの魚は、旨いよな。

でもせっかく大将が、旬に来てもらったほうが、さらに旨いマグロ。メバチやキハダ、クロマグロがマグロが食べれると言うから・・・今度はその時期に再訪してみたいな。そんな気持ちになった。

ということで、紀伊勝浦againという、次なる旅の目標もできたな。人生悪くないって。。。。と、それにしてもここ紀伊勝浦は、食べログで出てくるお店と宿がお勧めするお店、全く重ならないことに驚いた。前者は観光客向けが多く、後者は隠れた、地元の人や仕事で長期滞在してる人向けの店が多いらしい。当方は当然、後者が好きだけどな。地元に接することができるし、割安だから。ねえ?次号に続きます。