富山経由で大阪へ①大糸線で雪国へ

浜口です。

暑い日が続きますね。ちょっと涼しくなってもらえるように。あえてこのタイミングで、真冬の旅の話を。

これは今年、年明けの話。正月休みが終わり、関東の本宅から大阪の別宅に戻る。しかしテツである当方、ありがちな戻り方ではなく、大糸線経由で富山を経由して、2日がかりで戻ることにした。これがなかなか、悪くない旅になったな。写真を。
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総武線錦糸町駅に到着した特急「あずさ」3号。特急「あずさ」は通常、新宿~松本を結ぶ。しかしあずさ3号に限っては、千葉始発で大糸線乗り入れ、南小谷まで延長運転される。これは渡りに船。ありがたいって。大糸線の南小谷までそのまま行けるし、当方の本宅は今は東急沿線にあるが、当時は千葉県の市川にあった。従い、特急停車駅の錦糸町まで鈍行で。そこで7時8分初のこの特急に乗り込む。

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あずさ3号のグリーン車。快適だな。この電車は八王子あたりまでは、中央本線の普通列車の邪魔をしないよう、ゆっくりゆっくり、走る。それはそれで嬉しい。

特に山手線内は、とてもゆっくり。この区間のグリーン車からの眺めは、普段の中央本線快速とは、明らかに違う。特に四ツ谷あたり。雙葉学園、上智大学などの見え方。実にゆったり。東京っていいなと、思える。これは想定外で、とても嬉しかった。
さて、松本から大糸線に。晴れていれば左側に、北アルプスがきれいに見えるんだが・・・あいにくこの日は小雪で、まったく見えなかった。残念。

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大糸線の稲尾あたり。木崎湖が見えてきた。寒々としてるな。大糸線、晴れと雪とでは、印象が全く異なる。
晴れていれば、気分はアルプス!こんなにさわやかな車窓はそうそうない!というほどなのに、雪になると一転、重苦しいムードになる。

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大糸線南小谷。特急あずさ3号、11時42分着。ここからは糸魚川までは、非電化区間。JR西日本区間。極端にローカル線然としてくる。
南小谷では、二両編成の気動車が待っていた。う〜む。真冬の停車場という感じな。積雪量、実に半端じゃないって。
大糸線、松本から糸魚川までの完乗は、通常は困難を極める。松本~南小谷は比較的スムーズだが、その先が大変。救いようのないローカル区間。列車の本数が少なくて乗り継ぎが悪く、南小谷で2時間待ちだったりする。
しかし特急あずさ3号との乗り継ぎのみ例外。南小谷発、11時49分!これは有難い。早速乗り込む。

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南小谷を出て、しばらくのところ。あたり一面、雪。線路もかろうじて、雪に埋没せずに済んでいるイメージ。

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大糸線、南小谷から先の鈍行列車は、切なくなるくらいゆっくり。とろとろと進む。

この線、南小谷 – 小滝間は1995年7月、集中豪雨により姫川が氾濫、2年超に渡り不通になった。そんな経緯があってかなくてか、この区間の大糸線は、とても慎重に運転しているイメージ。とにかく、のろのろ運転。でもそれがまた、この雪深い中、しみじみくるものがあった

繰り返しになるが、大糸線車窓、期待された見事な北アルプスは見ることができずがっかり、ただしその代わりに、ちょっと驚くような深い深い雪景色に遭遇することができたのは、良かった。まあ、プラスマイナスゼロというイメージかな。

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12時44分、大糸線気動車は、糸魚川に到着。ここは特に、何もない駅だったが…ここの駅前食堂で昼食を食べて、金沢行きの鈍行で、富山まで。この車両、昭和50年代、東北本線の急行車両として使われてたやつと、同じだよな…

16時前に、ホテルに到着。初日のテツの旅、まずまず、楽しかったな。次回に続きます。

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