国内投資家の外人コンプレックス仮説(その1)

浜口です。常々、日本の投資家には外人(白人?)コンプレックスが少なからず存在するのでは?との仮説を唱えており、そろそろこのテーマについて少々書いてみようと思っていました。するとその矢先、9月7日の日経に、次のような記事が登場しました。

「8月の株式売買額 外国人、1兆円売り越す・・・過去2番目の水準」。

内容はタイトルの通りで、2007年8月の主体別売買動向においては、外人投資家(要は海外の機関投資家ですね)は月次ベースで1987年10月のブラックマンデーの時に次ぐ、過去2番目の売り越しだったという記事です。この内容を聞いて、皆さんは印象ベースで、どう考えますか?

「相場をリードする外人が売ってくるくらいだから、もう当分日本株はだめだよ」と考えますか?あるいは「一部のおバカな外人がパニックって売ってきた、もしくはリスクを取れなくなった外人が仕方なく売ってきた。この手の売りは時間の問題で一巡するから、その後は上昇だな」と考えますか?

前者をイメージする人も結構いるんでしょうね。特に年配の人には多いんじゃないかな?この手の投資家には、少なからず外人コンプレックスのケ(外人がやればうまくいくといった過剰反応の傾向)があるのかもしれないんじゃないかと、考えるわけです。

私?1も2もなく、順当に後者をイメージしますけどね。

Speak Your Mind

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)