某地銀支店長さんの意識の低さに驚いた

浜口です。先般、「リテールの対面証券営業現場が厳しい」を書きましたが、ここもとの講演で、九州の某地銀には、これとは逆の意味で驚かされました。話をする前にある支店長があいさつしたのですが、これが最悪。

「現在は『世界恐慌の渦中』にありますが、このような中でどのような投資戦略を考えれば良いのかについて、講演いただきます・・・・」というんですね。おいおい、銀行の支店長が「現在は世界恐慌の渦中」・・・こんなことを言っても良いのだろうか??? 取り付け騒ぎになったらどうするんだろ??歴史を勉強してるんだろうか?
そもそも銀行の一般顧客向けに、『世界恐慌の渦中』における投資戦略セミナーって・・??

当方は多いにアセり、「さきほど支店長様から『世界恐慌の渦中』という話がありましたが、これは冗談がキツすぎますね。本当に恐慌であれば、銀行が休業になってもおかしくない。昭和恐慌のときのようにね。にもかかわらず本日、当銀行のシャッターが下りずに投資戦略セミナーが行われているわけですから、これはやはり恐慌まで心配する必要はなしと考えますよ」と対応しました。

おそらく当該支店長は、「時事問題」のつもり。最近新聞に「100年に一度の金融危機・恐慌?」と書かれているので、それを「旬」な話題として軽く話したのでしょう。

本件について本人は、自分の発言のネガティブさにまるで気が付いてない。あまりに平和、お気楽。当事者意識なさ過ぎでびっくり。まあ、こういう人はごく一部なんでしょうけどね。

少なくとも、メガバンクの支店長のあいさつではありえない話でしょうね。

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