浜口です。6月21日付の日経ヴェリタスで、2007.12.01付け当ブログ【コメント返信】同じ月を見ているで、「この株主なんでしょうね?」ということでわかる範囲で説明した、CBNYDFAの「正体」が取り上げられてますね。
CBNYは事務管理銀行たるCiti bank NY、投資家の正体はDFAのほうで、Dimensional Fund Advisers。この運用会社は、シカゴ大学のユージン・ファマ教授らが役員を務める運用会社で、「効率的市場仮説」などの理論に基づいた投資戦略に特徴を持つ。日本では割安な小型株への投資が目立つ。みちのく銀行や香川銀行、秋田銀行など地方銀行の大株主リストにも名前が上がって来るとのことです。まあ、バリューを主な投資スタイルとした運用会社なんでしょうね。
同じコラムにある「ニッポン株式会社の大株主ランキング」(個別企業の上位10位までの株主となっている主体・()内は銘柄数)は、一位が三菱東京UFJ銀行(927銘柄)、以下、日本生命(729銘柄)、三井住友銀行(561銘柄)、みずほ銀行(494銘柄)と続きますが、DFAは108銘柄で、第19位とのこと。結構なもんですね。
CBNYDFA株主になっている銘柄は当然、彼らの基準で投資妙味大のバリュー株ということになります。彼らの投資哲学が具体的にはわからないので推定ベースではありますが、バリューを主に資産ベースで計り(いわゆる資産バリュー株)、逆張りで買っているイメージか?要注目ですね。
ところでファマ教授って、証券アナリストジャーナルでよく論文が引用されているFama氏のことかな?
浜口様
貴重な情報ありがとうございます。「四季報」をチェックしましたが、今回もかなり動いていますね、おそらく3月の暴落時に買い(または売り)をいれたんでしょう。いずれにしても心強い限りです。アツギも買い増ししたようですしね。