宇和島・八幡浜へ出張③予讃線で宇和島・八幡浜へ。

浜口です。
宇和島・八幡浜へ出張②前泊の夕餉に、松山の居酒屋「小判道場」へ。の続きを。

さて・・・当方はいよいよ愛媛は松山から、予讃線で宇和島へ。今日はここで講演会を。天気は良くないが・・・講演会は盛り上がった。しかし・・・いろいろと考えさせられた点もあったな。写真を。

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宇和島駅に到着。予讃線の終着駅らしく、JR九州の門司港駅のように頭端式のスタイル。一番左に見えるのは、予土線の窪川行き。真ん中は予讃線の鈍行。右は当方が松山から乗ってきた特急「宇和海」。すべて気動車。いいな。

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今日の講演会会場。ホテルクレメント宇和島。このあたり、外を歩いている人は本当に少ない。かなりの過疎地とお見受けしたが(失礼)、50名前後も参加してくれた。この地銀、結構、集客力があるな。

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今日の宿、宇和島国際ホテルの部屋を。ホテルに「国際」の二文字があったが、インターナショナルな感じは、全く感じられなかった。しかもホテルは古く、築30~40年以上とお見受けしたが…まあ、いいか。和室のホテルは久しぶり。それなりにリラックスできたな。

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ホテルの夕食。まずはお造り。鯛とハマチ。きゅうりの中に入っているのはイカ。旨いんだが…昨日の小判道場のお造りと、素材が重ならなければなあ。まあ今の愛媛の旬は、共通してるということなんだろな・・・。

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続いての料理。 左はふか、つまり鮫の湯ざらし、そして鯛の煮物。そしてアワビ。こちらは昨日と、重なってない。さすがに豊後水道に面している地域柄、魚介・魚種が豊富なんだろうな。これは実に旨しだった。アワビ、ありがたみがあったな。。。

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料理の最後は、宇和島の地元料理、鯛めしでしめくくる。これは天下一品、さすがに旨かった!よくある鯛めしは鯛をご飯と一緒に炊くが、宇和島のは、海鮮丼のイメージ。生の鯛をそのまま使う。宇和島の鯛めしは漁師料理だからと。宇和島では、どの居酒屋・割烹でも、その店自慢の、秘伝の鯛めしのたれがあるらしい。そうなんだ・・。

さて:
夕方、当方は宇和島の商店街を歩いてみたが、巨大なシャッター通りがあるだけで・・・小さなスナック街は健在なんだが、これがなんとも排他的なムード。おそらく地元の人ばかりなんだろな。当方のような出張者の居場所は、見当たらなかった。宇和島市長さん、ここは再開発、町おこしをしないと・・・いうことで当方は今宵、またもホテルの部屋で一人、ワイン飲み。まあそれはそれで、悪くないが…複雑な想いではあったな。

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翌朝。天気は昨日と真逆。ついに晴れた!宇和島のホームには、こんな車両も。これは徳島線の、特急「剣山」の車両と似ているが・・・八幡浜行きの鈍行と。なんと贅沢な車両運用であることか。

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当方はこちらの鈍行に乗って、八幡浜に向かう。上の特急車両は、その次の八幡浜行なんだろな。う~む。お先に!

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宇和島から八幡浜に向かう途中、車窓からちらっと見えた、これが宇和海!きれいだよな。

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八幡浜に到着。一泊して講演会。で、八幡浜港をちょこっと散策。ここは四国の西、長~く伸びる、佐田岬の付け根に位置する。かつては森進一の港町ブルースにも「高知、高松、八幡浜~」と登場する港だが・・・

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フェリー乗り場。昭和のムード。寂れた感、実にあるな。でもそれはそれで、たまらない。旅情を感じる。いいな・・・と、ここから大分は臼杵に行けるんだな。豊後水道の旅か。いいな。いつかこのフェリー、乗ってみたいな。

さて:
宇和島・八幡浜は、豊後水道を隔てて、九州の大分と対峙する。その豊後水道で取れるアジやサバは、九州側では関さば、関あじブランドが付き、高値で取引される。一方でこれが愛媛側で取れると、魚の質はあまり変わらないと思うが、それほどのブランド魚にはならない。これは残念な話。観光資源も海の幸もある、四国西側。もう少し本気で開発すれば、海外からの人や団塊の世代の観光客を巻き込み、成長できる素地、十分あると思う。

先ほど述べた、巨大なシャッター通り、小さなスナック街の再建も含め、地元の地域政治・行政は、真剣に考えないと。率直に申し上げるが、当方が日本全国訪ずれた中で、ここまで寂れまくってる観光地の名門、ないって。魚介や海を中心とした観光資源を豊富に持ちながら、この街の寂れようと言ったら・・・本当に残念過ぎる。

たとえば九州は博多に来た中国観光客を、博多から湯布院・別府温泉へ。そのあとは豊後水道を船で渡らせ、最高に旨い豊後水道の海の幸を、この地でふるまう。で、関心ある向きはここから、四万十川を目指してもらう。これで街は一気に活性化するのではないだろうか。どうだろか?こんな案。

さて
苦言を呈して済みませんでした。当方、宇和島・八幡浜、大好きなんです。なんとか活性化してもらいたいな・・・とそれはそれとして、今回はいろいろな点で、本当に貴重な出張だった。愛媛県の西の果て、宇和島・八幡浜なんて、講演会講師で呼ばれでもしなければ、行くチャンスはまずない。企画してくれた地元地銀さん、ありがとうございました。こういうことがあるから・・・人生、悪くないな。

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