浜口です。暗い話ばかりでもなんですから、たまには楽観シナリオを。
サブプライム問題で話題の米シティの2008年1-3月期決算発表日は、4月18日です。ここでまたまたサブプライム関連損が出てくる可能性が高いのでしょうが、あくまで目先的にですが、ここで相場がアク抜けするきっかけになる可能性もなくはないと思ってるんです。
シティのサブプライム関連資産の保有高は、約800億ドル。これが資産売却および不良債権引き当てが進み、足元の未処理分は約373億ドルであるらしい。以上の数値を前提に、かつポジティブに解釈すればすれば、シティは既に、サブプライム関連資産の53%を償却(もしくは引き当て)済みということになる。
1-3月期決算は引き続き引当金を積み赤字でしょうから、これでまた償却が進む。例えば70%程度引き当てできれば、「サブプライム問題は峠を越した」というセンチメントになってもおかしくないんだと思うんですね。さあどうか?楽観的過ぎますか?(笑)。ちなみに他の金融機関のサブプライム資産の償却も、趨勢としては似たようなものらしい。
但し以上は、米国の景気後退懸念には回答を出すものではないことは事実ですけどね。あくまで短期的なセンチメンント改善シナリオ。
Speak Your Mind