スーパー・インフレ??

浜口です。WTIが126ドル台ですね。双日経済研究所の吉崎達彦氏は、「溜池通信」の中で、最近の国内の物価上昇の主因を、「スーパー・インフレ」と呼んでいます。

これは「超インフレ」という意味ではなく、世界的な穀物価格の上昇に代表される一次産品の価格上昇が、国内の食品スーパー商品の価格を上げている状況をこう呼んでいるわけですね。なかなか面白い表現ですね。

しかしながら一方で、日本の足元の物価上昇率は、ようやくプラスに転じてきたといったレベルに過ぎません。現状の消費者物価上昇率は1%前後ですから、健全な水準といえます。つまり現在は、商品価格の上昇が、一部の企業のコストアップ要因にはなっているにせよ、インフレにつながってはいないということです。

この状況を、どう解釈すべきなのか?そして今後、日本に消費者物価上昇率が大きく上昇するインフレ時代はやってくるのでしょうか?
結論から申し上げますと、現状ではそれほどは心配ないと考えています。そう考える理由については、データを再確認して次の機会に改めて説明します。

Speak Your Mind

*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)