浜口です。
為替がcriticalな状況。日本株はNY安・円高で下がってますが、中には踏ん張ってる銘柄もある。一例だが某、トラック・バスを製造する大手企業(すぐわかりますね(笑)。
当然踏ん張るには、アジアの経済成長を取り込めるポジションにある等、それなりの好材料が背景にある。
こういう局面で下げ渋る銘柄が、全体相場底打ち後は、リードしていくんだろうなと。
踏ん張ってる銘柄もある
林則行さん
浜口です。みなさん、林則行さんという方をご存知でしょうか?プロフィールを少々。
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アラブ首長国連合アブダビ投資庁の元日本株式運用部長。中東でただ一人の日本人ファンドマネージャとしてオイルマネーを運用。コロンビア大学ビジネススクール(MBA)にて、ジムロジャーズの薫陶を受け、大化株発掘の極意を習得する一方、師のラリー・ウィリアムズからコンピュータを用いた実証分析を学び、両者を日本に紹介した。主な著訳書に、『初めてのテクニカル分析』(日本経済新聞社、共著)『ラリー・ウィリアムズの相場で儲ける法』『冒険投資家ジム・ロジャーズ 世界バイク紀行』『大投資家ジム・ロジャーズ世界を行く』『W・D・ギャン著作集I、II』などがある。
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ということで、とても輝かしい経歴をお持ちですね。
実は当方15年前ぐらいに、ある証券会社さんの紹介で林さんと一席ご一緒したことがあります。林さんは当時外資系信託銀行でファンドマネージャーをされてまして、当方も国内の信託にいたもので、お互い、色々と情報交換させていただきました。基本的にインテリチックな方なんですが、きさくでざっくばらんでもあり、人として投資家として(相場師として?)、とても巾がある方だなあと感じたのを覚えています。
この方が今年年初に行ったセミナーDVD「公式化したシンプルな相場アプローチ」を見せてもらったのですが、なかなか興味深かったですね。
印象に残った部分を少々。
①株式の投資対象は、新高値更新銘柄であることが前提。業績がいくら上向きでも、新高値を抜かないと、本来の株価上昇は始まらない。
②株式はいつ、企業の好業績を織り込むのか?・・・それは株価が新高値をつけた段階。それは好業績が巷に広く認識され、かつそれが織り込まれつつある証。
③新高値銘柄数と相場全体の勢いに注目。新高値銘柄数が高水準である相場は強い。逆に新高値銘柄数が減少すると、その後の相場の上昇勢いは弱まる。調整が近い。
あと参考図書は、ウイリアムオニール氏の本と言われてましたね。
3年間で大阪に20泊
浜口です。今週一週間は夏休みなので、リラックスした話を。
ここ3年ばかり大阪の出張が多くて、20泊以上していることがわかりました。メモをもとに、泊まったホテルを列記すると以下の通りでした。
ANAクラウンプラザホテル大阪
リーガロイヤルホテル
宝塚ホテル
シティプラザ大阪
クロスホテル大阪
ホテル日航大阪
ホテル日航ベイサイド大阪
シェラトン都ホテル大阪
なんばオリエンタルホテル
ホテル阪神
ホテルモントレ グラスミア大阪
ホテルモントレ ラ・スール大阪
ホテルグランビア大阪
概ね、当方の好みの順番に列記してみました。まあありがちと言いますか、楽天やじゃらんなどで検索すると出てくるホテルで、出張費の範囲内のところを渡り歩いているイメージですね(笑)。
ホテルの銘柄選択にあたっては、以下の4点を重視しています。
・築年数が浅いもしくは改装後間もないこと
・和食朝食が充実していそうであること
・お風呂の浴槽が貧弱でないこと。温泉があれば尚可。
・ツインもしくはダブルのシングルユースであること。
中には経営が代わっているホテルもある。ホテル日航ベイサイド大阪はリストラにより売却対象になったのでしょう、現在ではホテル京阪ユニバーサル・タワーになってますよね。新ホテルは、2名以上でないと泊まれなくなったのが残念。
芳賀沼さんの移籍
Investerさんの野村証券の芳賀沼氏が三菱UFJモルガンスタンレー証券に移籍を拝見しました。
移籍の話は、ずいぶん前に聞いていました。芳賀沼さん、やっとレポートを書かれたんだなという印象です。
三菱UFJモルガンスタンレー証券(ずいぶん長い名前ですね。MUMSSと略します)は、北野一さんがJPモルガンに移られた後、北野さんの後釜、機関投資家向けに目玉になり得るストラテジストを探していたようです。
一方で芳賀沼さんは、このままだと野村證券のマネジメントとして出世してしまいそうで、そうなると天職のストラテジストが出来なくなる、でもこの仕事を続けたい・・・・そんな中で両者のニーズが一致し、移籍に至ったと聞いています。
芳賀沼さんは、逆張りの視点を強く持ったストラテジスト。私もファンの一人です。今回のレポートのタイミングも、芳賀沼さんならではという気もします。新天地MUMSSでのご活躍をお祈りします。
弱い通貨が国益とはねえ・・・
浜口です。タイトルに書いた特集を、今週の日経ヴェリタスが組んでいるらしい。弱い通貨が国益とはねえ・・・
「常識的には逆なんじゃないの?」と思う人も多いのでは。しかし実際には、「信用不安が起きない範囲での通貨安」ということが前提なら、ストック面ではマイナスでも、フローの利益面ではプラス面が大きいということですよね。
通貨安は輸出競争力アップにつながる。一国の景気全体を考えれば、輸出依存度が高い国ほどメリットがある。一方で通貨高メリットは、海外からの輸入品の購買力アップにつながること。しかしこれは、その分国内における消費需要が海外に流れる(輸入品にシフトする)ということでもあり、一国の景気全体を考えればマイナス・・・・ということになる。
ウーム。円高メリットを享受するとなると・・・・海外旅行とあととにかく、海外のものを多く買う一手だな。耐久消費財も、素材も。円高により、月給の購買力が増加傾向と考えることも可能。海外で仕入れて、国内で売れればなお可。
あと為替が循環と考えれば、円高は海外の証券を安く買うチャンスということにもなるが・・・・
それにしても我々は、円高局面は円高を、円安局面は円安を、なんとかうまく利用したいもんですね。。当たり前ですが。
なんか今日は、あらためてそもそも論を書いてみた。取り留めがなくなりました。この辺で。
波乱含みの展開
浜口です。ここのところ飲み会や出張が続き、ブログ更新は週末に偏りがち。今週もそうでした。ということで周回遅れの書き込みですが。
株式市場の見方ですが、ここにきてアメリカの景気減速懸念と円高懸念が台頭。景気も株価もやはりいやがうえにも、波乱含みの展開になりそうということですね。「2番底」というほどにはならないと考えるが。まあ、気長にやりますよ。
年初来安値銘柄数が369?
浜口です。先週の株式市場は、1週間で見れば年初来安値をつけた銘柄は369に上り、年初来高値の33銘柄よりはるかに多い・・・・と、本日配達されてきた日経ヴェリタスのMarket&data面にありました(ただし母集団は書いてなかった。東証一部銘柄ということで良いのか?)。
当方がフォローしている主な銘柄群、例えばいすず、日野自動車、重工、三井造、業種で言えば素材、商社、金融などは、年初来安値銘柄369という印象はないのだが・・・3週連続陽線の銘柄もかなり見受けられるし。
でもたしかに、エレクトロンやアマダ・森精機など工作機械株は年初来安値ですね。
当方、やはり暑さでボケている?いやいや、久々に市場が爬行しているということだろうな。見ている銘柄群が異なると、市場の印象が異なるということか。
中国でのVW販売台数
中国でのVW販売台数
浜口です。ドイツ最大手の自動車メーカー、フォルクスワーゲン(VW)。この会社の中国における販売台数が、2009年にドイツ国内を上回ったらしい。
2001年には、ドイツにおける販売台数は100万台、一方で中国は40万台ぐらいだった。しかし以降、中国での販売台数が徐々に増加、2009年はドイツ120万台:中国140万台と逆転したとのこと。
たしかに3月に上海に行ったとき、成長している上海の象徴、浦東(プードン)地区で書いたとおり、街中の車は、80%ぐらいが外車で、VWが最も目立っていた。タクシーもほぼすべてがVWのサンタナだった。
市場としての中国の大きさを再認識。ユーロ安効果もあるから、VWの中国向け輸出は、今年はもっと伸びるんだろうな。
株価底入れ
浜口です。暑くて元気が出ない。頭もあまり回りません。
色々と外部環境を心配してる人がとても多いようですが、そんな中で日本株の株価は現状、底入れしてるように思えますね。売りたい人が売った?
4月以降3ヶ月調整した後の戻り局面。シンプルにそう考えます。感覚的な話ですが。
主要国の輸出依存度
浜口です。下記の通りNKさんから、日本がデフレ=円高?内の野村證券木内ストラテジストの意見に対し、コメントをいただいていました。これに対する情報提供ですが、米国の輸出依存度については、実際にはそれほど高くはないようです。
データとしては少々古いのですが、日本貿易会月報 2007年7.8合併号に2006年の主要国の輸出依存度が掲載されています。ご参考まで記します。