【しわよせが金融機関に】サブプライム問題のポイント

浜口です。以下、前回の追加説明。日本の住宅ローンが「リコースローン」であるのに対し、サブプライムローンは「ノンリコースローン」である点の違い。サブプライムローンは延滞・破綻時、銀行の負担が大きい一方、借り手は比較的お気楽なんですね。

リチャード・クー氏の新著「日本経済を襲う二つの波」によれば、米国のサブプライムローンの「ノンリコースローン」の場合、借り手が担保住宅を銀行に差し出す行為を、リターン・ザ・キーというのだそうです。
これは「家の鍵を返す」という意味。これではそれまでの住宅ローン支払いは、あたかも賃貸住宅の家賃のようですね。

逆にその分、貸した側の銀行の負担が重くなり、市況悪化で担保不動産は売却できず、サブプライムローン問題のしわ寄せがことごとく金融機関側に来てしまった・・・・それに伴う金融危機。

サブプライムローン問題は、この部分の知識が抜け落ちていると、理解が不十分に終わるということですね。ご参考まで。

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