【コメント返信】ポジショントーク・認知的不協和

浜口です。11月03日(土)の「フリーパパさんの、日銀の日本株売り
コメントについて」に関し、Anonymous様から以下のコメントをいただきました。ありがとうございました。

「外貨投資されている方は日本が悪い方向に行くことを願っているので、
(日本株に対する)ちょっとした悪材料でも大げさに事を荒立てるものです」

興味深いテーマなので、当方からもコメントを。

ご指摘は的を射た見方。まさにおっしゃるとおりです。当方も、よく理解してます(笑)。
人の相場観を聞くときは、その人が現在、どのようなポジションを持って
いるかをわかってないと、大変なことになりますよね(笑)。

ご指摘の通り、外債投資をしている人は、「日本は構造的にダメ」という
シナリオを好みますよね。こういう人に、「海外の好景気は、最終的には
今後、国内好景気へ波及・バトンタッチすることになると考えてます。
だから日本株を先回り買いするんです」という持論を展開しても、大体イヤな顔をされます。

「もしそうなると、国内金利高・円高になって、私が困るでショ。だから
そうならないのである」と考えるのでしょう。

行動ファイナンスの分野、認知的不協和の世界ですかね。

同様に、円債の投資家も、万年不景気好きですよね(笑)。とにかく、
「景気の腰折れ」という言葉が大好き。

機関投資家のファンドマネージャーの間でも、まあそんなモンですよ。
だから、債券と株式、両ファンドマネージャー一緒の景気見通し会議は、
なかなか一致を見ない(笑)。

アセットアロケーションの担当者が中に入り、足して2で割り、組織としてのハウスオピニオン
を作成する、まあ、そんなモンです。

取り留めがなくなりました。この辺で。

Comments

  1. > 「外貨投資されている方は日本が悪い方向に行くことを願っているので、
    > (日本株に対する)ちょっとした悪材料でも大げさに事を荒立てるものです」
    そうですか? 私も外貨投資していますが、株高になれば円安に動いて嬉しいし、株安になれば円高に動いて悲しいです。現実にここのところの株暴落で円高も結構いっています。おかげでポートフォリオが真っ赤っかです。
    また、この他国と逆な動きは日本特有な動きと思っています。

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