浜口です。今回は結構な下げになりましたね。
しかし嵐の後には、青空が待っていると思いますよ。
以下に、新聞コメントを2つ紹介します。
「株の下落は、資金の流動性が滞っているために起きた株価の下落で、経済のファンダメンタルズとは関係がない(ケネスローガン氏)」
「市場の混乱にもかかわらず、ドイツ経済は非常に順調に推移している」(ロルフシュナイダー氏)。
株価下落関係記事が満載されている土曜の日経朝刊、国際2面に掲載されていた記事です。多くの記事の中でこのコメント2つが、株式運用を行う上で重要であると思われました。
つまり「実体経済」の変調は限定的であり、「市場の中」で嵐が吹き荒れているに過ぎないわけなんですよね。ヘッジファンド等の「関係各位」それぞれが、自分のポジションの巻き戻しに必死なわけです。レバレッジがかかっているものも多いですからね。
以下、当方の現状の判断です。
1.今回の騒動は、米国はともかく、日本(あるいは欧州)の実体経済に直接的に影響を与えるものではない。
2.今回の下げは、一時的なショック安の域を出ないもの。金融機関の損失、ファンドの解約等の不安の連鎖はいづれ一巡する、つまり時間の問題で解決する。
3.日本株のポジションを持っている人にとっては(トレーディング以外の人は)、嵐が去るのを待つ一手。あくまでショック安。
基本的に、嵐の中では泳がないほうがよいと思います。最悪なのは、普段トレーディングを行っていない人が、このボラティリティの高い相場の中で売り買いを開始するというケースでしょうね。
まず、うまくいかない。ひとたびトレーディング玉がしこると、往復ビンタでやられ資産を激減させるリスクがあります。
しかし、レバレッジを効かせている人にはツライ相場ですね。でもそれはしょうがない、ハイリスク・ハイリターンを指向しているのだから。宿命ですね。
もちろん、運良くキャッシュがあれば、長期投資として日本株を買い乗せして良いところと考えますけどね。
それでは
こんにちは。
ひとつ質問がございます。
米株の乱高下に連れて、為替もボラティリティが高くなっていますが、円キャリートレードの人達が大損して、借りている円を返せなくなり、円を貸している金融機関(日本の銀行?)に焦げ付きが出るという事はないのでしょうか?
「風が吹けば桶屋が・・・」みたいな事を考えても仕方ないのでしょうが・・・。
バブル後のあの金融危機でも潰れなかった(潰さなかった?)銀行が潰れるとは思いませんので、風が止むのを待つつもりではありますが、ちょっと気になっているもので質問させていただきました。
よろしくお願い致します。