祝、1,500回更新!三重は尾鷲に出張②感動的だった…尾鷲漁港

浜口です。たった今、気が着いた。祝、当ブログ1,500回更新!初回が2007年5月だから、足掛け11年になるんだな。心から、皆様のご愛顧に感謝してます。さて:
来週はアメリカの中間選挙とか、イベントが盛りだくさんだが…そう悲観しなくても良いのかな。どうだろ…と、週末ですね。三重は尾鷲に出張①割烹「田舎」の続きを。

朝の7時ごろ、尾鷲漁港と市場を訪れてみた。当方これまで、東京の築地や金沢の近江町市場など、街中の魚市場に入ったことはあるが、漁港に隣接した市場に行くのは初めて。・これが期待を上回る!想像以上に感動的だった。写真を。

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尾鷲漁港と、そこで揚がった魚介をさばく市場。底引き網漁船が、どんどん入ってくる。今日は大漁らしい!みんな、嬉しそう。写真の中で、固まって作業してる何人かは、水揚げされたいろいろな魚を分類し、セリにかける準備を大急ぎでしている。市場には鳥がたくさんいて、おこぼれの魚介を狙っているのが良くわかる。

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市場の女王、タカアシガニ!。向こうではのどぐろのセリをやってるな。すごいなぁ。タカアシガニは西伊豆で取れることで有名だが、尾鷲でも揚がるんだな。ちょっとびっくり。

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これはひときわ大物、両足を伸ばせば3メートル級の、実に立派なタカアシガニ。他の蟹の2倍近くある。これを茹でガニにすると、一匹の蟹だけで3人が満腹と。仲買人さん曰く、「足を一本食べると、もうかなりお腹いっぱいでしょうね。大サイズのタラバガニの、倍以上の食べ出がある」と。そうなんだ・・・このカニ、これまでの人生が長いせいか、蟹ヒルやら貝やら海藻やら、いろんなものを背中にしょい込んでる。だから見た目が、他のタカアシガニと少し違う。風格すら感じる。。。。と、このぐらいのサイズは、この時期、ほぼ毎日数匹は水揚げされると。驚いたな。。。

長靴を履いた市場関係者が多い中、一人だけスーツ姿の当方は浮いていた。あの男は、仕入れ値のチェックをしに来たスパイではないか?と初めは思われていたかもしれないが・・・どうもそうではない。ただ単に、魚好きのお兄ちゃんが来てるだけ。そんな風に受け留めてくれたのだろう。いろいろと親切に教えてくれ出した。嬉しかったな。
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入札されたタカアシガニ。まるモというマークは、落札済みの印。市場の卸の人に聞いたら、ここでの値段は、西伊豆の食堂の10分の1と。それにしても・・・市場といいセリといい、何ともいえない、独特の空間。ものすごい体験さしてもらったな。昭和の時代の証券取引所に共通するムードがあるな。

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入札されたタカアシガニは、水道水で洗われる。よごれや付着した虫、海藻などが落ちて、綺麗になる。

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のど黒。海の奥深く生息するため、タカアシガニの底引き網に引っかかるらしい。日本海側でなくても、採れるんだな。見たら、やはりのどは、黒かったな。

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あかざ海老。スーパーに行くと、これの南米産のものが良く売られているが・・・これは正真正銘、尾鷲の地のもの。きれいなオレンジ色。

魚はこれ以外には、味とか鯖とか普通の魚以外に、あんこうとかマンボーとかも入っていた。底引き網の威力、すごいよな。尾鷲湾は好漁場、いろんな魚介がいる。常に底引き網を引いていると、その時その時の旬の魚が採れるようになっている。それはそれで、合理的だよな。

でも、ここで撮った魚介の写真は、みんな、不思議にキレイ。市場の光の加減がバツグンなのか、上がったばかりの海鮮の美しさなのか。両方かな。

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翌日も、割烹「田舎」を訪れた。昨日、ホテルまで送ってもらったお礼を言い、お昼の定食をいただく。刺身の魚は、昨日に準じたもの。煮物はメバルの甘辛煮だった。実に満足。

魚好きには、尾鷲はたまらない。また再訪したいな。そう思った。人生、悪くないな…

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