付加価値とはどういうことか

林則行さんの本「株の公式」(ダイヤモンド社)を献本していただきました。さすがに読み応え十分ですね。お勧めできます。参考になる部分が随所にあります。例えば下記。
付加価値とはどういうことか。
スターバックスでハウスブレンドを買うと、250グラム1100円です。一方、東京穀物取引所に上場されている豆(アラビカ種)を同量買うと、80円程度です。これは海外で栽培・収穫された生豆を日本まで運んできたときの値段です。もちろんスターバックスの豆は取引所で取引されている豆よりも高級でしょうが、それにしても1100円にまで化けるのです。ここに付加価値の秘密があります。
普段、口にするブレンド豆はいろいろなコーヒー豆を混ぜ、酸味や奄美、苦味を調整します。このブレンドの良否で価格が決まります。この過程がもっともノウハウが必要なところであり、ここにお金を払っているのです。これが付加価値です。
そして氏は、「ソニーやパイオニアが儲からなくなってきた。これらの会社の秀でた技術や経験部分が、新興国のライバルでもできるようになってきていて、利潤が取れなくなっている」としています。
つまり、「ブレンドの付加価値」にあたる部分の魅力が低下しているということ。なるほどなあと思わされる視点ですね。

美祢線バス代行

浜口です。せつない話。

山口は長門市に行ってきました。山陰本線で下関―長門市と乗った後、宿泊先がある長門湯元に向かうJR美祢線が、バス代行輸送を実施してましたね。さきの山口を襲った豪雨のつめ跡が、まだ残ってる。

JR西日本によれば「美祢線厚狭駅から長門市駅間については、7月12日からの大雨により、厚狭川の橋梁流失などが発生したため、不通となっています。美祢線の復旧については、相当の期間を要すると見込まれることから、7月21日の朝より厚狭駅~長門市駅間の貸切バス代行を実施しています」と。またJR西日本広島支社によれば、「美祢線は復旧には1年以上かかる」と。

代行バスに乗った。行き先表示板には大きく「鉄道代行」の4文字が示されている。長門市―長門湯元間を往復したが、行きは18:00ごろ10名ぐらいの高校生が、帰りは9:00ごろに6名程度の年配女性観光客が主に同乗してました。車両一両で十分な人数ですね。

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美祢線の踏切り。「使用中止」の赤字4文字がなんとも。。。バスの行き先表示板「鉄道代行」とおなじ字体、たぶん。
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運休して約3ヶ月。レールのオレンジ茶色の錆び具合がなんともせつない。このレール、交換しないでそのまま使えるんだろか?1年後に。

JR西日本の社長は、4月に赤字ローカル線の一部廃止とバス転換を検討、すでに関係自治体に打診している。具体的な路線名は明かしてないというが、中国地方のローカル線廃止候補といえば、三江線、芸備線の一部あたりか。

木次線はたぶん大丈夫。美祢線も大丈夫だとは思うが・・・今回の豪雨の影響がとても心配。
そういえば長門市といえば、安部晋三氏の地盤ですよね。たしか。ここはなんとか、底力を・・・。

為替市場の規模

浜口です。為替市場の一日の売買代金って、どのくらいか分かりますか?
為替市場は株式市場と異なり、市場集中義務がない。為替市場の売買代金は、意外にわかりづらいですよね。
最新号のエコノミストにおいてで、第一生命経済研究所 主席エコノミストの熊野 英生氏が、世界の為替市場全体の一日の売買代金を推定されてました。一日の売買代金、370兆円とのこと!さすがに為替市場、桁違いに大きいですね。
このうち、貿易(輸出入)に関連するのは、わずかに2兆円であると。2兆円以外は、概ね資本移動で説明がつくんでしょうね。一部、投機も含まれましょうが。
それにしても、為替市場の売買代金はもの凄い金額。これを前提に考えると、さきのわが国当局の為替介入額、一日2兆円では、現在の為替市場では、効果は限定的とおのずとなりますよね。
為替市場は購買力平価ではなく、資産運用上、より有利な国に資本移動する流れで、説明がつくと考えます。

せつない気持ち

浜口です。
最新号のBRUTUS696号の特集は、「せつない気持ち」です。白くて、とてもインパクトのある表紙。本屋の店頭でも、結構目立ちますね。
フランダースの犬とか、荒井由美「卒業写真」の歌詞とか、さよならドラえもんとか、1987年日本シリーズ最終戦9回表2死涙の清原和博とか、92年夏の甲子園松井秀喜5打席連続敬遠とか、さまざまなせつない事例が紹介されている。正直、当方は目頭が熱くなり、どうにもならなくなる。胸が締めつけられる。一読する価値は十分ありますね。
さて一方で、日本の輸出企業も、相当に「せつない」ですよね。10/19の日経新聞一面では、「ホンダ 下期の想定レート80円 円高で見直し」との見出しが目につきました。ギリギリのコストダウンをしても、なかなかいきつくところのないまた円高。
通貨安競争なんでしょうが、そのツケが日本の輸出企業に回る。
はあ~日本の輸出企業、円高対応の姿勢が実にせつない!エンドレスかの如く思えてくる。
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しかしこう考えると、アメリカ経済ご都合主義のオバマ氏に対しては、せつない気持ちは起こらないな。全く。

日本株に03年類似の上昇サイン

浜口です。角山さんやふり~パパさんから、日本株は新安値をつける銘柄数が結構多く、市場のムードが良くないとのコメントがありました。まあ、そんな感じですね。先週金曜は実際、全業種とも下落とのことですし。円高による業績懸念もあるのでしょうが、金融機関の持ち合い解消売りを吸収し切れてない部分もあるんでしょうかね。
さて一方で日経ヴェリタスの10/17号に、大和証券の木野内さんが日本株について、03年に類似の上昇サインという寄稿をされてます。最近、2003年との類似点が目立ってきたとして、下記を指摘されてますね。
1. 直近になって、米国景気の底入れ時期が確定された。
2. M&Aの報道事例の増加
3. 韓国やインドなど、資本財のウエイトが高い市場が堅調
4. REIT市場が堅調
そして「03年には、韓国株やREIT指数に数ヶ月遅れて日経平均が上昇した。筆者は今年も日本株が本格上昇するサインが出始めてると期待している」とのご託宣。
まあ、世界的な金余りの渦中です。米国株式も「景気2番底懸念で売り」が、「景気鈍化に伴う金融緩和で買い」とセンチメントが簡単に変わってしまう状況。風向きが変われば日本株も・・となっても不思議ではないと思うんですけどね。

1867年

浜口です。皆さんはこの3連休、如何にお過ごしでしょうか?
昨日のNHKの龍馬伝。高杉晋作が亡くなるシーンがありました。今後、坂本龍馬は途中で暗殺されますが、1867年の大政奉還に向け、維新の動きが加速する展開になる。
さて調べ物をしていたら、この大政奉還の1867年は象徴的な年。欧州でも下記のようなことが起こってる。
・ドイツでマルクスが「資本論」第一巻を出版。
・アンリ・ネストレがスイスにチョコレート工場を建設(後年のネッスル社)。
江戸時代後半にはもう、マルクスが資本論を書いていた!日本の100年近く先をいっていたイメージなのかな?欧州は。この時点で。
日本では、経済学なんてもの、考え方など全然ない、黒船が来てさあどうしましょう、そんなレベルですよね?
欧州から見ると、日本は、新興国みたいなもんだったんでしょうね。江戸時代の鉄砲などの武器、明治時代の工業化の設備も、多くは欧州から買ったもの。たしか官営製鉄所が前身の八幡製鉄(新日鉄)も、多くはドイツから導入した設備で開始したはず。
翻って今、日本はアジアに工作機械などの設備を輸出していて、それもありアジアが「世界の工場」に・・・。順番ですかね。

証券会社が日本株を勧めなくなってる

浜口です。先般、ある大手証券会社の支店長さんと話をしたんですが、この支店ではもう、日本株を積極的に勧めてないとのこと。1に投信、2にアジアの個別株式なんだそうです。
理由は明確、手数料。投信は、特に新興国ものなど高リスク系は3%と高い手数料が取れるし信託報酬ももらえるので、こちらを重点的に営業する。
アジアの個別株式はもっと手数料が高く、さらにおいしい。為替の手数料も含めれば、インドやインドネシアあたりは、往復で8%近く取れるとのこと。ただし証券会社の対面販売は、年配の人、女性が多い(若中年男性は、ネット証券が多いですよね)。このような人たちにアジアの個別株は、リスクが高すぎなので、そうそうは勧められない。相場が逆に行ったときの苦情対応が大変だから。だからアジアの個別株は、投信ほどは裾野が広がらない。その点で言うと、やっぱり優先順位は投信だって言うんですね。
一方で日本株は、90年代の規制緩和以降、手数料が低くなりすぎた。買いで取れる銘柄も少なく、回転が効かない。今後、日本株が上がる局面もあるでしょうが、そういう時はアジア株も上がるでしょうし、手数料はアジアのほうが高いので、どうしても日本株が2の次に・・・・ということでしたね。
証券の支店は、手数料が上がりやすいのはどんな運用資産かを、常に追求していく。顧客にも儲けてもらいたいが、それは顧客が儲かることで、「次はこの投信で」と回転が効き、また手数料が取れるから。長期成長シナリオを高らかに掲げ勧めた投信なのに、2ヵ月後は乗換えを勧めたりする。
このあたりの姿勢は、昭和の時代から変わりませんね。

飯田線

浜口です。株式投資のsuggestion・・・ではなくテツの話。JR飯田線に乗ってきました。

飯田線はテツの間で人気のある、個性あふれる風光明媚なローカル線。DIMEの10月19日号(ブラックマンデーの日ですね!)でも、「乗り鉄・・・話題の秘境駅を巡る旅!」と特集されており、最近とみに注目されてる印象。当方、飯田で話をする機会がここのところ連続してあり、2回の出張で、完乗を達成した!

まずは以下、Wikipediaの「飯田線」説明文から。
飯田線(いいだせん)は、愛知県豊橋市の豊橋駅と長野県上伊那郡辰野町の辰野駅を結ぶ東海旅客鉄道(JR東海)の鉄道路線(地方交通線)である。開業・ダム建設輸送・戦時国有化・国鉄分割民営化と、折々の時代の要請の中で愛知県、静岡県、長野県に跨る険しい山岳地帯を貫き全通を果たし、現在も東三河・天竜・中南信の都市農山村を結ぶ路線。長野県の上諏訪駅から愛知県の豊橋駅まで各駅停車で直通する列車もあり、辰野駅から豊橋駅までは約6時間かかるが、一度も乗り換えることなく行くことができる。1983年までは旧形国電の宝庫として鉄道ファンの注目を集めたが、現在でも天竜川の険しい渓谷を縫うように走る車窓風景や、小和田駅や田本駅などのいわゆる秘境駅の存在から、鉄道ファンや旅行者に人気のある路線である。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

東京にいる人が、必要に駆られて飯田線に乗ることはほとんどない。飯田まで行くのなら、新宿からバスで直接行ったほうが便利がいい。だから敢えて「乗るぞ!」と決意して動かないと、なかなか乗車が叶わない線なんです。

全線195.7kmながら、なんと94駅もある!当方、前回は中央本線岡谷から辰野経由で飯田まで、各駅停車に乗った。36駅すべてに停車!2時間9分もかかった!新宿―岡谷間を特急で2時間45分走った後の乗継、のべ5時間弱の乗車。こたえた!最後は朦朧としていましたよ(笑)。

翻って当方、今回は余裕がある。ANAクラウンプラザ・ホテルグランコート名古屋泊、その足で豊橋まで赴き、3両編成の特急「伊那路」で飯田まで。所要時間は豊橋から2時間34分。停車駅は10ぐらい。こちらは快適でしたね。
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飯田線はこの二区間、辰野―飯田間と飯田―豊橋間とでは、ムードがまるで異なる。言わば、アルプス区間と峡谷区間の違い。どちらも素晴らしい車窓ですよ。
辰野―飯田間は中央アルプスと南アルプスの間、概して広々とした盆地を走る。真夏以外は少し雪をかぶった、中央アルプスの姿が麗しい。
一方、飯田―豊橋間は豊橋から入ると、特に佐久間ダムで有名な佐久間駅を通過して以北、険しい山間部をあえぎながら、低速で電車は進む。
ダムで堰き止められ、湖のような天竜川。これをトンネルの合間に見ながら進む。小和田、中井侍、為栗など、秘境駅が連続する。
その後天竜峡を越えると、飯田盆地が。息苦しい狭さだったこれまでの車窓とは様変わり、見晴らしが急に良くなる。青い空、そこのりんごの木々に、赤い実が沢山なっている。青と緑のバックに、赤いりんご。もの凄く映える・・・この光景は、長野県ならではのもの。忘れられない景色!・・・しばらくして、ゆるりと飯田着。

写真は佐久間ダムで堰き止められた、中上流の天竜川。水は濃い緑色。なんとも神秘的!周囲が石灰岩層のため、水にアルカリ性成分が加わることで化学反応を起こし、水が真緑になるらしい。飯田のとある割烹居酒屋に行ったとき、隣に居合わせた、中部電力のOBと思しき方が親切に教えてくれました。
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飯田線、いかがでしょう?完乗は相当にchallengingですが、景色の良さ、変化の楽しさを考えれば、乗る価値あり!達成感は、相当なもの。リスクは天気だが・・・。
でも、飯田線を一日で通して乗ることには、賛同しかねる。これだとヘロヘロ。飯田もしくは天竜峡で一泊するほうが体に優しい。川魚・温泉。これだと天気に関し、時間分散にもなるしね。

さて
飯田の経済・文化圏は、東京ではなく名古屋。何かあると皆、名古屋に向かう。名古屋―飯田間は、高速バスが一時間おきに走ってる。一方でこのバスの牙城に対応する飯田線の特急「伊那路」は、1日2往復しかない。明らかにバスの勝利なんですが、このような状況で飯田線がさらに寂れると、それに反比例するかの如く、飯田線の旅情はより深まることに。
うーむ。これは益田駅の気動車で書いた、山陰の状況と重なるな。

さて:
飯田では今、リニア中央新幹線の話がとっても盛り上がってる。この出張でも3人から話を聞いた。曰く、現状では飯田は、東京駅から5時間程度かかってしまう陸の孤島だが、リニア中央新幹線ができれば、東京駅からの所要時間は30分!劇的に短縮される。しかし開業は今から17年後の予定。それまで働いてるかどうか、生きてるかどうか・・・・なんだそうです。
やはり長生きしてこその人生か?幸あれ!

今こそバリュー株投資

浜口です。日経ヴェリタスの9/12号以降、井出正介さんが「今こそバリュー株投資」という解説をされてます。今回で4回目。今、切抜きを順番に読んでるんですが、なるほどなあと思わさせられる点もあり、参考になりますね。
9/19号、2回目の連載には、以下のコメントがありました。株価という要素を抜きにした、中長期的な株式投資に対するリターンの考え方。
1. バリュー株投資を「優良銘柄群に対する長期預金」と考えると、強いて言えば、ROEという変動金利型の長期預金といったところ。
2. 株式投資に伴う総利回りは、中長期的にはROE並みになる。
まあ、そう言われてみればそうかなと。当方も含め多くの投資家は、常に株価・投資タイミングというものを意識して投資を行う。この立場からは、なかなか思い浮かばない視点だと思いましたね。
株式に長期投資する根拠になる、ひとつの考え方といえましょうね。

天然温泉花蛍の湯 ドーミーインPREMIUM京都駅前

浜口です。ホテルネタ。出張で京都へ。天然温泉 花蛍の湯 ドーミーインPREMIUM京都駅前に宿泊。想像以上に良く、賞賛のコメントを。

このホテル、実はANAクラウンプラザ・ホテルグランコート名古屋で「高品質を謳うビジネスホテルの進出が著しい」と書いた3つのホテルチェーンのひとつ。しかしながらこのホテルは、名に「PREMIUM」が冠されており、ドーミーインの中でも格上扱い。どこが違うのか?

まず、朝食が違う。ここは一番感動したところ。レストラン”旅籠”で「はんなり京朝餉バイキング」をいただくが、これが素晴らしい!おばんざいという京都の家庭料理が、小分けしていくつもいくつもある。これを中心に焼き魚などを含め、なんと20種類近くもおかずが並んでいる(漬物はカウントしないで)!呆れるほど多くある印象だが、どれもが本格的でおいしいことに、あらためて驚かされる。ホテルが、きちんとした京料理の実力派業者を入れている。一般的にイメージされるビジネスホテルとしては、分不相応なほど金をかけている印象。これは強烈な差別化戦略と認識。

豊富なおかずを、次から次へといただく・・・。ご飯が欲しくなったら、そちらも少し食べる。おかずとご飯が立場逆転した感じで、朝食がすすむ。汁物は、アサリ味噌汁ときのこ汁。当方は低カロリー薄味醤油のきのこ汁がうれしく、2杯もいただく。どんどん食べ続けるうち、「もう今日の昼食は抜きで行く!」と、心の中で決意表明、さらにさらに食べ進んでいく。それほど、この京朝餉には、惹きつけられるものがある。
さすがに京都、ビジネスホテルにもかかわらず、外人観光客が多い。米・仏・中・韓と言葉は違えど、「おばんざい、Oh、バンザイ!」などと喜びながら(?)、みんな食事を楽しんでる。このホテルを選んだ外人さんは正解。朝食がこれだと、京都を好きになるだろうな。

次に天然温泉。京都駅前という立地ゆえ、正直あまり期待してなかったが、これがサプライズ、意外に良かった!まず露天風呂に入るが、こちらは感動が薄い。普通のお風呂のよう、塩素臭もある。しかし内風呂は本格的な温泉、両者は明確に違う。泉質はなんと表現すべきか、ぬるぬるとツルツルが同居していて温泉をリアルに実感できる、なんとも気持ちが良い湯。色は透明に近く、ほぼ無臭。見た目は違いがわかりづらいだけに、「露天の沸かしたお風呂と内風呂の温泉とお湯がどうちがうのか、あなたに実体験してもらいます。こちらはホンモノの温泉ですよ」とホテル側がメッセージしているよう。このときは、フランス人と思しき外人と一緒に入浴、会話はなかったが、先方はニコニコしてましたね。不思議な気分でした。

部屋は過不足なし。できて新しいホテルなので、設備は総じて気持ちがいい。「PREMIUM」なせいかな、他のドーミーイン比較で少しシックな高級感ある造り。でも、部屋にはシャワーしかない。温泉浴場があるので。自動販売機のビールは220円と、ディスカウントして売ってる。1階には24時営業のコンビニ。こんなあたりはビジネスホテルらしい機能満載。
京都には、観光で行かれる方も多いでしょう。このホテルはビジネスでなくても、観光目的でも有力な宿泊候補になると思いますよ。朝食・温泉・立地・新しさと、ホテルの売りがわかりやすい。ダブルのシングルユースで10500 円は結構いいお値段なんでしょうが、「売り」のポジティブ材料を考えれば、まあこんなもんか。おススメですね。

余談ですがビジネスホテルは、午後8時、9時ぐらいに遅くチェックインする人も多い。当方、この日は午後5時頃ホテルに着いてまったり。食事も終わり、9時過ぎに本日2回目の入浴のため、最上階のお風呂へ向かった。浴衣を着てタオル片手に、フラフラとね。
するとエレベーターのドアが開いてびっくり、黒いスーツを着て大きなかばん持参のキャリアOL風5人組が、1階から乗ってきていました!一緒に上へ昇る。チェックインしたばかりなんでしょう、5人組は皆疲れて厳しい面持ち。翻って当方はビールをそこそこいただいており、リラックス極まれり。お気楽おマヌケに見えたことでしょうね、肩身が狭い思いをしました。当方、別に悪いことをしたわけではないんですけどね(笑)。