下値での指値の買い注文というが・・・

浜口です。本当はこの書き込みは昨日のほうが良かったのだろうが・・・

昨日(3月5日の)日経朝刊マーケット総合一面に、「下値での買い注文増加」の記事がありましたが、少し???という気がしました。以下に記事を引用します。

「市場で話題を呼んだのが、下値での指値の買い注文の多さだ。東証一部全体で通常なら取引時間中に5-6億株だが、この日は8億超株に増加。これらが公的年金の買い観測を呼び、売り込みにくさにつながったという。」

『下値での指値の買い注文の多さが、公的年金の買い観測を呼んだ』というところなんですが、???本当にそうかな?と思うんですよね。

公的年金のファンドを運用してましたが、株の注文で指値をすることは、実施はほとんどないと思うんですけどね。
1990年代後半当たり以降からわね。

たとえばファンドマネージャーが新日鉄を100万株買いたいと思えば、社内のトレーダーにそれを伝え、その注文を受けた証券会社側トレーダーが少しづつ場にある(板にある)株を買っていく・・・・こういったスタイルがほとんどなんです。VWAP(Volume weighted average price)注文と言われるものがありますが、これが該当しますね。

下値で指値の買い注文を出してるのは、今は個人ぐらいだと思うんだけどな。

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