先般、アメリカの「バッドバンク」構想は?で書いた件、その翌日突然アメリカ当局からアナウンスがあり、びっくりしました。趣旨は以下。
・ アメリカ財務省は現地時間8日、国内金融機関から不良債権を買い取って金融安定化を狙いとする「官民投資計画(PPIP)」の運用を担当する9社を発表した。
・ 当初は最大1兆ドル規模の不良資産買い取りを目指すとしていたが、金融市場に回復の兆しが見えてきた事情もあり、400億ドル規模への縮小した模様。
規模縮小、よろしくない。
景気が良くなると、貸し出しは伸びて当たり前ですよね?でもこれだと米金融機関の信用収縮は続き、銀行貸し出しが延びない可能性が。ここもとの米国の景気指標の改善傾向の鈍化、株価下落の背景に、やはりこれがあるのでは?株式に慎重なスタンスを取りたくなる材料。
足元では、先進国は株価下落、中国A株は年初来の新高値近辺。中国は米国とは逆、貸し出しが延びてますよ。
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