浜口です。
今日の日経ヴェリタスの中の藤田シティグループ証券副会長の寄稿記事は興味深い。写真、特にラインマーカーを引いてあたりがポイント。本文も含め、重要なところを下記に。
・歴史を振り返ると、世界的な危機の後には必ずバブルが起きている。好景気と低インフレ・低金利の3つが同時に揃えば、バブルが発生する。ギリシャ危機が長引けば世界の金融緩和が続き、バブルは発生しやすくなる。
・(中略)世界最強の国際競争力を持つドイツと、観光や造船以外に目立った産業がないギリシャは、経済の実力に大きな格差がある。これほどまでに格差がある2つの国が14年間もの間、共通通貨を維持できたこと自体奇跡的とも言える。ギリシャがユーロに残っても離脱しても、この問題は長期化しそうだ。
・(中略)仮にギリシャ問題が長引き一般の予想ほど米金利が上がらなければ、世界的に超金融緩和が続くことになる。これは好景気と低インフレ・低金利が同時に起こると言う、過去のバブル発生のパターンと同じだ。
藤田氏は明確には書いていないけれども、今後、どっちみち最終的にはバブルに突入すると考えていると、当方には読み取れる。当方もこの意見には、基本、賛同できる。まあ詳しくは、みなさん自身で日経ヴェリタスを購入し、みなさん自身の氏の意見の受け止め方をしていただきたいが・・・
世界同時株高にはならないんだろうが、足元で超金融緩和を続けながら景気が良くなっている日本は、バブルに発展する可能性は他の先進国比、高いんだろうなぁ。個人的にはそう思い、楽しみにしてますけどね。
どうなるか…以上、ポジショントークですので、その点はご注意ください。