ブラックマンデーに酷似?・・米国はFF利下げ前夜か?

浜口です。今日は評論家的な視点から(笑)。

日経マネー&マーケットの昨日の海外株概況の米国株の見出しは以下の通りです。「米国株急反落、ダウ249ドル安――雇用者数減、景気敏感、ハイテク売り」

米国で9/7の朝方発表された8月の非農業部門雇用者数は前月比4000人減。市場予想(11万2000人増)に反して、2003年8月以来4年ぶりに前月比で減少した。6、7月分も下方修正された。政府部門の雇用者数が減少するなど特殊要因が押し下げた面もあったが、それを差し引いても非常に弱い数字だったとして、米景気の先行き不透明感が高まった。キャタピラーなど景気敏感株やハイテク株を中心に幅広く売りが出た・・・とのことです。

また日経朝刊では、七日の米ウォールストリート・ジャーナル紙(電子版)によると、グリーンスパン前米連邦準備理事会(FRB)議長は最近の市場の動揺について、株価が暴落した一九八七年の「ブラックマンデー」などの歴史的な混乱と「酷似している」との見解を表明した。 前議長は六日夜、ワシントンで開かれた会合で「この七週間、目の当たりにしている動きは多くの面で一九九八年や八七年と同じ」と指摘した。前議長は経済活動の縮小をもたらすのは「恐怖」だと分析。「現在は恐怖に動かされている」と懸念を示した。・・・とのことです。

サブプライムショックによる、実態経済に対するネガティブインパクトの現実化懸念の台頭、それに対しFRBは、FFレートの段階的引き下げにより対応・・・・お手並み拝見、軍配は?といったところでしょうかね。まあFRBは、市場・経済が安定することが相当に確からしいと認識されるまでやるんでしょうけどね。日本とは異なり、金利低下の糊代は十分あるし。

1987年のブラックマンデー、1998年のLTCMとも、NY株式市場は2番底の後、新高値をつける展開になりました。今回はどうなんでしょうか?こればかりは明けてみないとわかりませんが、「今回はおそらくうまくいかないだろう」と弱気に傾くのは、あまり得策ではないような気も現状ではしますが・・・

まあ私の予測は、あまり当たらないのですが、どうなんでしょうね?

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