株式市場で数年ぶり高値の「復活銘柄」が増えていると

浜口です。

ここのところ建設株のコメントばかりで、ちょっと偏っているなと思われる向きもいらっしゃるかもしれませんが・・・煽っているわけではまったく、ありませんのでね?(笑)

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これは今日の日経ヴェリタスに載っていた記事。タイトルは、目立つ「復活銘柄」、好業績で物色の矛先と。

曰く:株式市場で久しぶりの高値をつける復活銘柄が増えている。建設株で言えば清水建設が8年ぶり高値、前田建設に至っては、18年ぶり高値と。言うまでもなく、業績好調が背景ですね。

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典型的な内需銘柄、切っても切れない関係業種、不動産と建設の代表銘柄として、三井不動産と清水建設の30年足チャートを比較してみた。他の要因は一切無視、あくまでヒストリカルな株価の位置のみ考えると、建設株はまだまだ低い位置にある。

三井不動産との比較では、清水建設はもう少し上値があってもいいんじゃないかという気もしますが、いかがでしょうか。あくまで皮膚感覚的な話ですが・・・

富山経由で大阪へ①大糸線で雪国へ

浜口です。

暑い日が続きますね。ちょっと涼しくなってもらえるように。あえてこのタイミングで、真冬の旅の話を。

これは今年、年明けの話。正月休みが終わり、関東の本宅から大阪の別宅に戻る。しかしテツである当方、ありがちな戻り方ではなく、大糸線経由で富山を経由して、2日がかりで戻ることにした。これがなかなか、悪くない旅になったな。写真を。
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総武線錦糸町駅に到着した特急「あずさ」3号。特急「あずさ」は通常、新宿~松本を結ぶ。しかしあずさ3号に限っては、千葉始発で大糸線乗り入れ、南小谷まで延長運転される。これは渡りに船。ありがたいって。大糸線の南小谷までそのまま行けるし、当方の本宅は今は東急沿線にあるが、当時は千葉県の市川にあった。従い、特急停車駅の錦糸町まで鈍行で。そこで7時8分初のこの特急に乗り込む。

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あずさ3号のグリーン車。快適だな。この電車は八王子あたりまでは、中央本線の普通列車の邪魔をしないよう、ゆっくりゆっくり、走る。それはそれで嬉しい。

特に山手線内は、とてもゆっくり。この区間のグリーン車からの眺めは、普段の中央本線快速とは、明らかに違う。特に四ツ谷あたり。雙葉学園、上智大学などの見え方。実にゆったり。東京っていいなと、思える。これは想定外で、とても嬉しかった。
さて、松本から大糸線に。晴れていれば左側に、北アルプスがきれいに見えるんだが・・・あいにくこの日は小雪で、まったく見えなかった。残念。

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大糸線の稲尾あたり。木崎湖が見えてきた。寒々としてるな。大糸線、晴れと雪とでは、印象が全く異なる。
晴れていれば、気分はアルプス!こんなにさわやかな車窓はそうそうない!というほどなのに、雪になると一転、重苦しいムードになる。

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大糸線南小谷。特急あずさ3号、11時42分着。ここからは糸魚川までは、非電化区間。JR西日本区間。極端にローカル線然としてくる。
南小谷では、二両編成の気動車が待っていた。う〜む。真冬の停車場という感じな。積雪量、実に半端じゃないって。
大糸線、松本から糸魚川までの完乗は、通常は困難を極める。松本~南小谷は比較的スムーズだが、その先が大変。救いようのないローカル区間。列車の本数が少なくて乗り継ぎが悪く、南小谷で2時間待ちだったりする。
しかし特急あずさ3号との乗り継ぎのみ例外。南小谷発、11時49分!これは有難い。早速乗り込む。

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南小谷を出て、しばらくのところ。あたり一面、雪。線路もかろうじて、雪に埋没せずに済んでいるイメージ。

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大糸線、南小谷から先の鈍行列車は、切なくなるくらいゆっくり。とろとろと進む。

この線、南小谷 – 小滝間は1995年7月、集中豪雨により姫川が氾濫、2年超に渡り不通になった。そんな経緯があってかなくてか、この区間の大糸線は、とても慎重に運転しているイメージ。とにかく、のろのろ運転。でもそれがまた、この雪深い中、しみじみくるものがあった

繰り返しになるが、大糸線車窓、期待された見事な北アルプスは見ることができずがっかり、ただしその代わりに、ちょっと驚くような深い深い雪景色に遭遇することができたのは、良かった。まあ、プラスマイナスゼロというイメージかな。

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12時44分、大糸線気動車は、糸魚川に到着。ここは特に、何もない駅だったが…ここの駅前食堂で昼食を食べて、金沢行きの鈍行で、富山まで。この車両、昭和50年代、東北本線の急行車両として使われてたやつと、同じだよな…

16時前に、ホテルに到着。初日のテツの旅、まずまず、楽しかったな。次回に続きます。

清水建設、ゼネコン株「宴の終焉」はいつ?というが・・

浜口です。

清水建設、ゼネコン株「宴の終焉」はいつ?

というレポートが出ているらしい。一方でこういうレポートも。

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本日、引け新値の清水建設、856円に対し、当レポートは目標株価1250円と。

当方の経験では、こういう場合は、当面、強気派に分があることが多い。実際、今日も清水建設は新高値街道ですからね。

ポイントは、建設株が今回の東京オリンピック含め、テーマ株扱いされるでしょうかでしょうね。テーマ株扱いされれば、これまでの基準で業績分析しているアナリストのレポートは外れる。というか、いつかは「売り」の時期が来ることになろうが、その時の売値は、弱気レポートの高値目標よりもはるかに上になる。

当方は、建設株、相場の勢いを鑑みれば、まだまだ上値があるという理解しますが…どうなるか?

但し。。。。君子豹変しますんでね。「ん?」という動きになったら、売却します。

【訂正】欧州景気に、ロシアからの冬将軍とに関し・・・

浜口です。

昨日、欧州景気に、ロシアからの冬将軍・・・を書きましたが、調べたところ、どうやら当方の認識に誤解があったようです。以下、説明します。

具体的には、IMFのデータによれば、EU の2013年の貿易額は11兆7407億ドル。その中でロシア向けの貿易額は、4177億ドル3.5%に過ぎない。EUの貿易額は、半分以上がEU域内なんですね。

一方で、2013年のロシアの貿易額はわずか8316億ドル。その中でEU対する額は、4015億ドル。50%弱。

ということは、EUがロシアに対し経済制裁を行った場合、ロシアのダメージはかなり大きいが、その逆、EUのダメージは、全然なんてことない。こういうことですね。びくともしない。

う~む。ロシア、いろいろチョッカイを出すが・・・経済規模で見ると、その程度という話。資源以外、大した輸出産品ないからな。工業製品はロクなモンがないだろうしな。

これが、経済における。先進国と新興国との差。先進国を舐めてはいけない。。。これが現実・・・それに尽きるな。

欧州景気に、ロシアからの冬将軍と・・・

浜口です。これは最新号の日経ヴェリタスの中の記事ですが・・・欧州景気に、ロシアからの冬将軍と・・・ちょっと世界経済株価に与える影響、心配だよな。

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これはあくまで一般論で、当方がセミナーや研修などで、初心者向けに話すことなのですが・・・・新聞には、政治問題に対する記事、社会問題に対する記事、経済問題に関する記事など、いろいろ書いてある。

マスコミは彼らのビジネスのため、様々ことを大事に仕立て上げるが、投資家は、これをいちいち真に受ける、というか、反応する必要はない。

政治問題、社会問題は、経済・金融に対し悪影響を及ばさない限り、影響は一過性。基本、無視していい。しかしこの欧米とロシアの経済制裁合戦は、直接的に景気に悪影響をもたらす可能性があるので、単なる政治問題と看過できない。世界の実体経済に、どの程度の悪影響を及ぼすのかもたらさないのか。

当方は現状、株価に対しては基本、強気でありますが、このリスク要因はちょっと気になる。そんな気持ちに、させられましたね。この記事を見て。欧州景気が冷えれば、当然、国内株にも影響が出てくるから…どうなるか・・・大事につながらなければよいが…

出雲・鳥取に旅行③鳥取の宿「観水庭こぜにや」に感動・・・

浜口です。

出雲・鳥取に旅行②またも出雲大社への続きを。

ここまで、寝台特急「サンライズ出雲」で出雲市へ。で、出雲大社を見物。その後一畑電鉄で松江しんじ湖温泉へ。そこからバスでJR松江駅に向かい、山陰本線を鳥取へ。今日の宿は鳥取駅近くの鳥取温泉、旅館、「観水庭こぜにや」。ここが実に素晴らしかった。写真を。

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松江発の快速アーバンライナー。なぜかコナントレイン。これに乗って鳥取に到着。早速、観水庭こぜにやに向かう。

思えば今回の旅行。今日は朝ご飯は抜き。昼餉は出雲そば。ここまで比較的粗食できているのは、前評判の高いこの宿の夕餉を堪能するためでもある。

宿に到着。まずはお風呂をいただく。鳥取温泉、駅近なのに、源泉掛け流しに出来るんだな。嬉しい。さてさて…これからこの旅館の海鮮、「宿の四季彩」というコース和食をいただくが・・・・これが最高だったな。写真を。

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右下は先付のつぶ貝。右上は旬のお造り盛り合わせ。お造りは、マグロ、白いか、甘海老。すべて地のもの。マグロ含め、冷凍はなしと。旨し。ビールとよく合う。そして、旬の茹で松葉蟹。ジューシーで最高!

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旬の生松葉ガニを、なんと辛み鍋で!もちろん、この上なく旨し・・・と、ここまでで既に、魚介と蟹とで、おなかがいっぱいに。写真では分かりづらいかもしれないが、お造りなども含めて、凄いボリュームなんですって。

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今度は焼き物が。のどぐろの塩焼き、白いのが酒盗焼き、もさ海老塩焼き、銀杏とむかご、松葉串と。やはり、旨し。

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蟹身あんかけと慈姑もち、そして焚き合わせ。筍、エビ、桜百合根、桜葉と。満腹ながらに、旨し。

この後で、最後にご飯はいかがですか?と。当方、「いや・・もうおなかがいっぱいで、ご飯は食べれませんね」と伝えたら、「それじゃ後で小さなおにぎりにして、部屋までお持ちせていただきますね。鳥取産コシヒカリ、美味しいですよ」と。

これまでにも、夕御飯後のおにぎりの申し出を頂いた宿、一軒だけあった。そこは、お米のおいしさを売り物にしている、新潟は魚沼の宿。そうか・・・この宿はお米1つとっても、素材の圧倒的な自信、あるんだろうな。当方、そんなふうに感じられた。

とにかく今日の夕餉。最高だった。とにかく出てくる食事が、なにかと旨い。お造り、蒸し蟹、蟹鍋、のどぐろ・・・メニューの途中でもう超満腹。でも満腹にもかかわらず、その段階で出てくる新たな料理が、実に旨い。こんな経験は初めて。う〜む。とにかく、日本海の海の幸、素材のクオリティが圧倒的だったな。鳥取温泉の源泉掛け流しも。素晴らしかった。

鳥取は、島根の出雲や松江みたいな観光の売りが、あまりない。でもその分、魚介が安くて美味しく食べれると思う。

まあ・・・鳥取の泊まりについては、当方これまで、いろいろな宿をコメントしてるが・・・ここがイチオシ。ズバリ、鉄板ですって。

イラク空爆の判断、日米株式市場の反応は真逆

浜口です。

昨日の米国株、NYダウは185ドル高。市場はオバマ氏の判断、イラク限定空爆を承認について、ネガティブに受け留めなかった。一方で前日の日経平均株価は,14,778.37.
▼ -454.00。逆の動き。この違いは・・・・なんだろな?

そもそも当方、昨日の日本株の下げには、違和感があった。ヘッジファンドの、安直な売り仕掛け?地政学リスクというが・・・そもそも、油田を空爆するわけでもなし。ブッシュ時代にさかのぼっても、この手の軍事行動をアメリカが取った時は、株価は上がってたよな?

逆に、「世界の警察官ではない発言」をしたオバマ氏ではあるが、そうはいってもアメリカは、「やるときはやる」行動力を、ロシアに見せつけた。となるとこれは、株式市場の好材料では?

そんな想いが頭をよぎり、当方、昨日は後場寄りで手持ちキャッシュをかき集め、1615銀行株ETFを買いました。これは月曜に一回転、できそうだな?(笑)

摂り留めがなくなりました。この辺で。

日経500が一足早く、新高値に!

浜口です。

先週、日経500が一足早く(?)、新高値になりましたね!

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日経平均は、15523円?こちらだと年初の高値よりも、760円近く下の水準。TOPIXは1281。こちらの年初の高値は、1306。新高値まで、もう少し。

どのインデックスが、実態を表しているのか。。。。少なくともファストリテーリングがいじくられてる225では、ないだろうな。

日経500、最近、扱いが小さいでしょ?おそらく・・・日経のマーケット面の指標一覧にも、書かれなくなったのでは?おそらく、JPX日経400を普及させたいんでしょうね。

まあいずれにせよ、今後が、楽しみだな。

出雲・鳥取に旅行②またも出雲大社へ

浜口です。やはり日本株、大崩れはなかったな。弱くないと判断。当分、玉は寝かせようと。

さて、出雲・鳥取に旅行①サンライズ出雲で出雲市へ
の続きを。

サンライズ出雲は、9:48定刻にやや遅れて、出雲市に到着。当初は、出雲駅前温泉 らんぷの湯で朝風呂に浸かって出雲大社を目指す予定だったが…遅延により間に合わず。温泉はあきらめ、一畑電車の電鉄出雲市駅へ。そこから一路、出雲大社へ向かう。

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出雲大社に到着。お参りする前に・・・まずは食事を。今回は前回行った「そば処 おくに」の左隣の「八雲」へ。出雲そば、やはり旨しだったな。

薬味が異なるわんこそばを、3段に重ねる。まずは一番上に蕎麦つゆをかけ、食べ終わったら残ったつゆを次の椀にかけ、足らない分はつゆを追加、混ぜて食べる。それを3回繰り返し、最後に蕎麦湯につゆを入れていただく。これが出雲そばの食べ方の流儀と教わった。実際みんな、そうしていたな。

さて:

出雲大社に行くのは、これで2回目。前回訪問は、2011年の11月頃。この時のこと、出雲大社の全体像は、出雲大社と一畑電鉄で書いていますので、是非、こちらをご訪問ください。今回は、今回は定点観測。前回と変わったなと感じられたところを少々。

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山陰本線の出雲市駅の隣。一畑電車、電鉄出雲駅で待っていたのは、こんなピンクの電車。これまで訪ずれた出雲市、一畑電車では考えられない色調の車両。
で、驚いたことに、常にガラガラであるはずの一畑電車が、今回はほぼ満席。理由は、満席のサンライズ出雲からの乗り継きの人たちのかなりが、一畑電車に乗り込んだせい。

女子によるパワースポット訪問ブーム・婚活ブームを背景に、縁結びの神様である出雲大社は、とても賑わっている。これ自体は島根県の経済にとっては喜ばしいことだが・・・・上記した、「出雲駅前温泉らんぷの湯」はなぜか、「出雲縁結び温泉郷」の一つになっているし、出雲空港はいつの間にか、「出雲空港縁結び空港」と名前が変わっている。う~む。そこまで女子旅に迎合しなくてもなぁ。そう思われてならない。

女性が多くやってくることは、大歓迎ではあるが・・・・由緒正しき出雲が、「縁結び」をとにかく可能な限り前面に出して、観光地化している現状。これは当方、違和感を感じた。そこまで商売に結び付けなくてもな・・・

当方は、素のままの素朴な山陰を巡りたい。そんな想いが頭をよぎった、地方でも、貴重な観光資源がある街は、恵まれてる。それは有効利用すべしというのは、正論なんだろうが・・・それが過剰なのは、得策ではない。それにしても・・・一畑電車のあのピンク電車は、ちょっとなぁ・・・(笑)。次号に続きます。

今度こそ・・・ゴールデンサイクルの現実化?

浜口です。

NY株が急落してるが・・・・為替は小動き。現状、世界的なリスクオフには、なってない。ここがポイントでしょうな。どうなるか。

さて日経電子版に、「歴史的大相場の入り口? 景気サイクルに乗る投資」というコラムがありました。一部引用させていただきますと:

「日本株は歴史的な大相場になる可能性がある。20年に日経平均株価が3万円になるような」。三菱UFJモルガン・スタンレー証券の嶋中雄二・景気循環研究所長は予想する。その根拠は、グラフAのように周期の異なる4つの景気波動が14年にそろって上向きとなるためだ。

とのこと。波動のグラフは下記。

 

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嶋中雄二氏は、2006年に「ゴールデンサイクル」という著書を書き、同様のことを述べられている。加えて日本の経済に観察される「前半・後半の法則」から見ても、2006年以降は日本株は明るいと書かれている。ただし、実際にはそうはならなかった。その理由は、第一にリーマンショックという、景気循環をも超越してしまうような大波乱があったこと、第二に、建設投資循環を上向きにさせるドライバーがなかったことが大きいと思われます。

さて・・・仕切り直し。再度、4つの景気波動とも右肩上がりになる局面が到来と。リーマンショックは乗り越え、建設投資循環を上向きにさせるドライバーは言うまでもなく、東京オリンピック。「前半・後半の法則」にも該当する。この点では、日本株、楽しみな局面と言えるが…どうか。