脳にいいことだけをやりなさい

浜口です。相場がないので年末年始読書ネタを。

去年11月頃、書店で「脳にいいことだけをやりなさい」(マーシー・シャイモフ著・茂木雄一郎訳)なる本が目に付き、タイトルと訳者に惹かれ購入し、そのまま忘れてました(笑)。これその後、相当売れたんですね。年始にようやく気づいて読んでますが、結構面白い。一読の価値ありと思います。

曰く、最近、脳の「楽観回路」なるものについて研究が進んでいて、人間には「客観的な事実」よりも「ちょっと楽観的に物事を見る」傾向があることがわかってきた。これは人間の前頭葉には楽観的に物事を考える回路があって、その働きによるものなんだそうです。

一例ですが、いろいろな人に「あなたはあと何年生きられますか?」とアンケートをすると、だいたいは平均寿命よりも長い年齢を答える。本当に皆が言うように長生きすれば平均寿命は急進してしまうのでそんなはずはないのだが、皆なんとなく自分は平均よりも長く生きられるだろうと思っている・・・これが現実なんだそうです。

このことは、相場に対する人の反応においても然りと言えそうですね。「客観的な事実」よりも「ちょっと楽観的に物事を見る」傾向・・・・人間の性を理解し、自分をコントロールしないとね。

私???かねてから相場に関し、人間が持つ思考のバイアスを重視してます。ゆえに相場が下がった状況では見方を楽観的に、上昇した状況では見方を慎重になるようなバイアス、つまり逆張りバイアスをかける・・・これを自分の癖にしてますけどね。

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