今後のBrexitの展開。離脱しない可能性が高まる?

浜口です。

今後のBrexitのスケジュールについて。

近く、英国第一党の保守党の党首選挙が行われる。 EU離脱を推進したカリスマ、ボリス・ジョンソン氏が立候補見送りしたのには驚かされましたね。これは言語道断、顰蹙を買うところだよなぁ。新しい党首には、EU残留派のメイ財務大臣が選ばれ、首相に就任することがほぼ確実視されている。

その後EU離脱の具体的な内容が法案化され、その法案を国会に図ることになるのでしょう。これが可決されればイギリスはEU離脱をEUに報告、 離脱の手続きが2年ぐらいかけて進むことになりますが、否決されれば、その段階で議会は解散総選挙になる可能性が高いと考えます。

52対48と、わずかに離脱派が、残留派を上回った国民投票。そんな中で、 EUを離脱した場合のデメリットが冷静に喧伝されていたり、離脱派のカリスマが党首選に立候補しないような状況下、法案は議会では否決される可能性が高まっていると考えるのが妥当というか、メインシナリオなんでしょう。

そして解散総選挙がなされ、改めて残留派が勝利する形になれば、今回の英国のEU離脱の話はなかったことになる。つまり解散総選挙が、2回目の国民投票と同じ結果を生む。当方はこうなる可能性が高いと思うが、どうなるか。

イギリス株はBrexit発表後急落した後、比較的早い段階で新高値になっている。ニューヨーク株式も先週末はBrexitの発表後の高値を抜いてきた。英米株式とも、このシナリオを織り込みつつある展開と考えれば辻褄が合うが…さてさて、どうなるかな。

Speak Your Mind

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)