五能線

ちょうど、一年ぐらい前だな。秋田の能代に出張。仕事まで時間があったので、五能線に乗ってきたことを、思い出す。能代から、ウエスパ椿山まで。まさか仕事で、五能線に乗ることが出来るとはな。ビジネスとはいささか、縁遠い線だからなあ。

五能線(ごのうせん)は、秋田県能代市の東能代駅と、青森県南津軽郡田舎館村の川部駅を結ぶ、JRのローカル線。海側(日本海)の車窓が素晴らしいことで、テツの間でも、とても人気がある線。それが、白神山地が世界遺産登録されたこともあり、俄然、人気が高まりつつある。当方にとっては2回目の乗車だったが(初回は20年前)、やはり、車窓は秀逸、無茶苦茶きれいだったな。白神山地も遠くに、見える。
日本海はもちろん、五能線を囲む海・山・空。全てが、最高!太平洋側とは異なる、意外に、ほっこりしたムード。これはもう、「白神山地だけといわず、五能線も含めて、世界遺産登録したら?」と思うほどの、素晴らしさ。

但し、北の日本海側。冬は、牙をむく。暗く悲愴感溢れるムードに変貌、雲は低く垂れ込め、風雪厳しく。五能線も運休、バス代行輸送となることも、しょっちゅうと。。。穏やかな初夏の写真を、何枚か。

100511_1102
五能線の目玉気動車「リゾートしらかみ」、青池編成。これで秋田からウエスパ椿山間、計139分、乗りました。

100511_1302
岩館~大間越の車窓。リゾートしらかみは、海の景色がとりわけきれいなこの区間、スピードを落として走る。
トンネルを出たところで減速が始まるが、これがまるで、「五能線・日本海車窓の旅」の映画の幕が、切って落とされるタイミングの、イメージ。
トンネル越え。。。このとき車内の女性から、「ウワー」「きれい!」と歓声が、一斉に、あがる!!みんな、大喜び!当然、ヤラせ、なし(笑)
そして海が見えなくなると、その後で「ウ・・・・・」「来てよかった・・・・」とのため息が、あたりから。リゾートしらかみの車内で。
当方、こんなの、初めて。それほど、乗客の感動を呼んだということ。五能線の車窓、日本海が。天気が良かったのも、大きかったけどな。

100511_1331
ウエスパ椿山に展示されてる蒸気機関車。8620。昔、五能線を走っていたそうな。

唯一残念だったのは。。。伝説の(?)黄金崎 不老不死温泉まで、たどり着けなかったこと。ウエスパ椿山からバスが出ていたが。
神秘的でしょ?鉄色というべきか、カフェオレ色というべきか、この温泉。ひょうたん型の、湯船も。。。なおリンクHPは、「秘境温泉☆神秘の湯」。こちらでは、「夢にまで見た黄金崎不老不死温泉へ3度目にして入浴を達成しました!」と、紹介している。
まあ、ビジネスがてらの訪問で時間制約があったし、温泉に入った後で講演会を行うというのも、ちょっとなあ。。。再度、訪れる機会、あると期待して。そのときにゆっくり、黄金崎不老ふ死温泉に浸かろう。最大のお楽しみは、残しておこう。それもまた、良しと。人生、悪くない。

Speak Your Mind

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)