浜口です。よく仕事で行く新潟に今回は一泊旅行しました。
今回泊まったのは、ホテル新潟です。当初はホテルオークラ新潟か日航ホテル新潟に泊まろうと考えていたのですが、秋の紅葉シーズンと重なっているせいか(?)満室で、地元でその次くらいに位置するこのホテルにしました。レール&レンタカーの旅だったので、駐車料金がタダだった点も評価が高かったのです。
http://www.hotelniigata.com/index.html
超主観的かつ独善的ですが、私はこのホテル新潟に最上級の評価をいたします。なぜって?チェックインした際にホテルマン曰く:「シングルご一泊の浜口様ですね・・このたびは当ホテルの都合により、シングルのお値段でツインの広い部屋をご用意させていただきましたが、よろしいでしょうか?」・・て、よろしくないわけがないですよね?(笑)。
ホテルは有名な「万代橋」の近く、斜め向かいにこの前泊まったホテルオークラ新潟が見えます。信濃川を見渡せるきれいで広い部屋。当ホテルは昭和63年開業とのことなので、少し古くなりつつあるかなという懸念はありましたが、それは杞憂でした。文句なし!このたびの「幸運」の再現性については???ですが、それを差し引いても、価格見合いでおススメです。
さて今回の旅行、さる理由により、先般このコーナーで書きました元機関投資家の目上の方と仕事上の関係がなくなってしまうため、ご挨拶を兼ね一献傾ける目的もありました。季節割烹「丸十」という地元の海の幸のお店に連れて行っていただき、「今後はどうか個人的なお付き合いを」「こちらこそ」といった話になり、この上ない日本海の海の幸と越乃寒梅、菊水の大吟醸をご馳走していただきました。
海の幸の中でも、「のどぐろ」は別格的なおいしさでした!贅沢にも一匹丸ごと焼いたものをいただきました。白身の焼き魚なのに旨みの固まりで味が濃厚、でもとても柔らかく上品であぶらが十分にのり、とろけるようでした!
日本海側は白身魚が旨いという印象がありますが、のどぐろはまさに白身魚の王者、「白身のトロ」です。これはありがたかった(佐渡の岩がきも抜群でしたが)。
いただいてる途中で相場の話などに夢中になり、またかなり酩酊していたため、あまりきれいに食べきれなかったのが、今となってはやや後悔です。
ご参考まで、のどぐろはスズキ目スズキ亜目ホタルジャコ科アカムツ属の魚で、赤むつというのが本来の名前ですが、口内が黒いことから、のどぐろと呼ばれます。日本海の新潟から島根にかけ分布している高級魚で、旬は冬にかけてです。白身のトロと言われるくらい身に脂がのっており(旬の時期には体脂肪率20%を越える)、焼き魚としては最高の贅沢品とのことです。一方で漁獲量が少なく、また定期的に揚がらない魚のようで、取れても業務用(ホテル・料理屋など)の焼物として使われるべく買い占められてしまい、一般の流通にはほとんど出てこないようです。
実際、翌日岩船漁協の直売所というところに行きましたが、「今朝は、瀬波の旅館から頼まれている分より多くのどぐろがあがったので、小売に出したんだけど、さっき全部売れちまったよ」とのこと。それをきいた地元の人が「え?のどぐろが小売に出たの?もう売れた?いや~それは残念」とくやしがっていました。それほどの人気魚なんですね。のどぐろは。
ピンボケですが、写真をつけておきます。一見、よくある赤魚に見えますが、似て非なるものです。それでは。
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