浜口です。ここにきて、国内の貸し渋り深刻化の話が出てきますね。
一月ぐらい前に和歌山に出張した際、タクシーに乗ったら運転手からリーマンブラザーズの破綻の話が聞こえてきて、びっくりしたことがありました。どうみても金融関係に無縁と思しき年配のタクシー運転手から、なぜ件の米国投資銀行の固有名詞が聞こえてくるのか?
聞けば地元の地銀が、リーマンへの投資資金が回収できず、業績の下方修正を発表したんですね。それに対する地元の思いは、「リーマンとかいうアメリカの馬の骨に回す金があるくらいだったら、何故それを地元の中小企業に貸さないのか!地元地域よりもアメリカを重視するとは、何事だ!リーマン憎し!」ということなんですね。以上からこの地域では、「リーマン」という固有名詞が一人歩きし、悪者になっているとの由。
まあ、お気持ちごもっともでということではありますが。
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