浜口です。ホテルネタ。出張で京都へ。天然温泉 花蛍の湯 ドーミーインPREMIUM京都駅前に宿泊。想像以上に良く、賞賛のコメントを。
このホテル、実はANAクラウンプラザ・ホテルグランコート名古屋で「高品質を謳うビジネスホテルの進出が著しい」と書いた3つのホテルチェーンのひとつ。しかしながらこのホテルは、名に「PREMIUM」が冠されており、ドーミーインの中でも格上扱い。どこが違うのか?
まず、朝食が違う。ここは一番感動したところ。レストラン”旅籠”で「はんなり京朝餉バイキング」をいただくが、これが素晴らしい!おばんざいという京都の家庭料理が、小分けしていくつもいくつもある。これを中心に焼き魚などを含め、なんと20種類近くもおかずが並んでいる(漬物はカウントしないで)!呆れるほど多くある印象だが、どれもが本格的でおいしいことに、あらためて驚かされる。ホテルが、きちんとした京料理の実力派業者を入れている。一般的にイメージされるビジネスホテルとしては、分不相応なほど金をかけている印象。これは強烈な差別化戦略と認識。
豊富なおかずを、次から次へといただく・・・。ご飯が欲しくなったら、そちらも少し食べる。おかずとご飯が立場逆転した感じで、朝食がすすむ。汁物は、アサリ味噌汁ときのこ汁。当方は低カロリー薄味醤油のきのこ汁がうれしく、2杯もいただく。どんどん食べ続けるうち、「もう今日の昼食は抜きで行く!」と、心の中で決意表明、さらにさらに食べ進んでいく。それほど、この京朝餉には、惹きつけられるものがある。
さすがに京都、ビジネスホテルにもかかわらず、外人観光客が多い。米・仏・中・韓と言葉は違えど、「おばんざい、Oh、バンザイ!」などと喜びながら(?)、みんな食事を楽しんでる。このホテルを選んだ外人さんは正解。朝食がこれだと、京都を好きになるだろうな。
次に天然温泉。京都駅前という立地ゆえ、正直あまり期待してなかったが、これがサプライズ、意外に良かった!まず露天風呂に入るが、こちらは感動が薄い。普通のお風呂のよう、塩素臭もある。しかし内風呂は本格的な温泉、両者は明確に違う。泉質はなんと表現すべきか、ぬるぬるとツルツルが同居していて温泉をリアルに実感できる、なんとも気持ちが良い湯。色は透明に近く、ほぼ無臭。見た目は違いがわかりづらいだけに、「露天の沸かしたお風呂と内風呂の温泉とお湯がどうちがうのか、あなたに実体験してもらいます。こちらはホンモノの温泉ですよ」とホテル側がメッセージしているよう。このときは、フランス人と思しき外人と一緒に入浴、会話はなかったが、先方はニコニコしてましたね。不思議な気分でした。
部屋は過不足なし。できて新しいホテルなので、設備は総じて気持ちがいい。「PREMIUM」なせいかな、他のドーミーイン比較で少しシックな高級感ある造り。でも、部屋にはシャワーしかない。温泉浴場があるので。自動販売機のビールは220円と、ディスカウントして売ってる。1階には24時営業のコンビニ。こんなあたりはビジネスホテルらしい機能満載。
京都には、観光で行かれる方も多いでしょう。このホテルはビジネスでなくても、観光目的でも有力な宿泊候補になると思いますよ。朝食・温泉・立地・新しさと、ホテルの売りがわかりやすい。ダブルのシングルユースで10500 円は結構いいお値段なんでしょうが、「売り」のポジティブ材料を考えれば、まあこんなもんか。おススメですね。
余談ですがビジネスホテルは、午後8時、9時ぐらいに遅くチェックインする人も多い。当方、この日は午後5時頃ホテルに着いてまったり。食事も終わり、9時過ぎに本日2回目の入浴のため、最上階のお風呂へ向かった。浴衣を着てタオル片手に、フラフラとね。
するとエレベーターのドアが開いてびっくり、黒いスーツを着て大きなかばん持参のキャリアOL風5人組が、1階から乗ってきていました!一緒に上へ昇る。チェックインしたばかりなんでしょう、5人組は皆疲れて厳しい面持ち。翻って当方はビールをそこそこいただいており、リラックス極まれり。お気楽おマヌケに見えたことでしょうね、肩身が狭い思いをしました。当方、別に悪いことをしたわけではないんですけどね(笑)。
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