上海に行ってきます。

浜口です。

高校の同級生で、以来これまで交友関係を続けている友人がいる。調味料からスタートし、現在は東証一部大手総合食品メーカーA社(と言えば大体わかりますね)の上海地域部門で、総経理(要は社長)をやっている。今回彼を尋ねて、3泊4日で単身上海に行ってきます。中国経済の取材・・・というより、まあ旅行ですね。

氏は北京、成都、上海と中国赴任がとても長く、例えば万里の長城などは会社がらみのアテンド対応もあり、何十回も飽きるほど行っているらしい。このたびの当方の訪中を熱烈歓迎してくれ、多忙な中飲食を共にし、上海を紹介してくれるとのこと。さあ、何が待っているか??

日本株が良い感じ

日本株が良い感じですね。週間ダイヤモンド3月27号の大和住銀投資顧問の門司総一郎投資戦略部長のコメントが良くまとまっており、要点を一部抜粋すると、

1. 景気は10~12月の実質GDP速報値が前期比年率3.8%と高め、かつ設備投資が7四半期ぶりにプラス転換するなど良かった。
2. 大和証券によれば、2009年度予想経常増益率は4.4%から12.3%に上方修正。10年度は47.4%と予想。

とのこと。

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青森産と中国産のニンニクはどうちがうか

浜口です。株式市場が世界的に堅調、日本株も良い感じになってきましたね。しばらくは玉を寝かせて良い感じになってきた。

さて
先日スーパーに行ったら、青森産のにんにくが一つ239円、一方で中国産のにんにくは3つで70円くらいで売られていました。凄い価格差。

まあ、確かに青森産のほうがおいしそうと言う状況はイメージできなくもないですが、市場の違いでこれほどまでの価格の銘柄間格差が出るものかと・・・?

人件費の違い、あるいは安全性のリスクプレミアムの違いといったあたりが大きいんででしょうが、それにしてもこれほどまでに乖離するものなんでしょうかね? 

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私も「春が来た」宣言を

浜口です。ユーロが戻ってきましたね。ギリシャ問題が峠を越しつつあると言うことか。

まず、ギリシャ政府は3月4日、ユーロ建て10年物国債の入札を実施し、50億ユーロ(約6千億円)の資金調達に成功したlとのこと。

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ブラジル投信が超人気というが・・・

足元で、ブラジル・レアル建て投信が超人気の模様。特に野村證券が無茶苦茶ハッスルしている様子。

これをみてある年配の人がポツリとつぶやいた。「昭和の時代、野村が特定の株式を集中推奨販売している状況と同じだな。ブラジルにお金が集中する状況は」と。

うーむ。なるほどなと思った。

これは国債の話だけど、先進国国債の市場規模は1400兆円であるのに対し、新興国のそれは100兆円程度とのこと。先進国を大型株とすると、新興国は所詮、中小型株みたいなもの。特に流動性については。結構怖い気もする。資産バブルというより、資金集中バブル。

歴史は繰り返すということか。

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値がさ株相場は、ハイテク相場と重なる??

少し前の話になりますが、2月14日の日経ヴェリタスで、大和証券キャピタルマーケッツのチーフテクニカルアナリストである木野内栄治氏が、「値がさ株相場始まる」とのテーマで寄稿していました。以下、冒頭部分を引用します。

2015年までの5年間は、値がさ株相場になると見ている。値がさ株には15年ごと5年間に渡って物色されるサイクルが存在する。直近は1995年からの5年間、その前が79年からと65年からの5年間だ。この循環はハイテク相場と重なる。直近のITブームは記憶に新しいが、79年~84年がVTR相場、65年~69年がカラーテレビ相場だ。(中略)各社は3次元(3D)テレビに力を入れており、将来的には3Dテレビの普及率が2割に向かう可能性がある。

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日銀の金融緩和と円安

日銀が追加金融緩和検討とのこと。

豪州・中国・アメリカなどなどが出口戦略、どちらかといえば金融引き締め方向を模索する中、周回遅れで恥ずかしい(?)。どんな手法が残っているのかは不明も、ひとまずここまで、市場が円安というかたちで反応しているのは喜ばしい。

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日本で一番愛された男

浜口です。鹿児島に行ってきました。ここのヒーローといえば・・・・やはり西郷隆盛なんですね。

鹿児島空港から鹿児島市街地に行く途中、大久保利通の立派な銅像がある。これが相当格好いいんですね。明治維新の時代、いわゆる西南戦争では、西郷隆盛は賊軍の扱い。一方で大久保利通は、維新の功労者で、その後も政府の中心的存在だった。だから鹿児島でも市電が走るメインストリートには、官軍扱いの大久保利通が君臨している。ずっと昔からそう思ってた。これが鹿児島の人たちの現実感・メンタリティだと、ずっと思ってた。

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高知と坂本龍馬

浜口です。この前高知に出張して来ました。結構インパクトがありましたよ。

まず街全体がとにかく、どこに行っても「超々坂本龍馬状態」なんですね。超英雄扱い。高知龍馬空港はもちろん、居酒屋龍馬屋、龍馬ラーメン・・・・・とにかくありとあらゆるものに「龍馬」がついてる。葬祭会館龍馬なんてのもあったな。今回の出張は某銀行での講演だったんですが、先方に対し「銀行名を『龍馬銀行』に変えたほうが良いのでは?」との冗談が喉からでかかりましたが、それは言わずにおきました。この英雄に乗っかった商売があまりに多い状況は、少し気になったな。

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写真は桂浜(ソフトバンクのCMで、「犬のお父さん」が高知へ来て訪ねる海岸)にある坂本龍馬の銅像なんですが、NHK龍馬伝の影響もあってか、旅行者も結構多かったですね。

坂本龍馬がやった主なことといえば、薩長連合の仲立ち、亀山社中の設立、船中八策など大政奉還・維新の推進といったあたりか。足元ではNHK龍馬伝の影響もあり、「龍馬株」は既に相当高いバリュエーションに評価されているイメージを持ってます。「龍馬バブル」と言ったらものすごく非難されそうだが、まあそんな印象。当方、「人気化してる」というとすぐに興味を失うタチ。1年もすればきっと、Bookoffあたりに坂本龍馬関係の本がどっと出そう。そうしたら読んでみようかな・・・というヒネクレものです。

それにひきかえ、同じ土佐出身の板垣退助の扱いは非常に小さいな。自由民権記念館はあったが。

あと朝方、犬と散歩している人を4人ほどみかけたときに驚いた。来る人みんな、前述のソフトバンクの「お父さん」のような白い犬を連れている。なんでなんだろ? 「お父さん」は、土佐犬とは違いますよね?これは最後までわからなかったな。高知では、飼い犬は白い犬に限るとする風習でもあるのかな?

本件、誰か、教えてくれないかな?

ピュアプレイ

2月28日の日経ヴェリタスで、メリルのストラテジストの菊地さんが、「ピュアプレイ」という言葉を紹介されてました。以下ご参考まで、引用します。

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外国人投資家の好きな言葉に、ピュアプレイがあります。「選択と集中」と同義語で、それが進んだ企業が評価されます。(中略)ピュアプレイの対極にある、コングロマリット(複合企業)への評価は低いです。総合電機はその一例です。かつての総合商社も、コングロマリットとみなされ低評価でした。

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