空前の需給相場が始まった???

浜口です。ドイツ証券ストラテジストの武者氏が、6月12日付でまたまた強烈なレポートを出してますね。タイトルは「空前の需給相場が始まった・・・現金氾濫、資産価格大バーゲン、100年に一度の好需給が現出した」(!)一部引用しますと:

・ 空前の需給悪⇒株安⇒景気悪化という経路の反動、空前の好需給⇒株高⇒景気回復があるのではないか。年内リーマンショック前の日経平均13000円をうかがう動きとなろう。

・ 株高がうれしいサプライズの起点となり、今や大幅な株高に続くV字型景気回復も十分にあり得ると想定するべきではないか。

とのことです。常軌を逸して売り込まれたリスク資産の反騰が、過剰流動性の渦中、怒涛のごとく始まり、それが好景気につながるといったロジックです。投資家の多くは(?)と感じるところでしょうが・・・・。当方は、メインシナリオではないにしろ、楽観シナリオのひとつとしてそれほど違和感はないが。

ここまで書いて「日経平均13000円」というのは志が低いと考える向きもいるでしょう。しかしそれでも、年間上昇率は3月のボトムからすれば90%近くになる。これまでの日経平均の最大上昇率は1972年、過剰流動性相場の100%近くであることを勘案し、さすがにそれを上回る上昇率を想定するのは・・・・という発想の元、「日経平均13000円」が出てきたものと、当方は推定します。

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