飛騨古川に小旅行③飛騨古川again。宮川を散策し帰路に。

浜口です。日本株は場が立ってない。連休中ですね。。。と、旅の話はこれで最後だな。

飛騨古川に小旅行②白壁土蔵街を散策し、ホテル季古里(きこり)への続きを。この飛騨古川、3回シリーズの最終回を。

飛騨古川の二日目。この日は飛騨古川から日本海に注ぐ、宮川をゆっくり散策をしてみたいと思った。果たして、期待を上回る綺麗さに心を奪われたな。写真を。

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飛騨古川again。この日も天気が良い。まずは昨日も訪れた白壁土蔵街に。街中を流れる瀬戸川に。やっぱり、きれいだよな。。

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白壁土蔵街を通り越すと、宮川がある。川沿いを散策。ここは主流である宮川に安城川が合流するあたり。ちょっと考えられない位きれいだった。日本の原風景をイメージさせる。本当にきれい。歩くと、風が後から背中を押してくれるかたちになり、気持ち良く歩けた。

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白壁土蔵街近くに戻ってきた。川の水は低きに流れる。街中を流れる、鯉のいる瀬戸川の水は、宮川の支流である荒城川に注ぐんだな。

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軽めのお昼を。福全寺蕎麦というお店で、ざるそばを。ここは地元の人も来る店。旨かった。

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帰りの列車もまた、臨時急行「ぬくもり飛騨路」の上り。飛騨古川発13時34分。この時間だと、太陽が西に向かう一方、東側の車窓は順光になるため、景色が非常に見やすい。よって写真も撮りやすい。写真は車窓からの飛騨川。新緑がとっても優しい色合いだったな。

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前回の飯田の時のように、往路の天気が良くないと、車窓、帰路に期待したいということになるが。今回は往路の天気も抜群に良かったため、帰路に対する期待感はそれほどでもなかった。車内販売で岐阜県のビールを売りに来たので購入、それを飲んでしまったら、下呂から先あたりはもう夢の中になってしまった。岐阜のあたりでようやく目が覚める。旅が終わるな。

飛騨古川はとても良いところだった。近くに高山があるが、ここは近年、非常に観光地化している。中国からの観光客が団体でバスで取り付けている様子で、あまり行きたいとは思えない。一方で飛騨古川は、まだまだ素朴な感じが残る。好感が持てるなぁ。こちらなら、再訪したい。そんな気持ちになりましたね。

浜名湖を散策④ゆりかもめ、鳥インフルエンザと・・・

浜口です。投資日記ステーションが9月で終了と。残念この上ないが・・有終の美を飾りたいといえるのかどうか、わからないが。今月はこれまで以上に精力的にアップしていきますね・・・と、週末ネタ、テツの話を。浜名湖を散策③天竜浜名湖鉄道・天浜線、晴れてきた!の続きを。

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これはネット上、他の方の写真をお借りした、天竜浜名湖鉄道の浜名湖佐久米駅で期待された光景。ネットでも、「浜名湖佐久米駅では、カモメの大群に出会えます☆」「浜名湖佐久米駅の冬の風物詩です。パンを買って、小さなお子さんを連れて行けば大喜び、圧感です」こう、書かれていた。この駅に近づくにつれ、天気は快晴になっていったため、期待は大きく盛り上がっていったが、なんと、以下の表示が・・

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浜名湖佐久米駅。ムードの良い駅舎だが、重要なお知らせと・・・
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鳥インフルエンザと。なんてこった・・・いままでは100円でパンの耳を販売しており、それを期待してゆりかもめが大量にホームにやってきたらしいが・・・今は叶わない。う~む。鳥インフルエンザ問題、早く解除してほしいな。これそもそも、茨城県の話なのにな。なんで浜名湖のゆりかもめがこんな仕打ちに合わなければならないのか。憤懣、やるかたないな・・・

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ゆりかもめは、ホームの向こうを低空飛行。彼らも、驚いてるんだろな。なんで最近、エサをくれなくなったんだろなと。そう考えると、やる瀬ない気持ちになったな。鳥にはこの事実、伝わってないだろうからな…まあ、しょうがない。気を取り直して、天浜線にまたも乗り込み、天竜二俣へ。

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車窓から見えた天竜川。きれいだったな。

「天竜二俣駅入り口にはホームラン軒というラーメン店が入っておりチャーシューラーメンがとてもおいしいです」との、ネットの書き込みが。そうなんだ。そろそろ小腹が空いてきたので、それに期待しよう。
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天竜二俣駅を降りた瞬間、ホームラン軒のラーメンスープの香りが、なんとも良かった。たまらない。そのせいか、下車した方の多くが、ホームラン軒に吸い寄せられてしまう。そんな図式になっていた。当方もその一人だが・・・中華そばをいただく。う〜む。懐かしいほどオーソドックスな醤油ラーメン。旨かった。温まるしな。

次回に続きます。

秋の青森・八戸・宮古と旅へ ③八戸屋台村「みろく横丁」へ

浜口です。日本株、インデックスは波乱の展開だが、業種間格差が激しい。中国関連、金融などは厳しいが、手持ちの銘柄はそれほどでもない。現状、どこで手持ちキャッシュを投入するかを思案中。少し先になるかな…と、週末ですね。秋の青森・八戸・宮古と旅へ ② 酸ヶ湯からレンタカーで八戸への続きを。

今日の宿、ドーミーイン八戸で一休みした後に。これも今回の旅の目玉の1つ、八戸屋台村「みろく横丁」へ繰り出す。 懐かしい・・・7年位前かな。初めて訪れた。ここには地元に根差した安くてうまい飲み屋さんが、25店舗近く軒を並べている。この手の横丁は観光客目当てのところも多いが、ここは違う。八戸市民の憩いの場所なんだよな。前回訪れたとき、本当に楽しかったのを、よく覚えてる。さて今回も楽しみだが、どうなるか。
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みろく横丁の入口。これは帰り際の写真だが・・・ムード溢れるよな。

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IMG_4168 まずは貝の店「もっこり」で、ミズダコの白子とホヤをいただく。ミズダコの白子はチーズのよう。旨しだったな。でもやはり、三陸のホヤが良かった。なんともみずみずしくて、潮の香りがする。ビールとよく合うな。

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続いてホタテの貝焼きを。素晴らしい・・・青森のホタテは旨いよな。

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続いて2軒目。「ねね」と言うお店。女性2人でやっている。この女性、実にcute。看板娘らしいが、 意外にも大阪的ひょうきんな一面があり、大人気だった。隣で飲んでた地元の方曰く、彼女はYou Tubeで最近、人気、急上昇中と。そうなんだ。
この店に着いたのは午後6時ごろ。この頃は店はまだ空いていたが、30分経過したぐらいで満席、彼女は外にも席を作ってたな。人気店。確かに料理も旨く、安い。

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ねねのイチオシ、せんべい汁。これは八戸のソールフード、ぜひ食べてと。う~む。せんべい汁、もちろん知ってるが・・う~む。ほっこりと優しい、これは田舎の味。せんべいが汁でやわらかくふやけ、なんともいい感じ。当方この汁、大好き。確かに美味しだったな。

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せんべい汁、美味しい美味しいと、連呼したせいかな。オマケしてくれた。イワシを2匹、炭火で焼いてくれた。うまい。やはり八戸、地のものと。こういうのが嬉しいんだよな。

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ウニのイチゴ煮!やはり八戸の、極めつけ海鮮ソウルフード。地元ではよくある汁らしいが・・・うにとアワビを薄い塩水で茹でただけ。そんな味だが・・・良く味わえば、魚介からほのかに出汁が出て、なんとも美味し。う~む。ここまででなんだかんだ、お腹がいっぱいになってきたな。

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3軒目。「JUJU」と言うお店。ここはバー。で、ワインを傾ける。悪くないな。但しこの女性とは挨拶がてらの話だけ。地元常連が離さずだった。でもこの後当方は、隣にいた紳士と傾けた。地元の方とは思われないスーツ姿の人。

聞けば大阪の大手生保に勤務していて、盛岡に7年、八戸に来て1年目、いずれも単身赴任と。で名刺交換したら驚いた。当方と同じ苗字、さらに年齢も同じ。なんだか境遇が似てるし感性も似てるな。いろんな話をしても、「そうそう、そうなんだよな!」と連発。大いに盛り上がった。この恰幅の良い紳士、どこか日銀の黒田総裁に似ている。それを伝えたら、目を細めてくれ喜んでくれた。「単身赴任は、会社がくれる最高のボーナス!」との当方の考えも、いたく共感してくれたな。

さて
みろく横丁はこのように、お店の人やお客さん同士語り合いながら、楽しく飲み食いしている。当方も同じように、お店の人や地元の方にいろいろ教えていただき話をして、楽しい時間を過ごさせてもらった。八戸に来たらここはおススメですね。あまりに楽し過ぎたな。

聞けばこのみろく横丁、出ているお店は3年に1回、契約更新するらしい。前回、ここに訪れた際、八戸屋台村みろく横丁で紹介した時には、「さくら」という店に行った。今回も再訪したいと思ったが、お店はもうなかった。契約、更新しなかったんだな。残念。

この日は夕方5時前から呑み出して夜9時ぐらいまで。さすがにお酒が回り、ホテルに戻ってバタンキュー。気がついたら朝だった。でも昨日の余韻が残った。しみじみ、昨日の楽しさがよみがえった。また訪れたい。そしてまた、かの紳士と傾けたいな。そんな気持ちになった。ほんの一瞬だが。あの紳士は今、どうしてるんだろか・・・人生、悪くないな。

秋の青森・八戸・宮古と旅へ ② 酸ヶ湯からレンタカーで八戸へ。

浜口です。NY市場の軟調さが気になるが…この分析は別の機会に。週末ですね。
青森空港から酸ケ湯(すかゆ)温泉へ。の続きを。

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朝風呂の後、宿で朝食を。ビュフェをいただいてるが、中でもこのなめこの味噌汁がなんとも旨し。そうか。なめこ含め、きのこは今が旬なんだな。出汁がまたなんとも良くて。聞けば昆布と煮干しと鰹節を合わせてとっていると。最高。おかわりを2回させてもらった。。。と、そろそろ宿を出て、。レンタカーで奥入瀬・十和田湖経由、八戸へ向かうことにします。今日も天気が良いな。

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酸ヶ湯を出るとすぐにこの地獄池が。温泉の源泉掛け流し後の湯がたまって、こんな池を作ってるんだな。水に酸味は感じれるが、ぬくもりはもうない。周りは少し紅葉が進んでいる。きれいだよな。

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十和田湖へ向かう道を少し逆行。今年もやってきた、八甲田!ロープウェーを登る。定点観測すると、去年より紅葉が少し早いように思えるな。

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この写真は、八甲田ロープウェー展望台から見た青森市方向。左に津軽半島、右に下北半島、真ん中に青森市内と陸奥湾を望むと。きれいだよな。

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八甲田から奥入瀬・十和田湖へ。少し紅葉しかかった中を走る。管理されていない、野放し、自然体の紅葉。最高だな。

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ご参考まで、奥入瀬・十和田湖・八戸の位置関係は、この図(出所:下記HP)の通り。

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2日連続で奥入瀬渓流へ。またも阿修羅の流れへ。綺麗だよな。ちなみに奥入瀬渓流は、十和田湖から流れ出る奥入瀬川の上流部分約14kmのこと。国立公園、特別名勝、天然記念物として国の指定を受け保護されている。詳しくはこちらを。当方はこれから、この説明の逆コース、つまり奥入瀬渓流沿いの道を登り、十和田湖に向かう。

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渓流のかなり十和田湖に近いところ。銚子大滝。奥入瀬渓流、こんな立派な滝があったんだな。知らなかった。凄い迫力。奥入瀬のナイアガラとでも言わんばかりだな。

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銚子大滝のすぐ近く。奥入瀬渓流に流れ込む別の流れ、そこにあった滝。名前はわからないが。綺麗だよな。

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ついに十和田湖に到着!北方向を望む。きれいだよな。スケールがデカすぎて、写真を撮るのが難しいな。

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十和田湖の南方向。左端の白い橋の下は、奥入瀬渓流に流れ込む注ぎ口。奥入瀬、ここから始まるんだな。ちょっと神秘的、かつ感動的だな・・・

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十和田湖を背に。レンタカーで八戸に向かってる道中。十和田市街の先。空が広いな…。と、驚いた。途中通った十和田市街は、全体がシャッター通り。唯一開いていたのは仏壇屋さんだけ。う〜む。これはシャレにならんが…しばらくするとバスが来て、行先表示には、「十和田市(イオン十和田経由)」と。そうか。街にイオンが出来たから、客足がここに吸い寄せられてるんだな。地方でよくあるケースだよな。

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八戸までレンタカーに乗って。車を返して、今日の宿、ドーミーイン八戸にチェックイン。ツインのシングルユースホテルの部屋。まあ悪くないな。

一休みして、今日の夕食はみろく横丁で。次回に続きます。

秋の青森・八戸・宮古と旅へ ①青森空港から酸ケ湯(すかゆ)温泉へ。

浜口です。遅い夏休みをとった。今年は北東北の旅。前回は西側、青森、秋田と巡った。今回は東側、青森、岩手と3泊4日で向かう。いろんなことがあり、楽しかったな。写真を。

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青森空港からレンタカーで一時間くらい。八甲田を通り過ぎ、青森屈指の名湯、酸ヶ湯(すかゆ)温泉に到着。今日はここの宿に泊まるが、着いたのはお昼前、まだチェックイン出来ない。ひとまず、この宿のそば処鬼面庵で昼食、山菜蕎麦を。さすが北東北。こんなに濃い醤油出汁そばを食べるの久しぶりだな。見ての通りの味。なんとも旨しだったな。

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八甲田の清水。湧水する日本で一番おいしい水ですと。そうなんだ。ちょっと飲ませてもらったけど、異論はないな。

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蕎麦をいただいた後は、奥入瀬渓流まで足を伸ばすことに。標高が高い所はもう紅葉してるんだな・・・と、このトヨタ・パッソが、今日明日と二日間の旅の相方。よろしくな。

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道中、これはブナの森だろうか。木々の中を走るの、とても快適だな。思わす車を止めて。路肩にも寄せず、写真を。いいな。

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奥入瀬渓流、ここは有名、十和田湖国立公園の記念切手にもなってる、阿修羅の流れ。さすがにきれい。ここのところ雨の日が多かったせいか、水量がすごく多いな。

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渓流近く、ブナの森からの湧水。やはり水量が多い。湧き出たばかりの水をすくって飲んでみた。無条件に美味し。これは贅沢。ペットボトルがあれば、汲みまくるところだな

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宿に戻りチェックイン。湯治練。長期滞在型の人向けの部屋なので。見ての通り、シンプルだな。

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湯治練は自炊場所もある。当方は自炊はしないけど、ここは重宝した。ここの水も八甲田の湧水、とても美味しく、何度も飲み水を汲みに来た。湧水も温泉も源泉掛け流しで、常にこんこんと湧いて流れていく。素晴らしいよな。

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酸ヶ湯温泉。ヒノキ千人風呂。泉質は最高。他の東北の名湯と同様、底から温泉が湧いてくる源泉掛け流し温泉。混浴だが・・何度か入浴し、ついに奇跡が!誰もいない空間に遭遇!写真を撮ることが出来た。ランプの明かりがきれいだな。

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これはJRのポスター。普段の酸ヶ湯はこんな感じ。入湯客が多いんだよな。

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こちらは泉質は同じだが、小さめの男風呂。石鹸シャンプーを使うときはこちらと。まぁこちらはこちらで、いい感じだよな。

酸ヶ湯というネーミングは、温泉の味から来ている。舐めてみたらレモンの味がする。こんな湯は当方の温泉人生でも2度目。最初に酸っぱい温泉に遭遇したのは、北海道のカムイワッカ湯の滝だったな。
レモン味はかなり濃い。目をつぶれば、味わいは一瞬、C.C.Lemonを温めた味だが、硫黄の臭いがかなり伴うので飲み物としては微妙。この温泉、飲用にしていた時期もあったとはいうが・・・

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夕食。これは昨年訪れた蔦温泉にも共通するが、とにかく、あたりが優しい。塩分がとても控えめだが、優しい旨味がある。合成調味料の感じが全然しない。おそらくは天然素材ばかりを使ってるんだろうな。素晴らしいって。

今日はこの辺で。明日の朝食が楽しみ。

祝、1,500回更新!三重は尾鷲に出張②感動的だった…尾鷲漁港

浜口です。たった今、気が着いた。祝、当ブログ1,500回更新!初回が2007年5月だから、足掛け11年になるんだな。心から、皆様のご愛顧に感謝してます。さて:
来週はアメリカの中間選挙とか、イベントが盛りだくさんだが…そう悲観しなくても良いのかな。どうだろ…と、週末ですね。三重は尾鷲に出張①割烹「田舎」の続きを。

朝の7時ごろ、尾鷲漁港と市場を訪れてみた。当方これまで、東京の築地や金沢の近江町市場など、街中の魚市場に入ったことはあるが、漁港に隣接した市場に行くのは初めて。・これが期待を上回る!想像以上に感動的だった。写真を。

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尾鷲漁港と、そこで揚がった魚介をさばく市場。底引き網漁船が、どんどん入ってくる。今日は大漁らしい!みんな、嬉しそう。写真の中で、固まって作業してる何人かは、水揚げされたいろいろな魚を分類し、セリにかける準備を大急ぎでしている。市場には鳥がたくさんいて、おこぼれの魚介を狙っているのが良くわかる。

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市場の女王、タカアシガニ!。向こうではのどぐろのセリをやってるな。すごいなぁ。タカアシガニは西伊豆で取れることで有名だが、尾鷲でも揚がるんだな。ちょっとびっくり。

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これはひときわ大物、両足を伸ばせば3メートル級の、実に立派なタカアシガニ。他の蟹の2倍近くある。これを茹でガニにすると、一匹の蟹だけで3人が満腹と。仲買人さん曰く、「足を一本食べると、もうかなりお腹いっぱいでしょうね。大サイズのタラバガニの、倍以上の食べ出がある」と。そうなんだ・・・このカニ、これまでの人生が長いせいか、蟹ヒルやら貝やら海藻やら、いろんなものを背中にしょい込んでる。だから見た目が、他のタカアシガニと少し違う。風格すら感じる。。。。と、このぐらいのサイズは、この時期、ほぼ毎日数匹は水揚げされると。驚いたな。。。

長靴を履いた市場関係者が多い中、一人だけスーツ姿の当方は浮いていた。あの男は、仕入れ値のチェックをしに来たスパイではないか?と初めは思われていたかもしれないが・・・どうもそうではない。ただ単に、魚好きのお兄ちゃんが来てるだけ。そんな風に受け留めてくれたのだろう。いろいろと親切に教えてくれ出した。嬉しかったな。
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入札されたタカアシガニ。まるモというマークは、落札済みの印。市場の卸の人に聞いたら、ここでの値段は、西伊豆の食堂の10分の1と。それにしても・・・市場といいセリといい、何ともいえない、独特の空間。ものすごい体験さしてもらったな。昭和の時代の証券取引所に共通するムードがあるな。

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入札されたタカアシガニは、水道水で洗われる。よごれや付着した虫、海藻などが落ちて、綺麗になる。

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のど黒。海の奥深く生息するため、タカアシガニの底引き網に引っかかるらしい。日本海側でなくても、採れるんだな。見たら、やはりのどは、黒かったな。

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あかざ海老。スーパーに行くと、これの南米産のものが良く売られているが・・・これは正真正銘、尾鷲の地のもの。きれいなオレンジ色。

魚はこれ以外には、味とか鯖とか普通の魚以外に、あんこうとかマンボーとかも入っていた。底引き網の威力、すごいよな。尾鷲湾は好漁場、いろんな魚介がいる。常に底引き網を引いていると、その時その時の旬の魚が採れるようになっている。それはそれで、合理的だよな。

でも、ここで撮った魚介の写真は、みんな、不思議にキレイ。市場の光の加減がバツグンなのか、上がったばかりの海鮮の美しさなのか。両方かな。

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翌日も、割烹「田舎」を訪れた。昨日、ホテルまで送ってもらったお礼を言い、お昼の定食をいただく。刺身の魚は、昨日に準じたもの。煮物はメバルの甘辛煮だった。実に満足。

魚好きには、尾鷲はたまらない。また再訪したいな。そう思った。人生、悪くないな…

三重は尾鷲に出張①割烹「田舎」とホテル「ビオラ」

浜口です。
日本株、ここ 2週間ちょっとはひどいマーケットだった。日経平均が27年ぶり高値になったと思ったら一転、 つるべ落としの暴落。TOPIXは年初来新安値と。でもまぁさすがにこの状況では騰落レシオも低水準だし。相場が落ち着くのを待つ一手だろうな。ここもともの相場の動きの真相。それも含め、これから色々とわかってくる。それを見聞きしてから考えよう…と、週末ですね。テツと旅の話でも。

三重県は津から熊野市にかけて巡る出張があり、中間にある尾鷲に泊まった。当方は学校で、日本でも最も降雨量が多いのは三重県の尾鷲と教えられていました。一方で名古屋では、尾鷲は尾鷲湾、熊野灘に囲まれた漁業の地域、魚種が豊富ゆえ釣り人にもとても人気がある。ゆえに釣り人が泊まる宿が多いところと、そんな風に聞いていました。確かにそんなところでした。魚介好きな当方、尾鷲には実に感銘を受けたな。写真を。

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津での仕事はお終い。紀勢本線の新宮行鈍行に乗って尾鷲まで、3時間強の旅。比較的新しい型の車両だったが・・クロスシートでなかったのが、残念ではあったな。

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尾鷲に到着。ホテルに紹介してもらった割烹「田舎」。まずは入ってみることにします。

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いい感じのカウンター。ちょっと期待できそうだな。

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イカとエビの突き出しに続いては、お造りの盛り合わせ。これが感動的だった。た。サザエ、マグロ、カツオ、アオリイカ、ヒラメ、シマアジ、タコ。すべて地のものと。マグロもこの時期は小さい種類のものではあるが、天然ものが熊野灘にも来る。それが尾鷲魚港でも水揚げされるんですよ。そうなんだ。魚介の豊富な尾鷲。素晴らしい・・・あと、サザエのコリコリした食感も、なんとも良かったな。

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黒むつの煮付け。今日は赤むつも入っている。いわゆるのどぐろだが、どちらにしますかと。赤むつはブランド魚ゆえ、価格は黒むつの倍と言うことなので、黒むつを。これも実に美味しだった。ご飯とよく合う。

日曜日のせいかこのお店、 混雑のピークは夕方6時半位。8時にはもう、お客さんはほとんどいなかった。そして最後の客となった当方を、大将はなんと、ホテルまで車で送ってくれた!「途中、コンビニでワインを買いたいんですが・・・」とお願いすると、それも快く受け入れてくれた。うれしかったなぁ。

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ホテル「ビオラ」に到着。率直に申し上げるが、尾鷲のビジネス向けのホテルは、あまりぱっとしたところはない。が・・・その中でもここは、おそらくは一番のおススメホテル。部屋、結構いい感じだったな。

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ホテルで部屋飲み。出張の醍醐味だな。近くのコンビニで安い赤ワインと熊野古道ミネラルウォーターを買い込む。悪くないな。

聞けば、このホテルのそばに尾鷲漁港と市場があり、さきの割烹「田舎」の大将もここに、毎日買い付けに来ているらしい。朝一番に出向いてみたら、漁港のムードが味わえますよと。

そうか。それなら明日の朝、行ってみることにしようかな。ちょっと楽しみ。そんなこと考えているうちに、ワインを飲みながらそのまま、夢の世界に・・・

次回に続きます

飯田経由で名古屋に③飯田線の特急「伊那路」2号に乗って。

浜口です。NY株式もとりあえずは下げ止まり。日本株も含め、明るさ、少し見えてくるのかな・・・週末ですね。

飯田経由で名古屋に②居酒屋「山麓」で秋をいただくの続きを

ようやっとテツに。今回のテツ旅のメインイベント。飯田発10:00の特急「伊那路」2号で飯田線を南下、豊橋に向かう。これがなかなか、良かったな。写真を。

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飯田駅にて。特急「伊那路」は一日たった二往復のみの運行。こういう特急、珍しいよな。やっぱりクルマ中心、テツ離れが激しいお土地柄なんだろな。編成もわずか3両、グリーン車はなし。指定席は一両だけ。なんだかこれは、山陰本線の気動車特急をイメージさせる。JR東海からすればお荷物路線なのかもしれないが。でもそれに反比例するかの如く、車窓はとても風光明媚なんだよな。
さてさて、ローカル線特急の旅が始まる。どうか・・・

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「伊那路」の車内。ちょっとクラシカルな色調の内装。悪くないな。自由席の乗車、飯田出発時点で10名程度。今日はこの特急、乗客の方々、普段の2倍は乗って来ますのでと車掌さんは言っていたが。普段の乗車率はどのくらいなんだろな・・・でも豊橋に近づくにつれ段々と乗客は多くなり、最終的には乗車率50%程度になった。

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飯田を出発。しばらくはこんな車窓が続く。天竜峡の少し前あたり。木々、森、山、きれいだよな。

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天竜峡から佐久間ダムにかけては、車窓は一変。天竜川の存在が一気に増す。天竜川、本当にキレイ。これをトンネルの合間合間に、見ながら進む。ここは飯田線の見せ場、醍醐味の一つだろな。この川沿いの車窓、高山本線、中央東線とも似るが・・・これはやっぱり、飯田線ならではの景色だよな。

飯田線の車窓全般について詳しくは、飯田線でも書いてます。こちらも併せ読みいただければ、「なるほどな・・・」と思っていただけると思います。と、前回の飯田線の旅は2010年だった。もうずいぶん、経つんだな・・・

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列車は進む。湯谷温泉の近くの車窓。やっぱり・・これはこれで、いいな。湯谷温泉は名湯らしい。いつか行ってみたいな。渓流沿いの露天風呂が、とても気持ちいいらしい・・・

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豊橋が近くなってきた。新城の手前当たりの車窓。稲、刈り取りまじか。のどかだよな。

飯田線、やはり素晴らしかった。次に乗れるのは、いつ頃だろうか。やはり東京から名古屋に向かう道中なのかな。今回は秋だったので、次回は違う季節がいいな。

飯田経由で名古屋に②居酒屋「山麓」で秋をいただく。

浜口です。アメリカの金利上昇、それに伴う株価の不安定さが、やや気にはなるが…連休ですね。

飯田経由で名古屋に①飯田・シルクホテルの続きを。

秋の飯田といえば、きのこかな。そんな「地のもの」を出してくれる割烹か居酒屋を訪れたい。そんな期待をしながら当方、事前に食べログで検索し、一応はお店のあたりを付ける。その上で、地元のホテルに同じことを尋ねる。するとホテルが、食べログにはないおススメ店を教えてくれるケースも多々ある。そういう店は観光客目当てでなく、地元常連に愛されている割安なお店であることが多い。こういう店が実はいいんだよな。今回はそんな居酒屋に行って見た。最高だったな。写真を。

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居酒屋「山麓」。いい感じ。当方さっそく、電話予約を。5分後に着くんですが、カウンター空いてますかと。空いてるに決まってるんだが・・・こうやって直前に電話を入れておくことは、初めて行くお店に対する礼儀だと思ってる。先方も喜んでくれる。「5分後ですか。お待ちしてますね」と。いいな。

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松茸の土瓶蒸し!松茸は輸入品ではない。長野県は飯田、地のものと!う〜む。この香り。素晴らしい。なんともふくよか、遠くに松茸の味わいがほのかに。これは秋を感じる。最高の逸品だったな。

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お店の大将曰く。「今日は日曜なんで、きのこの仕入れがあまりないと申し訳なさそうに。でも黒タケが少しありますので焼きましょうか?少し苦みがきついですが、食べられますか?」と。もちろん。いただくことに。この黒タケというきのこ、飯田では「おしょうたん」と呼ばれ、人気があるらしい。う~む。実に香ばしく旨し。ビールとよく合うな。色が黒いので、写真を撮るのが難しい。

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馬肉の腸の煮物。大阪風に言うとホルモン。東京風に言うとモツ煮込みのモツ部分。聞けば飯田は、馬をよく食べるそうで、馬肉専門の焼肉屋さんもあるらしい。これはなんとも、柔らかくて珍味。イタリアンのトリッパを、和風にした感じ。やはりビールによく合う。

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続いてのおススメは、大アサリの醤油焼き。大アサリって・・・飯田には海はないですよね?と尋ねると、これは太平洋、遠州灘で取れたものと。飯田は山の中だが、静岡県、遠州灘の海の幸も結構入ってくる。距離にして100kmぐらいだから、活きたまま運んでくるのは容易なんですよと。そうなんだ。。。と、これも実に旨し。食べごたえが、物凄くあった。横幅10㎝ぐらいの貝。大アサリというが、見た目でわかる通りアサリではなく、ウチムラサキというのが正式な呼び名らしいな。

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この居酒屋「山麓」独自の料理、日本そばの焼きそば。ソースは使ってなくて、塩胡椒と紅しょうがで味付け。思いがけず、旨しな。紅しょうがの味がかなり鮮烈で、それが蕎麦によく合う。

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カウンター、地元と思しき人ばかりですよね。当方の隣の方は、ご覧の通り、ジャージ姿で来ていたな。

このお店は、食べログにはあえて掲載をお断りしていると。理由はもともと小さなお店である一方、観光客が押し寄せると、お店の常連が居づらくなる可能性があるからと。そうなんだ。

あと印象に残ったのは、ここのお店の常連の多くが、東京について話をしていたこと。名古屋の話は聞こえてこなかった。やっぱり新宿ー飯田で、一日17便のバスが出ている効果が大きいのだろうか。お土地柄としては、松本や長野に近いからだろうか。長野は新幹線もあるし、名古屋ではなく東京に目が向いている。そんな印象を持った。少し意外感が・・・まあとにかく、素敵なお店。割安に飯田の「地のもの」を食べたければ、ここ、おススメですね。次回に続きます。

飯田線・飯田経由で名古屋に①飯田のシルクホテル

浜口です。日経平均、7か月ぶりに23,000円を超えて来た。ここから上昇続くのか。楽しみだな・・・と、連休ですね。ホテルの話を。

筆者は社会人・経済人として、もうかなり長く生きている。ゆえに東海道新幹線、東京・名古屋・大阪、いわゆる東名阪は、もう数百回以上往復している。車窓も見飽きていて、かつては通るたび「おお!」と思った浜名湖や富士山も、今はほとんど感動はない。そんな中、大阪・名古屋から東京を行き来する道中、時間が許す場合は、何とか面白いルートがないものかと、常に遠回りを考えている。今回は飯田線の飯田経由で名古屋に赴くことにしたが、これが期待以上だったな。写真を。

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まずは新宿から飯田まで、信南交通のバスで。新宿-飯田間は、テツだと中央本線ー飯田線ととても所要時間が長いが、バスだとショートカットできる。だからバス移動の人が多いんだろな、一日17便もある。ちょっと驚き。
新宿では天気、グズグズしていたが、途中から急に晴れてきた!中央高速道路から、きれいな諏訪湖が見えた。嬉しかったな。

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バスが飯田に着いた。新宿から4時間15分のバス旅。途中寝ていたせいもあるが、疲労感はなし。意外に快適だった。

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JR飯田駅。意外にもカラフルな色合い。ここには7年ぐらい前に訪れているが、駅舎、変わったな。以前はいかにも、山の中の古びた田舎駅の佇まいだった気がする。

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長野は飯田駅近くから見た夕焼け。驚くほど綺麗だった。写真で残しておこう。

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飯田の宿、シルクホテルに到着。昨年改装されたばかりらしい。期待を上回る心地よさだった。ホテルの部屋も、最近の気の利いた、やや高級なビジネスホテルのムードでいい感じ。言うことなし。今後の飯田の定宿になりそう。

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夕食は近くの居酒屋に。とても良かった。これは次回、このブログで紹介させていただきます。
う~む。その後にほろ酔い気分で、ワインの部屋飲みを。株式会社アルプスのワイン。いかにも日本製、フルーティかつ旨みの凝縮されたワインだったな。

随分と前に、当方は同僚と代わる代わる、飯田を訪れることがあった。この地域で継続的に講演会を行っていたため。その時は当方、地元の温泉旅館に泊まり、宿の料理に舌鼓を打っていた。そもそもその旅館が講演会会場だったから。でも他の人たちの多くは、このシルクホテルに泊まっていた。彼ら曰く、個性がないホテルだったと。そんなふうに話していたのを思い出した。これは改装前だったからだろうな。それが改装後のこのホテルに泊まることが出来、とても快適に過ごせた。ツキがあったと思うな。

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翌日、ビュフェの朝食。「フルフル」というレストランでいただくが、これが期待以上!旨かった。正直、どこかの地方の古めのシティホテルのそれを上回る。メニューも豊富!朝食ビュフェに、大きな鍋でおでんが鎮座ましまているというのも、珍しいよな。

ということで。飯田に泊まるのであれば、いくつかある温泉旅館、でなければこのシルクホテルで決まりだろうな。
ご参考まで。ホテル・ニューシルクというのもあり、このホテルの関連であるが、こちらはまだ改装されていない。「ニュー」と冠されながらも古いままなので、お間違いのなきよう。価格も少し安いはずです。