浜口です。
株価は経済の半年ぐらい後を先取りするといわれます。実際、そのとおりだと思います。これを前提に考えれば、今年の冬から来春あたりの世界経済は、景気後退の渦中・・・・ここまでのシナリオはまず、「当確」だと思うんですね。市場のコンセンサスもそうでしょう。
その状況で株価がどうなるか??ここが今後のポイントですね。
①世界的な景気後退が発生するもそこそこ穏便に済み、その過程で不況時の株高が発生する
②世界的なデフレにまで発展する
株にとってもっとも怖いのはデフレ。デフレでは株価は上がらない。今超弱気の人のシナリオは②なんでしょう。どうなんでしょうね??
デフレになることはまずないと思いますが、いかがでしょうか?というか、ありえないと思いますが。。。。。デフレになるとの根拠は今回の金融危機が過去に日本で経験したこととに似てるからでしょうけれども、現状は大きく異なるとおもいます。米国に、これまで一貫して債権国であった日本が行っていたようなゼロ金利政策がとれるでしょうか? 米国は、2000兆円の債務国です。今後急速に発行額が増加することが確定している米国債を誰が買うのでしょうか?赤字で預金の少ない米国は、かつての日本のように、国民による低利の国債の買い支えなどできるはずもありません。米国債が売られ(金利は上昇し)ドルは、急速に弱体化する。海外から米国に流れていた資産は、ドルからはなれていく。
ユーロ圏も状況は似たりよったりと言われています。
ひょっとしたらよいチャンスがめぐってきっつあるんじゃないでしょうか。不況時の(日本)株高が発生するんじゃないでしょうかね。