ここ1週間、政府と日銀が決定した財政金融政策

浜口です。

まぁご案内の通りですが…ここ1週間、日本株をめぐる環境でいくつもの重大な変化というか、政策決定がありましたね。備忘録も兼ねて、整理を。

来月2日に閣議決定する経済対策の内訳。全体の事業規模は 28.1兆円。うち財政措置は13兆円。

日銀の追加緩和は上場投資信託の買い入れを倍増、毎年6兆円にすると。マイナス金利深堀は見送り。

日本株は乱高下しましたが、終わってみれば1週間前とほぼ変わらない水準なのかな。当方出先なので、具体的な数字を取る事はできないが。まぁBrexit前の水準を、取り戻してはいるな。

政策対応は総じて、日本株に優しい、銀行に対して厳しくない。そんな結果と考えて良さそうですね。

為替が円高に振れているせいでしょうね。シカゴの日本株先物は前日比245円安と。月曜日、おそらく安く始まるでしょうが、早速日銀が買いに出てくるだろうからその辺、どうなるか。

夏だからか…お化けが出ると言う人が多くなってきた。いろんな人が、いろんなことを理由に、日本株の下落を心配もしくは期待しているみたいだが…まぁ、その人なりの、お気に入りのポジションをとればいいのでは?と言うことですな。

まあ、当方は自分のペースで行くけどな。そこそこの政策が打たれて、これだけ弱気が多く聞こえてくると言う事は、当方の皮膚感覚とこれまでの経験によれば、日本株は今後、その弱気をあざ笑うが如く上昇という感じもするが…。あくまで感じですけどね。まあ海外要因もあるから……よくわからないと書いておきます。

まぁ日銀が株の買い入れ額を倍増してくれると言うんだから…その辺はありがたいところではありますね。

まぁボチボチやっていきます。

とりとめがなく、クドくもなりました。この辺で。

大成建設が連日で新高値を更新。スーパーゼネコンのリード役になれるのか?

浜口です。

東証1部、久しぶりにテーマ株的な相場になりつつあるんでしょうかね。任天堂がものすごい動きになってますよね。

これに続くテーマ株、もう少し裾野が広いものとして、スーパーゼネコンがあるように思われます。ここもとのけん引役は大成建設。昨日今日と、アベノミクス相場以降の高値を更新する展開になっています。

それにつれ、それ以外のスーパーゼネコン、大林組、清水建設、鹿島も上昇中。いい動き、高値追いになっている。しかしながら足元の業績推移を考えれば、多くが史上最高益を更新。割高感はない。利益改善に株価が着いて行ってないと、言えないこともない。

当方は以前、国内の機関投資家、年金や今でいうGPIF資金の株式ファンドマネージャーだったが・・・スーパーゼネコンのファンダメンタルズと彼らのメンタリティを考えれば、機関投資家が、ここからさらに組み入れを増やす説明理由に、事欠かないと思うけどな。

image浜口です。

大成建設の 10年チャート。いい足ですよね。上昇トレンドが続いている。どこまで伸びることができるか。他のスーパーゼネコン株も含め、ちょっと注目ですね。材料は・・・特に触れる必要はないですよね。みなさん、ご存知でしょう。このジャンルに興味がある向きは。

ちなみにスーパーゼネコン株の4ー6月期決算は、8月第二週に集中している様子。この時にどんなアナウンスが出てくるのか、あるいは何もないのか。

財政政策や日銀の緩和の話題以外では、このスーパーゼネコン株の4ー6月期決算日程が注目ポイントになるんでしょ。どうなるか・・・

マザーズ先物市場が創設されるが…

浜口です。

先日講演会で、「もうじきマザーズの先物市場ができるけれども、今後、これに伴いマザーズ市場はどんな影響を受けますかね?」と言う質問を受けました。おそらく先方は、市場参加者が増えて流動性が増すとか、先物の買いが入るので上昇が期待できるとか、ポジティブなコメントを待っていたと思うんですが…

当方は、以下のように答えました。

感覚的ではありますが・・・国内では新たに先物市場ができると、その後しばらくして暴落が起きる。そんな歴史の繰り返しなんですよね。だから過去の経験則から言えば、ちょっと要注意ということになるんでしょうねぇ。先物市場ができるとね。売り仕掛けをしてくる連中が暗躍するから・・・と。

古くは1985年の債券先物市場ができた後の暴落、日本株では1987年6月の株先50ができた後の暴落(これはブラックマンデーと絡みますね)、日経平均も1988年に先物ができ、外人投資家による先物売りで1990年以降のバブル崩壊の下げ相場が加速した。そんな歴史の繰り返しですよね。今回のマザーズ先物市場の創設も、そんな展開にならないといいのですが…そんな風に、思ったままに答えてしまいました。質問した方は、驚いてましたね。この回答に・・・

今回はどうなるか。This time,It’s differentとなるといいのだろうが・・・

でももし、マザーズ先物市場が創設後大幅下落することがあれば、その先物に投資してもいいなとは思うな。当方、マザーズの個別銘柄の空中戦にはついていけないが、暴落した後のリターン・リバーサルのボラティリティには興味がありますもんでね。

徳島へ出張①徳島線。吉野川に架かる「ふれあい橋」

浜口です。2014年8月の話。

2泊3日で徳島へ出張、ついに徳島線を完乗しました!徳島線といえば、吉野川。Wikiでも、徳島線は「よしの川ブルーライン」の愛称を持つローカル線。概ね全線にわたって吉野川の南岸に沿って走り、徳島県の東西を結んでいると紹介している。実際、素晴らしかったな。写真を。

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岡山駅にて。ここから土讃線のアンパンマン列車、特急「南風」に乗って、まずは徳島線の入り口、阿波池田に向かう。

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阿波池田から、徳島線の鈍行に乗って、穴吹まで。JR四国車両の2両編成気動車、始めは満席、立っている人もいたが・・・当方以外は、ほとんどが高校生。一駅ごと、降りて行って・・・しばらくすると車内は、ガラガラに。

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徳島線、穴吹で下車。吉野川を歩いて渡る。この日は曇り。残念だったが・・・それでも、初めての吉野川。それはそれで、感動ものだったな。

で、これは吉野川に架かるふれあい橋。平成4年10月竣工。歩行者専用の橋で、全長499.5m。JR穴吹駅から、この地の中心、脇町へ通学する学生がよく利用していると。そうなんだ・・・と、見てのとおり。格好の良い橋だったな。

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ふれあい橋を歩いてみる。しばらくすると、ここを自転車で走る女子高生と遭遇。彼女たちは当方に、「こんにちは」と挨拶をしてくれた。ちょっと、ほっこりした気持ちになった。いいもんだよな。写真が撮れなかったのが残念だが・・・・

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ふれあい橋から、吉野川の下流を望む。エメラルドグリーンの流れ。相変わらず曇りなので、くすんでいるのが残念だが・・・とても良いムード。綺麗だったな。

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一方で上流はこんな眺め。逆光なんで、川の色は良くわからないが・・・山は綺麗だよな。

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徳島線の穴吹駅。電化されてないので、架線がない。ど田舎のローカル線の駅、鉄路のカーブ、好きだな。こういうムード。

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徳島行きの鈍行が到着。これに乗って、徳島へ向かう。さらば穴吹、さらば脇町。

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徳島に到着。向かいのホームに止まっているこちらは牟礼線だな。海部行き。出発を待っているところ・・・・と、さてさてこれから、当方、ホテルにチェックインすることにします。次号に続きます。

降って沸いたようなリスクオン?

浜口です。

先週は先進国株式、降って沸いたようなリスクオンと言えましょうね。

あれほど懸念された英国株が、まさかの新高値。連れて米国株も新高値。加えて、SP先進国REIT指数まで新高値になっている。理由、後講釈はともかく、この事実は看過できない。

マーケットのセンチメントが突然、改善している。ヘッジファンドの仕業かもしれないが、それはそれとして、こういうことがあるから・・・・株式投資は、やめられないよな・・ねえ?(笑)

日本株も、これまでのうさを晴らすかのごとく、大幅上昇に転じた。今後の相場の持続性はわからないが、とりあえず日本株は、日銀の追加緩和期待も、補正予算の期待もある。

まあもちろん、どこかで当面の好材料出尽くしの可能性はあるが、一方で「相場は懐疑の中で育ち」・・・の格言もある。当方は突然キャッシュ化することも念頭におきながら、まずは相場に留まることにします。どうなるか・・・。

おっと、この文章を書いている矢先、トルコ発の衝撃、リスクオフに逆戻りのリスクという指摘もあるが・・・海外の日経平均先物も急落してるらしいが・・・

まあ、どこかで落ち着くでしょう。さきのリスクの裏返しがリターン。なにかにつけ、そんなに一喜一憂しなくても・・・が頭をよぎりました。まあ君子、豹変しますが・・・取り留めがなくなりました。この辺で…

相場の潮目が変わった?

浜口です。

日本株、相場の潮目が変わったんだろうか?

バーナンキ前FRB議長が安倍首相と12日会談 「ヘリマネ」推奨か

安倍首相、リニア延伸前倒し表明 最大8年、国が資金支援

前者はマユツバ?後者はホンモノ?わからないが・・・展開。ちょっと楽しみになってきた。「相場は懐疑の中で育ち」という展開にならないかな。

安倍ちゃんガンバレと、小さな声でつぶやく・・・どうなるか・・・

リスクの裏返しがリターン。なにかにつけ、そんなに一喜一憂しなくても・・・

浜口です。

今朝のニュースモーニングサテライトにNYのファンドマネジャー、ホリコキャピタルマネージメントの堀古さんが出ていて、なるほど、これが投資の真理なんだろうな・・・そんなふうに思わされることを言ってましたね、要旨は、下記。

リスクの裏返しがリターン。投資家の役割は、マーケットが悪い時は損を引き受けて、マーケットが良い時はリターンを得る。そういうものでしょ?それでいいんじゃないでしょうか。なにかにつけ、そんなに一喜一憂しなくても」。

「世界ではいろいろなリスク要因が発生するが、それにいちいち『リーンマンオオカミ少年』になって反応するのは、投資家としては得策ではないと思いますよ。」

まぁニューヨーク株式は右肩上がりで来てるんで概ねこれが当てはまるが、日本株は銘柄を外すと大変なことになる。この点は用心しなくてはいけないが…この堀古さんの考え方、個人的には好きだな。共感できる。というか、個人的にちょっと忘れていたことを代弁してくれた。それで思い出させてもらった。そんな気持ちになりましたね。

まあ、このことが響くか否かは、その人その人の投資スタイルにより、異なるんでしょうけどね。。。この辺で。

今後のBrexitの展開。離脱しない可能性が高まる?

浜口です。

今後のBrexitのスケジュールについて。

近く、英国第一党の保守党の党首選挙が行われる。 EU離脱を推進したカリスマ、ボリス・ジョンソン氏が立候補見送りしたのには驚かされましたね。これは言語道断、顰蹙を買うところだよなぁ。新しい党首には、EU残留派のメイ財務大臣が選ばれ、首相に就任することがほぼ確実視されている。

その後EU離脱の具体的な内容が法案化され、その法案を国会に図ることになるのでしょう。これが可決されればイギリスはEU離脱をEUに報告、 離脱の手続きが2年ぐらいかけて進むことになりますが、否決されれば、その段階で議会は解散総選挙になる可能性が高いと考えます。

52対48と、わずかに離脱派が、残留派を上回った国民投票。そんな中で、 EUを離脱した場合のデメリットが冷静に喧伝されていたり、離脱派のカリスマが党首選に立候補しないような状況下、法案は議会では否決される可能性が高まっていると考えるのが妥当というか、メインシナリオなんでしょう。

そして解散総選挙がなされ、改めて残留派が勝利する形になれば、今回の英国のEU離脱の話はなかったことになる。つまり解散総選挙が、2回目の国民投票と同じ結果を生む。当方はこうなる可能性が高いと思うが、どうなるか。

イギリス株はBrexit発表後急落した後、比較的早い段階で新高値になっている。ニューヨーク株式も先週末はBrexitの発表後の高値を抜いてきた。英米株式とも、このシナリオを織り込みつつある展開と考えれば辻褄が合うが…さてさて、どうなるかな。

REITの運用会社曰く。英公募不動産ファンドの解約停止は、大した話ではないと。

浜口です。

今日の日経朝刊の一面。英離脱、市場動揺の第2波 英不動産ファンド解約増について。Just a infomationですが。

記事の中の、「6日はヘンダーソン・グローバル・インベスターズが英第2位の公募不動産ファンドの解約を停止。停止は5件目で、英不動産ファンド市場の5割強が凍結された計算だ」当方本日、英国のREITを運用している某外資系運用会社に尋ねたら、「この報道、なんてことない話ですよ、誤解されなければ良いが」と。

曰く、ここでいう英不動産ファンドとはREITではなく、イギリスの実物不動産に投資しているファンド。REITなら流動性があるから、解約に対し十分対応可能。しかし実物不動産は流動性がないので、解約が殺到したら、ファンドの解約を停止するのは当たり前と。大騒ぎするほどの話ではないとのことでした。ご参考まで。

新宿から富山経由で大阪へ④高山本線、下呂温泉の露天風呂

浜口です。パッとしない相場だが・・まあ遠くない未来、いつか転機も来るのでしょう。当方、相場をウオッチしながら、当面、ゆるゆると過ごそうかな。

さて、新宿から富山経由で大阪へ③ANAクラウンプラザ冨山と、またも居酒屋「いろり」への続きを。

富山駅から高山本線。今回はこのちっこいローカル線鈍行に乗って、高山本線の車窓や下呂温泉の混浴露天風呂を楽しむことに。さあ、どうなるか。写真を。
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まずは猪谷行きの気動車。2両編成。う~む。ローカル線のムード、極まれるな。

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終点の猪谷で、ここ始発の高山行き鈍行に乗り換える。キハ48。昭和の時代の車両。。。なんともいい。車内の様子も、懐かしさを覚えるな。この後、高山から下呂温泉までは、特急「ワイドビューひだ」の自由席に乗り換えて到着。

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高山本線の車窓から、飛騨川を望む。水量が多い。雪解け水がどんどんと出てきてるんだろな。しかし昨日の大糸線の姫川の様な、濁流の感じ、厳しいムードではない。水は透明ではないが、なんともいい感じのエメラルドグリーン。春だな…

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下呂温泉の混浴露天風呂!最高の気分!

ここ、正式な名称は、下呂温泉噴泉池。飛騨川沿いにあり、近くの下呂大橋からも見える。混浴とはいえ、当方以外に来ている人は地元の年配の方が2名、旅行途中のバイクのライダーが1名、全員男性でした。まあ昼間なんで、想定された結果ですね(笑)。ご参考まで、ここ夜になると、女性も入りに来ます。有益な情報でしょ?(笑)

地元の年配の方と話を。その方は、晴れの日はほぼ毎日、ここに来ていると。下呂温泉ではおそらく、ここが唯一の源泉かけ流し。よってここは、下呂温泉の中で泉質は最高と。確かにそう思いますね。湯がヌルッとキシッとしている。そんな有難みを、強く感じる。
あと、昨日は大雨で飛騨川が増水していて、川沿いにあるこの噴泉池は水没していた。だから昨日は入浴不可。今日来たあなた、ツイてるねと。そうなんだ・・・

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温泉噴水池から、空を見上げると、出来過ぎな位、きれいな青空。冨山から大阪に向かう長旅の途中で、最高の気分転換になった。温泉上がりに、思わずコンビニで買ったビールを、グビッと飲みあげる。これの旨いことと言ったら・・・・

下呂温泉噴泉池に入るための、たった一時間だけの下呂途中下車。下呂からは、特急「ワイドビューひだ」で岐阜まで。で、大阪へ。途中、温泉と昼ビールのせいか、うつらうつらしてましたが・・・これはこれで最高。つくづくそう、思いましたね。下呂温泉噴泉池立ち寄り、ホント、良い企画になった。人生、悪くないって。