浜口です。再確認です。ここ2日ばかり、以下の2点を説明しました。
①IMFによる2008年の成長率見通しは、先進国が減速し2.2%であるのに対し、新興国は7.4%。一方で世界のGDPにおけるシェア(2006年時点)は、米国の27.5%に対し、新興国全体は25.6%と、接近。新興国の経済成長は、今後の世界経済成長を牽引する可能性が高い。
②先進国、新興国、資源国、いずれも足元で金余り状態。世界的な過剰流動性を背景に、きっかけ次第で株式・商品市場は容易に人気化しやすい状況。
となると投資家は、以下の素朴な疑問を持つことになるのではないでしょうか?
①新興国経済の好調さは、日本には波及しないのか?
②金余りのポジティブインパクトは、国内市場には波及しないのか?
私が考えているのは、「波及論シナリオ」です。以上①②のフォローな環境が、日本にポジティブインパクトをもたらさないわけがない。海外の好調な投資環境は、時間の問題でいずれ日本にも波及することになる。
これが今年、「ポスト・サブプライム」(サブプライム後)に向けての、当方の日本株に対する基本スタンスです。以後、次回に続きます。
確認事項:
*ここで私が書いているマクロの解釈・相場観等について、感情的な批判意見はご遠慮ください。係る意見は一切申し受けず、黙殺します。最低限の大人のマナーをどうかご理解ください。
*一方でこれら以外の意見・質問はこれまで同様多いに歓迎し、内容に応じて適宜コメントします。
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