浜口です。米国当局はサブプライム問題による経済の病状悪化に伴い、「薬」を大量に出してきている。ここ1~2週間の主な処方は:
①金融政策:1月22日FOMCでFF0.75% 下げ。1月30日FF 0.5%下げ。今後の必要に応じて迅速に対応するとのコメント。
②財政政策:所得税還付、設備投資減税を柱とする総額1500億ドル(米GDPの約1%)
といったあたり。
これらは今後、ワンテンポ遅れて実体経済にポジティブインパクトをもたらすのでしょうが、そうはいっても足元ではまだ病状悪化中。 景気指標の悪化が進行中。
「薬」は、治るまで追加的に出てくるはず。基本的には、投資家としては米国の「本気」を、あまり侮らないほうが良い。でも「薬」が効くには、株式市場の好転にはもう少し時間がかかる・・・これが現実なんだろうな。
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