三井住友FG

浜口です。本日は銀行株が下落していますね。悪役は三井住友FGで、引けは4050円、6.9%のマイナス。他のメガバンクもつれ安。

三井住友FGのファイナンス額が当初見込まれていた8000億円から9000億円に増額するのでは?との観測が悪材料視されたとの解説が聞こえています。しかしながらこれは、株価が上昇したことに伴う額の増加で、おそらく発行株式数が増えたことに起因するものではないのでしょうから、個人的には理解に苦しみます(開示によれば、オーバーアロットメントも含めて2億3500万株を発行し、発行総額は約9230億円となるとのこと。これは最終的には、発行株式数も増加するという意味なのか?)。

当初このファイナンスの値決めは6月15日~17日の株価で決まるといわれていましたが、本日引け後に、いきなり3928円に決まったようです(オーバーアロットメントの件も含め、どうも引き受けの決定メカニズムが、部外者にはわかりづらいのですが・・・)。

本日、発行価額が決まったということは、目先の悪材料で尽くしで明日から再度上昇開始・・・・となるのでしょうか?

一般論でいえばこの考え方は、楽観に偏ったものです。しかしながらこのような安直な想定どおりになったら・・・・

あらためて「マーケットは強い、好材料に反応しやすい地合い」という後講釈が聞かれる事になるんでしょうね。さあ、どうなるか??

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