【コメントへの回答】低位株の月足について

浜口です。豹さんのご質問に再度お答えします。下記に引用させていただきます。

質問1.浜口先生がその月足と言われるのは主に何の月足をさすのでしょうか?何か独自の低位株指数(浜口選定銘柄指数等)を付けられていて、それを元にグラフ化されているのでしょうか?単に低位個別銘柄の月足グラフをひとつひとつ全部みての見た感じ(個別で見ると上げ下げがいろいろ出るためばらつきあがりますよね?)で判断されているのでしょうか?
          

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【コメントへの回答】上昇相場の定義とは?

浜口です。豹さんのご質問にお答えします。

>突然ですが、単純な質問がございます。
>浜口先生は、現在の相場は上げ相場だと思われますか?
>だとすれば、先生の上げ相場の定義はどんなものでしょうか?何を持って上げ相場と判断されておりますか?
>よろしくご教授ください。

なるほど。ではここであらためて再整理してみましょう。

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【所感】三菱重工(7011)の新高値に対峙するスタンス

浜口です。
前回の続きです。三菱重工の予想PERは、2009年3月期の四季報予想ベース(EPS 19.4円)で逆算すれば40倍といったところ。背景には「アジアの重工」「設備投資企業の雄たる重工」「先行したコマツに対して出遅れ顕著な重工」に対する期待感が背景にあるんでしょうね。

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【所感】三菱重工(7011)の連日の新高値更新

浜口です。

6月22日の日経投資・財務2面に、「三菱重工の連日の新高値更新」という見出しの記事が掲載されました。たしかに三菱重工の株価推移は力強いですね。この銘柄は、2005年にはイカした低位バリュー株だったんですよ!三菱自動車問題とか足を引っ張る材料も確かにありましたが、一年以上も株価がPBR1倍以下に放置されていたわけですから、今となってはセンチメントは様変わりですね。まあ、株価なんて、こんなもんです。風向きが変われば、ドラスティックな変化なんて、すぐに発生しますよね。

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【低位バリュー株短観】ボトムは5月21日前後だったのか?

浜口です。昨日から低位株の株価をくまなくチェックしています。月足では「趨勢的な上昇トレンドにある銘柄が多いもののまちまち」といえますが、日足ベースで言えば、「株価は5月21日前後に目先底入れした」との判断が妥当と考えます。

東証一部の人気オールドエコノミー大型株は既に相場になっており、ここからは地味な低位バリュー銘柄に、人気が波及すると局面と考えるのがやはり自然と考えます。

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日本高周波鋼業(5476)が突然上昇。

日本高周波鋼業(5476)が突然上昇。42円高の283円、+17.43%。6/13付けの日経朝刊一面の、この記事に反応したんでしょうね。以下、引用します。

車用鋼材値上げ、2年ぶり――10%、新日鉄・トヨタ合意。

 新日本製鉄とトヨタ自動車は自動車部品の鋼材を一〇%強値上げすることで合意した。ボディーなどに使う鋼板も五%前後の値上げで合意する見通し。値上げは二年ぶり。世界需要が拡大する鉄鋼は合従連衡が進み、海外で値上げが先行している。新日鉄は最大四割とされる国内外の価格差解消を狙う。自動車業界には七百億―八百億円程度のコスト負担につながり、収益圧迫要因となる。

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コメントへの返答・・・長プラ6%の時代

馬骨様、「金利上昇懸念というが・・・」に対するコメントをありがとうございます。参考になりました。
まずは以下に引用させていただきます。

『(かつては上司の銀行の役員から)長期プライムが6%以下だと異常体質、6%台だとほぼ適正、7%以上だと病気だと思いなさい、と言われました。
その後、バブル時代を迎えるまではこの一言が、大体経済の実態を表していたように思います。
バブル時代以降は、この一言は全く意味がなくなってしまいましたが、戦後を生きてきた銀行員にとっては、金利についてのこういう感覚が常識だったんだと思います。』

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金利上昇懸念というが・・・

浜口です。米国株式が金利上昇懸念から下落、それが国内株式にも波及しました。国内金利も上昇中のようですが、これはなんてことはなく、単に国内金利が正常化しているだけと考えてます。

国内金利については、私は時間の問題で長期が4~5%、短期が3%ぐらいを中心とした推移になると考えています。80年代は大体こんなもんが中心レンジでしたしね。大真面目にそう考えているんですが、投資家にこう話すと、シーンとしてしまうケースが多いですね(笑)。この人は何を考えているのかと。でも大真面目ですよ。

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低位バリュー銘柄は、ここから相場になるのか??

浜口です。以下はポジショントークなので話半分で。

センチメントの好転が、海運を中心とした中小型株低位に広く波及しだしたような気がしてなりません。当コーナーで言及している銘柄で言えば、クミアイ化学、昭和電線、栗本鐵工、地味ではあるがアツギといった類。

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センチメントの改善

昨日の海運を中心とした中小型株低位の上昇は凄かったですね。太平洋海運、ケイヒン、共栄タンカー、第一中央汽船等、軒並みストップ高・・・・栗本鐵工も値上がり10位に入ってます。これは下げ過ぎの反動、リターンリバーサルですね。やはり決算発表で「栗本のバカヤロー」と投げた人は報われなかった。この銘柄に限らず、減額修正に対し、過剰反応してましたからね。一ヶ月前は。

相場上昇の理由?ファンダメンタルズが何か急に変わったわけではないでしょう。「センチメント(市場心理)の改善」、こうシンプルに受け止めるべきでしょうね。難しく考える必要はない。冷えていた相場の人気が循環的に復活してきた。相場は人気化、不人気の繰り返しですからね。

私?「相場とはこういうもの。80年代に良く見られた風景」と解釈。海運を中心とした中小型株低位の上昇が、今後どこまでそれ以外の業種に波及するかに期待してます。