最近の「週間SPA」に想う

浜口です。「スーパー・インフレ」関連、最後の話。世の中を憂いている話。

年がいもなく、当方最近、「週間SPA」を愛読(?ついつい駅で買ってしまう)しています。

もちろん、たまに執筆されてるあいこさんの記事も楽しみにしてますが、今回はそれ以外の話題。この雑誌、それほど偏った内容のものではないと思うんですが、最近の特集記事が気になるんです。

例えば手元にある4/29・5/6号の特集記事は、「給料が一生上がらない時代の自衛術」です。これに代表されるような、要は「カネがない若いサラリーマン世代がなんとかシノぐ法」といったニュアンスの特集が最近、わりと多いんですね。HPから、バックナンバー表紙上の特集記事タイトルを覗いてもらうと、傾向がわかると思います。つらくなる。

前回、アジア新興国の安い賃金を日本企業が取り入れる努力をしていると書きました。週間SPAの特集記事が話半分としても、これで割を食っているのが、週間SPAで書かれているような層の、若者ではないのかと思わざるを得ない。これは考え過ぎなんでしょうか?

日本企業が、アジア新興国の安いコストの労働力をどんどん取り入れている。そのために、これとバッティングするような国内の労働力が割を食っている。間接的に労働力の過剰供給が発生しているようなもので、しかも先方のほうが賃金が相対的に割安というからタチが悪い。

ゆえに給料があがらない、したがってモチベーションも上がらない・・・・・こんな問題が発生する。一方でアジア新興国の面々は、現在の給与水準でも、モチベーションは上がる。足元の給料は増加傾向でしょうし。

加えて今度、自民党は少子高齢化に歯止めをかけるべく、「移民庁」構想を検討中といいますよね。やはり厳しいのか。

取り止めがなくなりました。この辺で。

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