アツギ(3529)

低位バリュー株投資戦略の分散投資銘柄群の中で、個人的に最も注目しているパンスト最大手のアツギ(3529)の決算発表が先週末(5月11日)にありました。注目点は以下の3点です。

1.業績・・・経常利益10%弱上ブレ着地。2008/3月期予想はやや控え目な印象。

         売上(億円)経常利益(億円)EPS(円)
2007/3月期従来予想 248   20.2     11.1
2007/3月期実績    248   21.8     14
        
2008/3月期従来予想 250   21.0     7.2
2008/3月期今回予想 253   21.9     11

2.中期経営計画・・・・営業利益ベースで3年で約25%増を見込む。まずまずの内容。

中期経営計画 売上(億円) 営業利益(億円)  
2010年3月期予想   260            26.0  

3.増配・・・2007/3月期配当は2円⇒3円。ポジティブ。

以上をどう判断するかは投資家次第ですが、株価が200円前後の銘柄である状況を念頭に置けば、これは上出来と私は考えますけどね。なにも営業利益2兆円のトヨタと同じ土俵で勝負しているわけではありませんしね.。

特に増配と中計が良いですね。中計を継続的に策定し公表しているというのは、株価200円前後の会社としては非常にポイントが高い。結論としては長期保有の継続で良しとの判断。今後どこまで評価されるか楽しみ。
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この銘柄については、拙著「黄金サイクルと農耕民族型投資戦略」の中で、9ページに渡って紹介していますので、関心がある方は読んでみてください。

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