浜口です。当コーナー常連の(笑)匿名希望さんから、以下の質問をいただきました。コメントします。
「例のごとく会社四季報で「同じ月を見ている」ニューヨークの投資家の動向を確認したのですが、今回はポジションをほとんど動かしていないですね。(中略)この辺りの動きにつき、どうお考えですか」
CBNYDFAバリューPのことですね。件の投資家が何を考えているかは本人に聞かなければわからないわけですが(笑)、せっかくご質問があったので、当方の想像(妄想?)を書いてみます。私なら、次のように考えます。
1. サブプライム問題は、どこが底になるかの判断こそ難しいものの、底なし沼というわけではない。以上から時間の問題で、日本の株式市場も「コツン」と来る。局面を迎える。
2. 今回の相場の下落はあくまで外部要因・市場要因であり、投資した銘柄(たとえばアツギ)の投資価値(バリュー)にネガティブな変化があったわけではない。
3. 以上から当ファンドの運用シナリオに変化はない。
以前も書きましたが、米国はサブプライム問題という経済の「疫病」に対し、これが直るまで「投薬」をする、これは間違いないと思う。この処方箋のひとつに、公的資金投入があるのでしょう。この処方がなされる可能性は、低いものではないと思いますけどね。どうなるか。
まあどの時点で投薬効果が顕在化するのか・・・繰り返しですが、顕在化するにせよ、タイミングがどの段階かという話ですよね。
Speak Your Mind