良いトラックレコードは不幸の始まり?

浜口です。読書の秋なんでしょうか?今回も新聞の記事紹介です。

本日の日経金融1面の「独眼複眼」というコラムに、感銘を受けたコメントがありました。

ヘッジファンドに投資する場合、判断基準になるのが「トラックレコード」と呼ばれる過去の運用実績。確かに実績にはある種の説得力はあるが、良いトラックレコードはむしろ、今後その運用がうまくいくための「資源」が払底しつつあることを意味する場合もあるのだ。

重要なのは太字の部分です。「確かにそういう部分はあるよな!」と。

要は好パフォーマンスの実現は、「素晴らしいことが既に起こった後」という側面があるということですよね。既に起こったダシガラ状態の投資戦略に惹かれるのは、運用では一番遠慮しなければならない「相場の後追い」に足を踏み入れる危険に直面するのかもしれませんね。

多くの人は、現状起こっている状況を指摘され、「この状況は今後も続くぞ!」とクドかれると弱い。だから強気になっちやう。そして暴落。故に少数しか儲からない。一面の真理と言えますよね。

低位バリュー株投資戦略?これはまだ、ダシガラ状態になるほどのパフォーマンスを得ていないので、まだまだ大丈夫でしょう。

Speak Your Mind

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)